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中国のスキーマーケット、2025年には1兆元規模に

 昨年ISPOというスポーツ用品展示会組織のイベントにセミナー講師として招待されたことがあります。私は中国のスポーツ産業全体についてお話ししたのですが、その他の方はスキーに関するテーマがメインで、中国人講演者もスキーをテーマにしていました。これからスキーはねらい目ということだったのでしょう。実際のところはどうなのか。2016中国スキー産業白書なるものが発表されました。それによりますと、2016年に中国のスキー場は78か所増加して646か所に。スキー人口も延べ1510万人に達し、前年比20.8%増と伸ばしてきています。適当に引っ張ってきたのですが、2012-13年のスキー人口が1150万人くらいなので、2016年の1510万人というのは理解できる数字ですね。

 

中国スキー人口

 

 日本のスキー場数は観光庁が2年前に行った調査では517か所を対象にしているので、まあ1000か所もないでしょう。ここで日本のスキー人口を見てみましょう。

 

日本スキー人口

 

 ピークと比べて半分以下に落ちてしまってます。ピーク時期は1998年でバルブ時期というわけでもないですね。最近はスキーははやらないのでしょうか。これにつれて用品販売も減少しています。

 

日本用品

 用品販売はバブル末期の1991年がピークで、なんといまやピーク時の4分の1まで減少してます。日本国内だけで勝負してたところは全然ダメダメになってしまったでしょう。やっぱり海外やらないとね。

 

 さて、また中国に話を戻します。マーケットを見ると北京が最も大きく、スキー場24か所と全体の3.7%に対して、スキー延べ人口は171万人で全体の11.3%。次いで、黒竜江、河北(85万人から122万人に43%増加)、吉林(96万人から118万人に23%増加)のスキー人口が増加してます。

 

 用品を見ますと、レンタルスキー板(+38.57%)、ベルトコンベヤー式リスト(+37.54%)、増雪設備(+29.50%)及び圧雪車(+24.24%)の数量は増加しており、そのうち増雪設備と圧雪車の輸入品の比率が高く、レンタルスキー板も輸入物の伸び率のほうが国産よりも高くなっております。

 

 スキー人口も増えていくでしょうし、それにつれて用品市場も大きくなっていくでしょう。2025年にはスキー産業の総規模は1兆元に達するといわれています。今後楽しみなマーケットですね。

中国の女性アイドルグループ

 AKB48が2005年12月よりスタートし、もうじき満11年になりますがが、いまだに人気は衰えていません。「会いに行けるアイドル」をコンセプトに専用劇場で公演をスタートし、初回公演はなんと7名しか来場客がいなかったのが、その後大きくブレイクし、日本のみならず2011年にインドネシア・ジャカルタのJKT48、12年から中国・上海のSNH48、今後は台北、マニラ、バンコクにおいた新たなグループ発足も計画されています(ちょっと頓挫気味ですが)。中国では上海のSNH48の姉妹グループとして、北京市を拠点とするBEJ48、広東省・広州市を拠点とするGNZ48の結成が発表されたが、その後日本側と中国側で契約トラブルが発生し、今ではSNH48をはじめとする中国のグループと日本側は何ら関係がなくなってしまっているようですね。

 

 中国の芸能界において女性グループといえば女子十二楽坊を思い出す人がいるでしょう。ところが女子十二楽坊の人気もそれほど長続きせず、またそれ以降ブレイクしたといえる女性グループは現れていないように思います。それでもSNHは比較的成功している部類に属し、SNHがAKBのコンセプトを活用したのと同じく、このコンセプトを活用した別グループもいくつか現れるようになってきています。そのうちの一つで以前紹介した上海、北京及び成都を拠点に活動している蜜蜂少女隊ことLady Beesというグループがいます。

 

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 Lady Beesは中国のテレビ局が韓国のエンタメ企業と一緒に制作したリアリティショーを勝ち抜いたメンバーで組成され、その後順次訓練生という名目で上海、北京、成都チームにまで拡大しました。AKBと同じく専用劇場を持ち、週末ごとに各拠点にある専用劇場でライブイベントを開催しています。上海会場を見る限り残念ながら今のところ客席はまばらですが、メンバーを見るファンの表情は日本と同じく、まさに「会いに来た人たち」の姿です。韓国企業がプロデュースに関与しているが、世界観としては日本の今のアイドルに近いように思います。

 

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 90年代後半に小室哲哉氏が東アジア圏での音楽事業を展開しましたが、ほどなくして撤退し、中国の音楽ビジネスって難しいんだなあと感じさせられた。当時は海賊版が蔓延し、版権意識も今よりもずっと薄く、ビジネスの難易度もかなり高かったことかと思います。それがいまや日本のコンセプトを取り入れる女性グループが現れ、時代も様変わりですね。中国のエンターテイメント業界ではハリウッドの映画制作会社を買収したり、実際に中国俳優がハリウッド映画に出演したりするようになり、一定のプレゼンスを発揮するようになってきており、近頃では中国大陸発の若手歌手・グループも徐々ではあるが頭角を現すようになってきているようです。女性グループについては日本を含む海外テイストで味付けしたグループで売り出そうとしているように思います。ということは、今後エンタメ分野で日本企業がより関与できることもあるかもしれないですね。

中国でも徹底するアメリカ企業の版権意識

 実は私プロレスファンです。先日上海で開催されたWWE 2016 Chinaに観戦してきました。会場はメルセデスベンツアリーナです。

 

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 中国でプロレスなんてまだまだと思っていたのですが、会場付近にはキャラクターグッズを身にまとった人たちが大勢いました。みんな知ってるですなあ。

 

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 このWWEというアメリカのプロレス団体、世界で唯一の上場している団体で、要するに世界一の規模を誇る団体です。さすがのこの団体も以前上海で開催したときは会場を埋めきることができず、今回も満員というには席が空いてましたが、中国人選手が参戦するせいもあってか比較的埋まっていたと思います。ただ、人の入りが悪い割には盛り上がっており、来場者は結構コアなファンが多かったのではないかと思います。中国の動画サイトPPTVでも番組を流しており、こうした活動を通じてコアなファンを着実に増やしていることから、今後の可能性を感じました。7月に日本の両国国技館で開催されたは満員でしたので、日本と中国ではまだまだプロレスに対する理解度に差があるといえるなかで、なかなかの健闘ぶりといえるでしょう。

 

 それとともに気になったことが一つ。以前蔡依林という台湾人の歌手が同じくメルセデスベンツアリーナでライブを開催したときのことです。ライブが終了し帰途につき時に見かけたのがこれです。

 

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 グッズのコピー商品を販売している光景がたくさん見受けられました。きっとWWEもこんなかなあと思っていたところ、そうではなかったのです。オフィシャルショップが出店されていたのです。

 

 wwe

 

 コピー品を売る人は一人としていませんでした。これがアメリカの版権意識か!推測に過ぎないのですが、イベント開催に当たってコピー品はまかりならぬと相当言いこんでいたのではないかと思われます。ここで制限してもタオパオでは正規品の10分の1くらいの値段で相変わらず売ってます(もちろん品質は劣ります)ので、完全に抑え込んでいるわけではないですが、すくなくともイベント開催時にはまかりならぬという姿勢でいるというのがよくわかりました。果たしてこれはアメリカ企業だからここまで徹底したのか。それとも最近はこういう傾向にあるのか。はたまたその両方なのか。いずれにしても前向きな傾向ではありますね。

世界女性芸能人収入トップ10に中国芸能人がランク入り

 Forbesで世界女性芸能人収入トップ10なるものが発表されており、この中に中国人女優の範氷氷が2年連続でランク入りしています。では、ランキングを見ていきましょう。

 

第1位  ジェニファー・ローレンス:4600万米ドル

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第2位 メリッサ・マッカーシー:3300万米ドル

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第3位 スカーレット・ヨハンソン:2500万米ドル

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第4位 ジェニファー・アニストン 2100万米ドル

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第5位 範氷氷:1700万米ドル

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第6位 シャーリーズ・セロン:1600万米ドル

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第7位 エイミー・アダムス:1350万米ドル

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第8位 ジュリア・ロバーツ:1200万米ドル

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第9位:ミラ・キュニス:1100万米ドル

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第10位 ディーピカーパードゥコーン:1000万米ドル

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 そうそうたる名前が連なってます、といっても個人的に知らない人ばかりなのですが。でも範氷氷はもちろん知ってます。よくCMや広告で見ますから。カタカナの芸能人はほとんどアメリカ人でしょうか?アメリカのコンテンツはアメリカ以外でも受け入れてもらえる部分があるので、このようなランキングでは有利かと思うのですが、その中で中国人である範氷氷が入るというのは大したものであると思うのと同時に、中国人芸能人のギャラがかなり高騰していることが想像できます。中国人でも中華圏まで影響力を及ぼすことができるでしょうしね。そういえば2年半くらい前に「中華圏スターの映画出演料」という記事をアップしたことがあります。この時に記事に書いた内容だと日本の芸能人のギャラが完全に中国芸能人に負けていることが分かります。範氷氷の映画一本のギャラが800万元(約1.2億円)もしますね。年間で1700万米ドル稼ぐのもわからんでもないです。この世界でも中国マーケットの重要性がうかがえます。先日書いたアイドルユニットもそうですが、こういうのが一発当たると大きいと目論んでのことでしょうね。日本の芸能人だと言語の問題もあるので、ある程度までは受け入れられたとしてもここにランク入りするくらいまではちょっと難しいような気がしますね。ビジネス的には日本人芸能人を売り出すよりも中国人芸能人をプロデュースするほうが現実的でしょう。

上海SNHの対抗馬?日系スーパー内の劇場で活動するアイドルグループ

 2か月ほど前にAKBが中国で勝手に姉妹グループ設立したことを問題視したことを契約違反としてSNHとの関係がおかしくなったという報道がありました。日本のアイドル文化が輸出されたという面白い取組だったのですが。真相はよくわかりませんが、あまりいい結末を迎えなかったようです。

 

 SNHは引き続き活動しているわけですが、上海の日系スーパーであるアピタ内(細かく言うとアピタが入っているモール)を歩いていたところ何やら劇場らしきものを見つけました。以前一度SNH劇場に行ったことがあるので、それと似ているなあと思ったら蜜蜂少女隊(ladybee)なるグループの劇場でした。内部はこんな感じです。

 

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 SNH劇場の雰囲気とほぼ同じです。そしてグループメンバーはこんな感じです。

 上海

 

 上海以外にも北京のグループと成都のグループがあり、成都には劇場もあります。北京のメンバーはこちらです。

 北京

 

 成都のメンバーはこちらです。

 成都

 

 次回の上海公演は五日と調べたところ、早速見つけました。チケットは80元、128元、168元の3種類です。

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 この蜜蜂少女隊(ladybee)なるグループ、SNHの対抗馬のようですが、カラーは異なると思います。ややセクシー色が強くて、KARAや少女時代の雰囲気に近いように思います。

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 キャプチャ

 

 誰がプロデュースしているのか知りませんが、ひょっとして日本や韓国の芸能事務所が絡んでいるのでしょうか。日本語媒体での情報がほとんどないので、日本の芸能事務所は絡んでないのかな?こういうのが当たるのであればビジネスとして二番煎じ、三番煎じでプロデュースしていくことを考える人も出てきそうですね。

 

 なお、メンバー募集中のようですので、我こそはという人はぜひ申し込んでみてください!

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 年齢は13-20歳まで、身長は160センチ以上、一生懸命パフォーマンスができて、明るくて、積極的で向上心のある人が応募要件となってます!

上海ディズニーランドのダフ屋チケットがありえへん!

 上海ディズニーランドのチケット代、ピーク時価格は499元(約7500円)と東京ディズニーランドよりも高額なのですが、なんとダフ屋がこれよりも安い価格でチケットを売っているようです。上海ディズニーランドの最寄り駅に到着すると、入り口までの500メートルの間に50メートルおきくらいにダフ屋がチケットを販売しています。そのチケット代が上は定価より安い470元、下はなんと200元です。オープン間もない9時ごろが最も高く、11時や12時くらいになると200元まで下がってくるようです。上海ディズニーランドのチケットは身分証明書とリンクしているはずなので、ダフ屋から購入するチケットで入れないのではないかといぶかる人がおり、それに対してダフ屋は入場できてから電子マネーで払えばいいとの誘い文句で営業をかけ、これがまた実際に入場できてしまうようです。一時は1000元にまで値上がりしたといわれている入場チケットが現在ではこの状況、当初の目論見よりチケットがさばけていないことによるという見方がありますが、上海ディズニー側はチケット販売状況は満足できるレベルにあるとコメントしています。なお、タオパオで検索すると220元でチケットが販売されているのを見つけました。

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 これも驚きなのですが、更なる驚きがあります。上海ディズニーランドの従業員に対して年間12回まで家族の無料入場という福利厚生があるようなのですが、なんとこの権利が販売されているようです。ダフ屋の仲介でこの権利を購入すると、従業員が従業員通路から入場させてくれるとのこと。なんでも商売にするなあ。上海ディズニー側は従業員に対するこの種の福利厚生の存在は認めているものの、まだ実施していないとコメントしているようですが、はたして何が本当のことやら。そして現場でダフ屋が仲介する以外にもネット上でもこれが販売されているのです。これです。

 

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 うわぁ、ありえへん。こんなのがが蔓延すると一つ一つのアトラクションごとにチケットを確認するというような取り締まりが行われるようになるかもしれません。こんなことになったらめんどくさい。このほかにもファストパスや再入場パスも販売されているようです。わけがわからん。

 

 身分証明書に登録をして初めてチケット購入できるというダフ屋を防ぐための施策がワークしていないことも驚きですが、従業員家族の優先入場の権利まで売買されているとは。ほんとなんでも商売にするなあ。

スポーツコンテンツを通じて市場開拓

 私は格闘技ファンなのですが、今や世界最大の団体といってもいい米国の総合格闘技(MMA)団体UFCが売却されました。すでに米国のハリウッドの芸能マネジメント会社WME-IMG率いるグループに約40億ドル(約4100億円)で売却されたことが報道されています。前オーナーは200万ドルで買収したのを40億ドルと企業価値を2000倍にまで引き上げての売却です。正式な発表に至るまで、同団体の買収には複数の投資家や企業が手を挙げていましたが、その中に大連万達グループ、チャイナ・メディア・キャピタル、テンセント・ホールディングスが出資する会社も候補に挙がっていました。結果的には米国の会社により買収され、正直なところ多くのMMAファンはほっとしたのではないかと思います。中国にもMMAを行っている団体はありますが、そもそも団体の規模が違いますし、今回名前の挙がっているところはMMAとは関係のない企業でした。

 

 さて、UFCは世界最大ですが、アジア最大となるとONE Championshipというシンガポール資本の団体があります。アジアでは90%以上のシェアといわれていますが、UFCと比べるとまだまだ全然小さい規模です。今のところ選手はアジア人が主体ですね。ここにシンガポールのファンドが数千万ドル規模の投資を行い、そしてこの資金を活用して中国市場を開拓し、市場拡大を図ろうとしています。まずは70名以上の中国人選手と契約したとのこと。こういうのって地元スターがいないと盛り上がらないですからね。これは中国資本による投資ではないですが、中国市場に目を向けたものであることには違いありません。スポーツコンテンツを通して稼ぐということを狙っているといえます。違う競技ですと中国企業がサッカーチームを買収したりしていますが、これには自社の知名度アップ以外にはやはりコンテンツの確保というのを狙いにしているのでしょう。コンテンツといえばアニメやドラマや映画ばかりを想像してしまいがちですが、中国もスポーツコンテンツに目を向けるようになってきているのですね。そういえばだいぶ以前に中国資本によるk-1への投資話というのもありましたが、とん挫したのでしょうか。

 

 スポーツコンテンツに目が向けられるようになるということは、ファン以外の人の目にも止まりやすくなるということ、つまりファン層の獲得につながることが期待されます。日本発のスポーツコンテンツの権利を買ってもらえないですかねえ。その権利を中国国内に限定すれば日本側としても問題はないでしょうし。そういうはないがあれば面白いですね。

 

 

 

 

上海ディズニーのファストパスパッケージ

上海のフリーペーパーでこんな広告を見つけました。

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ここ最近の入場チケット価格を見ると平日も休日も499元、これがVIP入場とファストパス付で1,400元(約22,000円)になります。3倍近くですね。休日だと1,700元(約27,000円)。一般的なファストパスは園内の游客服務中心で受け取ることができるのですが、毎日の数量に制限があります。ちょっと調べたところ、ファストパスは無料で、普通は3つのアトラクションまでがとなっているようです(間違っていてら指摘してください)。そう考えると、VIP入場+7大アトラクションというのは普通に行く分には無理ということで、このサービスはそこに価値があるということですね。

 

気になったのでまたちょっと調べたところ、5人分で12500元のVIPチケットというのもあるようで、なんと一人2,500元!約4万円ですよー!これだと通常のファストパスに加えてスタッフが写真を撮ってくれたり、アトラクションのバックステージに連れて行ってくれたりというのも含まれているようです。それにしても高すぎるよなー。5人家族だと20万円。それでも値段に見合う価値ありと考える人が多いようです。自分はさすがにこんな高いチケット買うことないだろうなあ。

 

そういえば、空港のパスポートコントロールを優先手続きしてくれるサービスというのも以前ありました。今でもあるのかなあ。来客に備えてこのサービスをあらかじめ手配し、外国から来た人に対して、「この人はこんなことまでできる凄い人脈の持ち主なんだ」と勘違いさせることができたりします。実はお金で解決できていたんですよねー。

 

優先してもらう、つまり順番抜かしは結局お金次第なんですねー。

上海にできたばかりなのにまた新たなディズニーランド?

 上海ディズニーランドがオープンしてから一週間余りたちました。多くの来場客が詰め掛け、日本のメディアでも話題になっていますね。中国ではやたらとショッピングモールを作るという動きがあり、今でもまだ収まってないと思うのですが、ここ最近はテーマ―パークを作る動きが結構盛んです。中国のテーマパークの現状を見る限り、よほど気合を入れないと儲かりそうもないのですが、でもテーマパークなのです。やわらかい話も含めると私のところだけでも二つ三つはなしがあったりするくらいです。

 さて、そのディズニーランドですが、なんと成都にも作るという噂が出ています。これに対してディズニー側は、「何のいわれもない推測や噂に対してはコメントしない」とのコメントを出しています。

 

 ではなぜ成都なのかというと、こんな文書が出回っているからです。

 

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 この文書を見ますと、「しっかりと橋渡しを行い、できるだけ早く会い、積極的に勝ち取ること」なる表現があり、この表現を見る限り、成都側の一方的な思いではないかと思われます。そしてよくみますと慌てて作成した文書なのか、単に知らなかったのかわからないのですが、ディズニーの中国語表記が「迪士尼」のはずが、「迪斯尼」となっています。メディアではもう一つ突っ込みを入れていて、「中国で二番目」という表現にケチをつけており、中国には香港と上海にあるから次は3つ目だということなのでしょう。

 

 ヤフコメのようなコメント欄に、「どうしてディズニーは最もにぎやかな場所を選んだのか?寂しい西部に作ることを勧める。そうすれば多くの関連施設がおのずと建設され、現地の経済を進行させることができる。アメリカのカジノ建設と同じ考え方を学ぶべき」とあります。考え方としてわからなくもないですが、ディズニーというブランドを考えると中国であれば北京か上海しかないでしょう。ディズニーであるかどうかはともかく、地域振興という考え方もあるのであれば、地方にテーマパークを作ろうという動きはしばらく続きそうなので、ビジネスチャンスもありそうですね。

中国のコンサートチケットは高い!!

 中国のコンサートチケットは高い印象があります。ちょっと中華圏の有名どころを見てみましょう。

 まずはアジアナンバーワン男性歌手といってもいいでしょう。台湾のJayこと周傑倫が7月1-3日の3daysで上海メルセデスベンツアリーナでコンサートをを開催します。チケットはすでにすべて売り来てますが、価格を見ていきますと最も安いチケットが580元(約9,800円)、そして880元(約14,800円)、1080元(約18,000円)、1580元(約26,600円)、2080元(約35,000円)、めちゃめちゃ高いと思いません?

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 次もまた台湾人歌手、キロロの曲をカバーしているので、今日くらいは聞いた人は多いと思います、劉若英です。歌だけでなくドラマにもよく出ています。買おうと思っていたのですが、やはりチケットが高い!最も安いのが380元(約6400)、続いて680元(約11,400円)、880元(約14,800円)、1280元(約21,500円)、1580元(約26,600円)。これを見る限り残っているのは最も高いチケットだけ。購入断念。  

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 そして次も台湾人歌手、活動拠点からして香港カテゴリーのほうがいいかもしれません、周華健です。280元(約4,700円)、380元(約6,400円)、580元(約9,800円)、680元(約11,400円)、880元(約14,800円)、1280元(約21,500円)、上の二人と比べると低めの設定になっていますが、それでも決して安くありません。

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 ちなみに私が昨年日本武道館でいったデフ・レパードのコンサート、一番高い席だったのですがそれでも13,000円でした。来月カルチャークラブが東京と大阪にやってくるのですが、大阪のチケットは15,000円と25,000円の2種類。この辺でようやく追いつく感じでしょうか。全盛期の時代が異なるアーティストたちのチケット価格ですが、比較するとわかるいやすいのではないでしょうか。

 

 さて、これだけ高いコンサートチケット、やはり諸外国よりも高いといわれています。一線都市といわれる北京、上海、広州、深圳の人でもさすがに高いと感じてるのではないかと思いますが、二・三線都市の人からするとなおさら高く感じるに違いないでしょう。この分野のマーケットが成熟しているところだと、出演者の出演費用は総費用の50%以内と言われており、これに対して中国では75%にもなるようです。出演費用が高ければチケット代が高くなる、当たり前といえば当たり前です。中国での出演費用が高くなるのはなぜか?アーティストのギャラがほとんどチケット収入に賄われるからでしょう。例えば、日本でコンサートを開催する場合、会場内(会場外の場合もあります)でグッズが販売されますが、この収入はかなりばかになりません。CDだって売れます。これに対して、中国だとCDは海賊版が横行しており、そもそも正規版を見る機会すらほとんどありません。また、コンサート会場でもグッズ売り場って多分ないんじゃないでしょうか?少なくとも昨年上海でjolinこと蔡依琳のコンサートに行った時には会場内も会場外もグッズ売り場は見かけませんでした。代わりに見かけたのは海賊版グッズばかり。つまり、基本的にグッズ収入は見込めないということになります。アーティストからするとグッズ収入が見込めない以上、チケット代に転嫁せざるを得ない、それゆえの高額チケットということになるのでしょう。ということは、CDの海賊版が撲滅されたり、グッズの海賊版が撲滅されたりしない限り、ある程度適正な価格になるのは難しいでしょうk。しかし、海賊版を完全撲滅するにはおそらくまだまだ時間がかかるでしょうし、CDなんていまではネットからのダウンロードでスマートフォンに落とし込んでいる人が多いと思いますが、それも無料でダウンロードできるものがまだまだたくさんあります。こんな環境なので、コンサートのチケット代はまだまだしばらく紹介したような高い料金のまま変わることはないでしょうし、これがスタンダードになってしまっているので、グッズ等で稼げるようになる時代が来たしても、チケット代はあまり変わらないかもしれないですね。