呉明憲コンサルタントの中国ビジネス日記

中国を中心としたビジネスの最新情報を上海・東京・神戸を拠点に活動する株式会社 TNCリサーチ&コンサルティングの呉明憲が紹介します。

商社マンOBが中国をふり返る ~本音の中国を語ろうその4

私「その金銭のやり取りは北京、上海、広東とでは違うのですか?」

M「北京は政治のお膝元故、取り締まりもそれなりに厳しいでしょう。上海は欧米の風潮あり、金銭の扱いには厳しい面が有ります。中国では俗に“北京愛国、上海出国、広東売国”と言われているね。北京は政治の中心で愛国談義をする、上海は欧米の風潮が強く、憧れからとにかく中国は嫌だ、出たい!と願望する人が多い。広東は国家なんてどうでも良い、銭、銭で行こう!と言う輩が多い。南に下る程程度が低くなるという事で北京人は又上海人は広東人をバカにしてますな」

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商社マンOBが中国をふり返る ~本音の中国を語ろうその3

私「Mさんは中国での滞在が長い。そしてお仕事を商社駐在以外合弁会社でもされました。このお仕事の過程で実際賄賂を贈りましたか?」

M「鋭い質問ですな。どう答えたらよいか?時効故言いましょう。商社駐在の時は直接金品を送る事は無かったですね。現地法人では、金品の贈りは有りました。先ずは、春節と仲秋節の時は役所に赤い小さな封筒に銭を入れて送ります。初めての時は山東省での電機メーカーと我が商社、中国側との合弁会社を設立して、中国側会社の幹部が役人に銭を送るので了承願いたい、と言って来て、これには私及び日本側は猛反発しましたね。賄賂ではないか!と。中方(中国側のこと)は“長い間の慣習で、しかしこれをしなかった場合、今後ビジネスで不利な立場になる”と脅しをかけて来ましてね。」

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商社マンOBが中国をふり返る ~本音の中国を語ろうその2

私「え!それどういう事です?」

M「つまり、赤痢患者の密告さ。お互い便を見合って便の柔らかい人は赤痢の疑いあり、という事で帰国はすぐできない、と言う事になってしまう。人間極限状態になったら、性欲なんて吹っ飛んでしまう、と森繁さんは言っているね」

私「Mさんの家族も同じ様に酷い目に遭われたんですか?」

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商社マンOBが中国をふり返る ~本音の中国を語ろうその1

 本日からしばらく元商社勤務の方が回顧録として書きとめていた文章をアップしてきます。この方の経歴ですが、1970年代終わりに商社に入社し、1990年代半ばより山東省、1990年代終わりから四川省、2000年からは広東省で勤務され、2000年代半ばに商社を定年退職。その後約5年間独立行政法人に勤務され、その後は大学教授としてもご活躍されました。現在すでに70歳を超えていますので、今となっては昔話となってしまっているようなお話もあります。昔と今とどう違うのか、昔と今も変わらない、いろいろと感じられるところがあろうかと思います。いろんな思いで読んでいただければと思います。一回目は少し長めの文章になります。

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わずか5年で840億円もの資金を溶かしてしまった中古車取引サイト

 昨日の記事でちらっと中古車販売について触れましたが、今日は「人人車」という中古車取引サイトについて紹介します。いっときネット動画を見ようとするとやたらとこの会社の広告が出ていたので、中国の動画サイトを見る人であれば名前くらいは知っているのではないかと思います。このキャプチャを見れば思い出せるのではないでしょうか。

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2018年中国広告市場からもうかがえる中国の景気減退

 今日は中国の広告市場について紹介します。

 2018年の中国広告市場は上半期は前年比9.3%のプラスとなったものの、下半期はぱっとせず、通年で2.9%(▲4.3ポイント)の着地となりました。思ったほど伸びていないです。てっきり調子のいい業界と思ってました。下期が足を引っ張ったということですが、昨年下期から景気がよくなくなり、広告支出を抑えるようになったということのように思われます。うーん、これを見ると景気が良くないといろいろ聞かされますが、やっぱりよくないのかなあ。まあ、そもそも母数が大きいので、ある程度成熟してきて伸び率が鈍るのはわかるのですが。

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春節そうそうトイレが!!!

 中国は今春節、ビジネスチックなネタも枯渇しており、今日はタダの生活ネタを書きます。

 

 実は春節早々実は春節そうそうトイレが詰まってしまいました。よりによってこんなときに。しかもこないだ詰まってからまだ1か月もたっていない。こないだは便器に空気を一回打ち込んでつまりを解消させただけで、行ってみればその場しのぎの処理だったといえます。今回もおんなじ調子でその場しのぎの処理をするとまた一か月もしないうちに同じことが起こるだろうと思い、サービスマッチングアプリでトイレ詰まりの業者を予約しました。料金は2段階あり、ひとつは普通に詰まりを処理するもので258元、もうひとつが便器をいったんどけて、管を徹底的に通すというもので、これが358元。前者の処理だと結局その場しのぎの処理に過ぎないと思いましたし、わずか100元の差で便器を外して管を直接処理するほうが絶対にいいですよね!ということで、358元を選択。2月6日に業者はやってきました。日本の間隔でいうと正月の2日にやってきたような感じです。この時期にやってきてくれるというのは本当にありがたい。ひょっとすると春節明けまで業者は誰一人としてやってこないのではないかと思っていたので。

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2019春節快楽!

 中国では元旦ではなく旧暦で正月のお祝いをしますが、この時期を春節といいます。日本でもこの時期は中国人観光客が大勢やってくるので、多くの方におなじみではないかと思います。

 

 毎年この春節の時期は中国にいてもぼーっとするしかないので、毎年のように日本に行っては仕事をしていたのですが、今年はスケジュールの都合もあり上海で過ごすことにしました。中国で春節を迎えるのは2011年以来実に8年ぶりになります。2011年の春節は中国のどこで何をしていたかを手繰っていくとチベットに行っていたようです。多分もう一生行くことはないかなあ。春節は旅行に出ることが多かったので、上海で過ごした春節となるともういつかはっきりしません。覚えているのは浦東に住んでいた時のことですが、バイクに乗って家に帰っているときに道の両サイドから激しく爆竹が鳴ったことです。爆弾をよけて走り抜ける仮面ライダーのような気分になったことを覚えています。春節本番は2月5日からになりますが、近年上海市街では爆竹が禁止されており、ほとんど見られなくなったという人がいます。おそらくそうなのだろうと思うのですが、今年ようやく自分で確認することができます。時代の流れなのでしょうが、それにしても風情がなくなりましたなあ。

 

 「人生はチャレンジだ、 チャンスは掴め」by ジャンボ鶴田

 

 元旦に引き続きになりますが、今年も引き続きどうぞよろしくお願いいたします!

日本・中国・欧米の企業のお金の使い方

 春節が近づいていることもあり忘年会兼新年会のようなお食事会が催されるシーズンなのですが、お呼ばれされてきました。お客さんとして参加している人はほとんど初対面の方ばかりだったのですが、とある日系企業の中国人マネージャーと話す機会がありました。良くある話なのですが、日系企業のダメダメ具合を特にマーケティング面においてかなり批判的に話してくれたのですが、その中で面白いたとえ話がありました。100万という金を持たされた企業がどのように行動するのか。

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