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セミナー代金踏み倒し

 11月12日に東京でセミナーをした時の話。この日はゲストスピーカーに内田さんを招いて越境ECに関するセミナーを行いました。受付時にバタバタしないように基本的にはセミナー代金は事前に振り込んでもらうようにしていますが、一部の方で当日にお支払いする方もいます。この日は受付担当も用意して、その仕分けも滞りなく行うことができるものと思っていたのですが。。。

 

 セミナーが終わってからわかった話。まだセミナーが始める前にある人から「お久しぶりです」と声をかけられたのです。いろんな方から同じように声をかけられるのですが、その挨拶してきた方とは以前お会いしたという印象がなかったのです。今までたくさんの人に会ってきているので、そういう人もいるだろうということで気にせずに「どうも」と挨拶を返したのであります。実はその人はセミナーに申し込んでいなかった人なのですが、セミナー入場の受付をしていないことに気付いた受付担当が受付をしようとしたところ、「後で呉さんと打ち合わせがあるので来ました」といい、資料を受け取らず、そして受付登録をせず、当然セミナー代金の支払いも行いませんでした。私自身はセミナー終了後は場所を移動してクライアントとの会食があったので、セミナー終了後に打ち合わせをする予定などそもそもなかったのです。で、その人は結局セミナーを最初から最後まで聞いて、終了と同時に風に用に去っていったのであります。いやあ、こんなの初めてだわ。受付担当としては打ち合わせがあると言われるとなかなか言い返しづらく、しかも私自身もセミナーのスピーカーや司会進行もしないといけなかったので、私に確認することもしづらく、結局踏み倒されてしまった次第であります。結局どこの誰だかわからず、メチャメチャゃむかつく!

 似たようなケースは前職時代にもありました。顧問先は参加費無料としたセミナーです。顧問先でもないのに私がいないときをわざと狙ったのか、顧問先と言い張りやはり代金を踏み倒した企業がいます。会社の名前を聞けばそれなりに知られている企業の人なのですが。どうしてそんなことするかなあ。

 というか、セミナー代金ってそんなにケチらないといかんもんですか?お金に見合わないと思えばそもそも来なければいいだけの話ですし、聞く価値があると思うのであればお金を払えばいいのです。世の中は無料セミナーもたくさんありますので、お金は払えないけど聞きたいというのであればそういうのに参加すればいいのです。

 踏み倒された悔しさはもちろんあるのですが、この程度のお金を踏み倒そうというその企業やその人の行動が残念ですし、どうして情報をとることに対してそこまで必死になってケチろうとするのかなあ。がっかりですし、むかつき度合いMAXですわ。

いろんなお仕事

 世の中にはいろんなお仕事があります。楽しいお仕事、面白くないお仕事、ストレスのたまるお仕事、日本でもそうですし、中国ももちろんそうです。

 

1.成人用品のモニター

 成人用品、いいかえると大人のおもちゃ。もちろんおもちゃだけではなくて、体内にいれるような薬品に近いものもあります。日本だと人目を忍んで買う成人用品。中国でも同じかと思うのですが、なぜか薬局にもあれば軽いものだとコンビニあたりでも売っています。販売ルートだけ見ると需要はかなり多いのでしょうか。もちろんお店で買うのが面倒、或は恥ずかしいという人であればネットで購入する人もいるでしょう。年間3000万人以上もネットで購入するのが増えているとのこと。

 さて、この成人用品ですが、情趣体験師なる仕事、日本語にすると大人のおもちゃのモニターというのが一番わかりやすいかと思うのですが、なんと年収20万元(約400万円)!必要とされる条件はもちろん、「精力旺盛」です!

 

 就業難易度:一つ星

 就業リスク:五つ星

 

 

2.大学進学コンサルタント

 学歴がその後の人生を決めてしまう、中国でもそう考える人は少なくありません、というか多いです。大学生も絶対数の少なかった以前ほど価値はなくなってきたかもしれませんが、それでも大学を卒業するというのは社会に出るうえでの武器であるには違いなく、毎年のように大学ランキングが発表されています。こんな世の中になってきたこともあり、大学進学コンサルタントなる職業が存在しています。

 さて、待遇ですが年間勤務期間は6-8日程度と短く、しかし一回当たり2千元から8万元までと非常に幅の広い報酬体系となっています。8万元クラスの仕事が2本来れば大人のおもちゃのモニターに近い水準になりますね。

 就業難易度:五つ星

 就業リスク:二つ星

 

3.愛人別れさせ屋

 別れさせ屋という職業は日本でも聞いたことがありますが、同じような職業ですね。ただし、ここで紹介されているのは愛人別れさせ屋です。

 2014年の離婚員数は2003年のなんと3倍にまで膨らんでいます。すべてが愛人によるものと思わないですが、こんな職業が紹介されるくらいなのでそれなりにあるのでしょう。金持ちが増えてきたのに伴い愛人ニーズが増えてきたことによるのでしょうか。

 報酬ですが、相談料が100元/h、出勤費という概念がありますが、実際に相手と交渉することを指しているのでしょうか、1万~50万元とこれまたレンジが大きいです。結構稼げそうですが、ストレスも大きいと思います。また、半年以上の研修が必要で、そのコストは30万元も必要とのこと。この職業でここまで投資するのはちょっと割に合わないような気もしますね。

 

 就業難易度:三つ星

 就業リスク:三つ星

 

 

4.投資理財体験師

 日本語だと投資顧問というのがわかりやすいですね。報酬は20万元/年、なかなかです。成績がよければもっと上も目指せるでしょう。

 

 就業難易度:一つ星

 就業リスク:五つ星

 

5.プログラマー奨励師

 うまい翻訳が見つけられなかったのですが、プログラマーにはっぱをかける人のことです。なんでも中国ではプログラマーは20-40歳の幅で分布しており、男性は何と女性の4倍以上もいるとのこと。男性プログラマーに女性をあてがって効率を挙げさせようというものです。漫画家や小説家の締め切りを見張る出版社の人のような存在と言えば聞こえはいいのですが、これに関しては、えらく単純な仕事です。しかしこれがなんと毎月16千から18千元もの収入になります。

 

 就業難易度:一つ星

 就業リスク:一つ星

 

 

 

 いろんな仕事がありますね。ちょっと変わったものもあれば今の中国の世相を表してそうな職業もありますね。

2015中国国際教育展に行ってきました

上海国際教育展なるイベントの視察に行ってきました。各国の色んな大学が一堂に集まり中国人学生の募集に向けてアピールする場と考えればいいと思います。このイベント、今まで行ったことはなかったのですが、今回については山梨学院大学のお手伝いをしている関係もあって行ってきたのであります。

 

人気はやはりアメリカ。

 

 

イギリスもまあまあか。

 

 

ざっと見た感じ、ドイツ、カナダあたりもかなり力が入っていたように見受けられます。後面白いところでは金融機関のブースも見られました。留学にあたって資金が必要な場合のファイナンスのお手伝いをアピールしていました。なるほど。

 

さて、我らのブースです。

 

 

山梨学院大学というと駅伝やレスリングといったスポーツの印象が強いかもしれませんが、実は国際リベラルアーツ学部というのを設立し、ここに来てもらう学生を集めようとしているのです。秋田にある秋田国際教養大学をイメージしてもらうのがいいかと思います。山梨学院大学国際リベラルアーツ学部(iCLA)は人学年の定員が80人、このうち留学生を約半分、授業はすべて英語、そして教授陣もそうそうたるメンバーです。日本に来る留学生は大学に行きつつアルバイトもする人も多いですが、ここではアルバイトなんてする暇はなく、勉強付けになります。今までの山梨学院大学とは異なるイメージ、コンセプトの学部です。何分初出展であり、できたばかりの学部で知名度的にもまだまだこれからですが、中国の色んな高校に一軒ずつ当たるという地道な活動も着々と成果が出つつあり、今後の可能性が大いに期待できそうです。

超日本びいき・台湾びいきの中国人

 たまたまとある中国人と1対1で食事をする機会がありました。中国人といえば最近だと日本は嫌いだが日本製品は好きという人も増えてきていますが、愛国、反日、台湾は中国の一部だ、と主張するのが定番のイメージを持つ人も多いでしょう。ところが、これとは全く正反対の人だったのです。

 

 同じ内容を一般の中国人に話すとアホ扱いされると本人も話していたのですが、言っていた内容としては、

 ・台湾人の気持ちはとてもよくわかる。台湾は台湾、中国じゃない。

 ・蒋介石はともかく、その息子の蒋経国は素晴らしい。

 ・蒋介石はよくなかったかもしれないが、もし蒋介石が勝利していたら中国も今より良かったのではないか。

 ・中国は分裂すべき。

 ・日本人が靖国神社に参拝するのは何の問題もない。戦没者に慰霊すべきは当然のことで、色んな国に同じような場所がある。自分自身も靖国神社に行ったが、素晴らしい施設と感じた。

 韓国のこともいろいろ言ってましたがここではノーコメントとします。とにかく、一般の中国人の口から出る言葉としては異例としか言いようのない内容化と思うのですが、なるほどそうなのかという背景を教えてもらいました。なんでも、その方の父かおじいさんか忘れましたが、国民党の残党だったのだそうです。国民党の残党であったが故に、その後の共産党中国では文化大革命の時代も含めてそれはそれは辛い時代を過ごしたそうです。そしてそれを聞かされて育ってきたとのこと。なるほど、共産党に対するイメージが悪くなるわな。そもそも国民党って全部が全部台湾に逃れることができたわけはなかったのか。そりゃあ100%全員が逃げ切れるわけがないといえばそうなのだが、あまりそのように考えたことがなかったです。

 

 今年2015年はバックトゥザフューチャー2の年ということで、先日DVDを見たばかりです。ほんの少しのきっかけで歴史というのものは大きく変わっていくのですが、現実社会も確かにそうだと思います。彼が言うように、本当に国民党が共産党を蹴散らしていたらどうなっていたでしょうか。そういう小説があっても面白いと思うのですが、中国だと発禁になってしまうでしょうね。

月餅チケットの換金

 毎年中国では中秋節になるとお付き合いのある先に月餅を贈る習慣があります。お中元やお歳暮を贈るような感覚でしょうか。元々は月餅そのものを送っていたのが、いつのころからか月餅の引換チケットになり、引き換え期限が迫ってくると引換所に長蛇の列ができるというのもよく見られる光景です。並んで引き換える人もいますが、チケットそのものを換金する人もいます。要するにダフ屋相手に売ってしまうのですね。前職の時にやはりこれは習慣だから従業員にも配ろうという話がでたことがあったのですが、どうせダフ屋で換金されるに違いないと思っていた私は、そんなの現金で渡すことと変わらないので、そんなの渡すくらいだったらそのお金でみんなで夕食でも食べたほうがいいと言って、夕食会を開催したこともありました。なぜ換金されるに違いないと思っていたかというと、私自身が換金していましたから。

 そもそも中国で月餅が好きという人に会ったことがないのですが、そのあたり皆さんどうですか?つい先日もどこかで月餅が好きという中国人に会ったことがないと中国人に対して言ったところ爆笑されてしまいました。きっと同じように思っていたのでしょう。

 ダフ屋は普段OKカード、或は斯玛特と呼ばれる金券カードを仕入販売しており、額面100元を97元で仕入れて、98元とか99元で販売するよなことをしているようです。金券ショップの代わりを担っていると言えます。あまりにも粗利が低いのですが、よほど回転率が高いのでしょう。ところが、月餅チケットだと仕入れと販売の差額、要するに儲けは大きく跳ね上がります。額面100元の月餅チケットを50元で仕入れて60元で販売する、つまり10元の儲けが出ます。月餅を送るのが華やかだった時代は結構儲かっていたようです。近年は贅沢禁止の流れもあり、高価な月餅が減ってきています。実際に昨年は特に高価な月餅がたくさん売れ残ってしまい、なんでも前年比半分以下しか売れなかったとか。高級月餅を販売するのは主にホテルが多いのですが、昨年の二の舞を防ぐため、今年は以前よりも安価な月餅を用意し、そして国営企業ではなく民間企業や外資企業にターゲットを絞ったこともあり、昨年よりは売り上げが20-30%ほど伸びたとのこと。

 

 月餅チケットの売り上げが伸びたとはいえ、ダフ屋のうまみはなくなっているようです。そりゃあそうですね。高価な月餅チケットがたくさん流通していた時代と、その時と比べると安い月餅チケット、且つ流通する枚数も少ないとなればおのずともうけも減ります。華やかなりしころは毎日100枚くらい月餅チケットを回収することができていたのが、今ではその10分の1くらいの人もいます。それでも街中でしばしば見かけますよね、チケット回収屋さん。

 

 皆さんは月餅チケットを実際に引き換えてますか?換金してますか?

銀聯カードによる海外出金制限の影響は?

 中国人インバウンドで潤っている日本に冷や水を指すようなニュースが出ました。銀聯カードによる出金制限です。

 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150930-00000087-reut-bus_all

 現在は1日当たりの引き出しのみが制限され、上限は1万元となっているのが、

 ・2016年から年間10万元(1万5734ドル)に制限

 ・ビザ<V.N>とマスターカード<MA.N>の発行したクレジットカードでの引き出しも対象

 ・年内の3カ月間は、5万元を上限

 

 いろんなところでこれは今後のインバウンド消費に影響が出そうだという意見が出ています。そんなに影響するのだろうか、という観点からちょっと考えてみました。このヤフーの記事を見ると制限されるのはあくまで現金での引き出し。原文記事も見ましたが、やはり制限されるのは現金の引き出し。つまり、銀聯カードで買い物する分には影響がないということですよね。銀聯カードで海外で買い物することにまで金額制限が設けられると大変ですが、銀聯カードのデビット機能で買い物することまでは制限されません。多少は不便になるでしょうが、日本に来る前にある程度日本円を用意していれば大丈夫なのではないかと。こういう制限ががあるとわかっていればあらかじめある程度現金を用意していくと思うんですよね。それを知らず日本のATMでおろそうするとえらい目に合うでしょうが、少数派でしょうし、最初だけじゃないかなあ。それに家族で行くとそれぞれの銀聯カードに10万元ずつ下せるように残高を振り分けていれば結構使えると思うですよね。とうことで、真似論対策という見方は理解しますが、インバウンドビジネスに対する影響についてはそんなに心配しなくてもいいのではないかと思われ。

「専車」サービスの危機

 中国の自家用車には使用年限の制限がありません。日本も同じかな?そして、小型タクシーーの使用年限は8年とされており、地方によってはこの制限を6年以下としてはならないとしているところもあります。これで何が影響を受けるかというと、「専車」とう名のハイヤーです。

 

 中国で配車アプリが流行しているのを知っている人も多いかと思います。一般的にはタクシーの配車が多いですが、タクシー以外でも自家用車を使ってタクシーと同じような役回りをしてくれるサービスとして「専車」というのがあるのです。

 

 さて、ここで引っかかってくるのが自動車の使用年限制限です。自家用車であれば無期限、タクシーであれば8年、ということは、自家用車を使って「専車」サービスを提供している人は、自分の持つ自家用車を営業車両に変更しなければならなくなった場合、その使用年限が8年に制限されてしまうということです。そして、実際に「専車」はその属性を営業車両にすべきだという声が上がってきており、《インターネット予約タクシー経営サービス管理暫定弁法》なる通達が公布されると言われています。そして、これに基づいて「専車」サービスを提供している自家用車が営業車両に変更しなければならない可能性が出てきます。自動車の属性変更により、使用年限以外のもう一つの問題として自動車保険の問題があります。自家用車よりも営業車両のほうが保険料が高いのです。

 

 実際に「専車」サービスを提供している車の車種は自家用車が90%以上を占めていると言われています。ということは、現在自家用車を使っている人がわざわざ使用年限が制限される営業車両に変更してまで「専車」サービスを提供し続ける人がどれだけいるだろうかという問題が出てきます。あんまりがんじがらめに制限してしまうと、「専車」は生き残れなくなってしまい、既に多くの配車サービスがあるという状況に慣れ切った消費者に対する影響も小さくないでしょう。この問題、どういう方向で決着させますかねえ。

中国の離婚数は363.7万組

 以前も似たようなことを書いたことがあるのですが、今日も中国の離婚について書いてみます。

 2014年1年間の離婚数は363.7万組、このうち円満に離婚できたのが295.7万組、裁判まで行ったのが67.9万組もいます。2割近くなので結構多いです。イラストを見ると不動産の帰属による紛争が多そうですね。

 

 

 離婚数の推移を見ますと、2010年を境に急激に増加していることがわかりますが、なんと80年代の10倍にも増加しています。

 

 離婚数は増加していますが、婚姻期間は長くなっています。日本と比べて男女間経済格差は小さいと思うので、女性の経済力がついてきたという理由でもなさそうですし、なんなんでしょうねえ。

 

 平均離婚年齢は40歳ちょっと前です。子供がいるとすると小学生くらいになりますね。

 年齢別に見た場合離婚率は65-70年代生まれが最も高くなってます。

 

 地域別で見ますと新疆、黒竜江、吉林がトップ3、北のほうが離婚率が高くなる傾向にあるようです。

 

 職業別に見ていきますと、一般サラリーマンが最も高くなってます。農業は最も低いですが、一緒にっ作業することで絆が強くなるのか、はたまた田舎が多くて、離婚難点とんでもないという雰囲気なのでしょうか。

 

 さて、最後に、日本でも話題になった不倫サイト(既婚者向け出会い系サイトAshleyMadison.com)、日本の会員は180万人だそうですが、中国での本格的な展開はまだまだこれからのようですが、それでもそれなりに会員数はおり、最も多いのが上海、そして広州、深圳、北京と続いています。いわゆる一線都市がトップ4を占めている形ですね。多分これからどんどん増えていくんでしょうね。

 中国のGDPの成長率は7%程度とよく発表されていますが、お客さん周りをしていると皆が口をそろえてそんあ実感はないと言い、半分の3.5%ならわからなくもないといいます。まあたしかにそうなのでしょう。最近は株価が暴落したりしてちょっと雲行きも怪しくなってきていますが、上半期までの状況を見ると不動産は相変わらずのバブル状態。北京の住宅不動産に関する新聞記事を見つけました。それはそれは凄い金額です。

 

 面積当たりの平均価格で最も高いのが万柳書院で134,847元(約270万円)、一戸あたり平均面積は268.3平米(といっても日本の有効面積の考え方だとこれの70-80%程度)、一戸当たり平均金額は36.2百万元(やく7.2億円)!!!

 

 

 

 株価の下落が不動産にも影響してくるでしょうから、今後この価格も変わってくるのでしょうが、それにしてもバブル。今住んでいるところの近所も全然大したことないのに200万元だ、300万元だという。日本だとタワーマンションを購入できるレベルなのに、こっちだとへたするとエレベーターすらないし、メンテナンス状態もかなりひどい。バブルすぎて気持ち悪いとしか言えない不動産市況なのに相変わらずのこの価格はいつまで続くのでしょうか。気持ち悪いと思い始めてかなりの時間になりますが、ずっと高いままなんですよねえ。

ちょっと怪しげな美術品取引

 中国で美術品を売りたいという日本の友人に頼まれ、美術品取引の会場について行ったときのことです。美術品は大変高価なため日本から持ってこず、写真のみを用意しました。会場に到着して連絡を取っていた担当者にその写真を見せたところ、現在中国では美術品が大変人気で、日本で売買されるよりも高額で取引されるという非常に期待感を感じさせる返事が返ってきました。今後の売却までの流れを確認したところ、まずその美術品を取り扱うための前提として真贋鑑定をする必要があり、そこで500元の費用を請求されました。べらぼうな金額でもないので鑑定することに同意し、それからしばらく待たされることとなりました。待たされている間に担当者が入れ代わり立ち代わりやってきては、こちらが用意した写真を見て「こんな素晴らしいものはない、かなりの価値がある」といってきます。言ってきた金額はこちらが販売したいと思っていた金額の何倍もします。そのうちこの会場は美術品の直取引が行われる場所かと思っていたが、実のところはオークションを行う会社の商談会であることがわかってきました。そして、オークションにかける場合の手数料として、鑑定書を発行する必要があり、これとは別に成約手数料が7.5%、出品物の宣伝費用として販売予定額の1%が初期費用として発生するとう説明を受けました。まず、初期費用が結構な金額になること、そして真贋鑑定を行いながら鑑定書を別途発行すること、その会場に展示されている美術品や展示棚がみすぼらしく、商談会という割には買い手と思われる人の姿が全く見えなかったことから、時間が経過するとともにこの会場で行われているやり取りの全てが疑わしく感じられるようになりました。商談会の主催会社は資本金が1000万元と一応の規模を持つ会社であり、また入居しているビル自体も多くの有名企業が入居しているオフィスビルであり、会社自体はしっかりしていると思われたが、どうにも怪しく感じられました。

 オークションを行う会社にはオークションの意味を表わす「拍売」という文字が社名に含まれている必要があります。調べてみたところ、この商談会の主催会社名にはこの2文字が含まれていません。案の定経営範囲にはオークションが含まれていません。オークション自体は別の会社の女木でやるのかもしれませんが。また、同社のウェブサイトには「国内外の数名の有名収集家及び大型芸術品投資機構が共同発起設立した株式制集団公司」とあるが、登記情報を見たところ出資者が2名、組織形態は股份公司ではなく有限公司会社でありました。

 さらに色々と調べてみますと、中国ではこのような会社は少なくなく、詐欺的なケースでは真贋鑑定料500元でひと稼ぎ、鑑定書発行でまたひと稼ぎ、その後オークションプラットフォームに乗せるための初期費用等名目でまたひと稼ぎ、これらを払ったはいいもののいつまでたっても取引が成約するわけでもなく、あたかも費用さえ払えばそう遠くないうちに成約すると思いこまされていただけということに最後に気付くことになります。

 気の緩んだ人や欲の皮の突っ張った人だとついつい相手の勢いに飲まれて契約してしまうかもしれません。どうしても海外に出てしまうと気が緩んでしまうような人がいますからね。海外であるが故により気を付ける必要がありますね。