消費

中国カルフールの今 ~その1

 うちの顧問先のお客さんから「カルフールはもう全然あきませんなあ、昔と全然違いますわ」と何回か聞かされてきていますが、カルフールに行くたびに「確かにあきませんなあ」と感じさせられます。実際にカルフールの中国事業売却の話が何年も前からメディアを騒がせています。

 

 業績推移を見ていましょう。まずは全世界ベースでの売上高推移です。2015年に盛り返したものの、2016年に微減。

 

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 次に、中国の売上高推移です。2014年第2四半期以降ずっとマイナスとなっています。 

 

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 そして、中国既存店舗の売上高の推移です。トレンドは中国全土販売額推移とほぼ同じですね。

 

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 四半期ごとの前年比較ですが、前年を上回っているのはわずかに2013年の第3・4四半期のみ、それ以外はみんなマイナスです。特に2015年第1四半期と同年第4四半期の落ち込みが激しいです。落ち込み幅が減少してきているといえばそうなのですが、それでも5%程度は前年比マイナスです。ミニスーパーのeasyカルフール、Eコマースとも特に目立ってブレイクしているわけでもなく、賃貸の長期契約の期限の到来(継続で賃料が上がる)や人件費の上昇もあわさり、先行き明るくないのが現状のようです。

 

 業界シェアも落としてきています。少し前の数値ですが、トップは高鑫零售(大潤発)で、カルフールのシェアはその半分にもなりません。

 

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 カルフールのシェアは2012年から下落基調にありますが、2009年の時点で売上高が大潤発に追い越され、2010年には店舗数がウォルマートに追い越されています。店舗当たり売上高を見ますと、2016年の大潤発が2.64億元、カルフールが1.58億元とこれまた大きく引き離されています。そして、最近カルフールに出資した永輝超市(テンセントの5%出資先)はシェアを大きく伸ばしている企業であり、なんと2017年にはカルフールとほぼ同じレベルに達しています。

 

 あまりなじみのない永輝超市、いったいどんな会社なのでしょうか。カルフールの中国事業は上述のように不振基調にあり、売却するとかテコ入れしないといけなかったわけですが、おそらくアリババやテンセントに話を持ち掛けたのではないかとみられています。最初にアリババに話を持ち掛けたものの、アリババは高鑫零售に出資し、次にテンセントに話を持ち掛け、結局テンセントと永輝超市からの出資を受け入れることになったわけであります。ちなみにアリババとテンセントは実店舗に対する出資を行っています。アメリカではアマゾンがスーパーを買収していますが、中国でも同じような動きがみられます。永輝超市はテンセント系、高鑫零售や最近話題の盒馬鮮生はアリババ系になりますね。

 

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 日本でもそのうち同じような動きがみられるようになるのでしょうか。楽天やヤフーが同じようなことするかなあ。と思ったら、楽天は西友と、ヤフーはイオンの組むんだった。

 

 では、なぜ中国カルフールはこのような状況になってしまったのでしょうか。書くのに疲れましたので、続きは次回にします。

中国の伸び盛りのアウトレットパーク

 中国でも百貨店は伸び悩み、ショッピングモールも物販スペースが減少して外食モールのようになっているところがありますが、アウトレット業界はまだまだ伸び盛りのようです。全体の売上も関心事ですが、ここでは業績の伸び率のランキングを見ていきましょう。

 

1.売上高伸び率のランキング

なんと売上高を最も伸ばしているのはハルピン杉杉アウトレット、2番手が砂之船(南京)アウトレット。いずれも2015年のオープンなので、2016年は期中からスタートしたわけではなく、年間通しての業績の比較であり、その中でここまで伸ばしているというのが大したものです。しかし、ハルピンですが。その他ランク入りしているアウトレットの所在都市を見ますと北京、深圳、瀋陽、もひとつハルピンがあります。意外といえば意外です。そういえば、北部に住む、資源成金のような人たちは近くでブランド品を購入するところがなく、ハルピンあたりまで遠征してショッピングするという話がありましたが、そういう購買行動なのでしょうか。

 

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2.面積当たり売上高のランキング

 こちらは㎡当たりの販売効率です。トップは年間で78,029元(約132万円)なので、1か月換算だと11万円ということになります。ただし、このリストの中でもこの数字だけが突出しており、第10位の販売効率は41,935元(約71万円)なので、1か月換算だと約6万円程度になります。

 

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 日本のアウトレットと比べてみたいと思ったのですが、SCのデータしか見つけられなかったので、とりあえず日本ショッピングセンター協会が発表している2017年11月の単月の数字と見比べてみましょう。

 

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 中国のアウトレットは伸び盛りのところをリストアップしているので、日本のSCの中心地域大都市と比較してみましょう。坪効率が337千円、㎡に換算すると102千円となります。1で拾ったトップの数字とどっこいそっこいですね。アウトレットとSCで一応は業態が違うので単純比較はできないのでしょうが、結構中国のアウトレットもいい線行ってるような感じを受けます。しかし、売上高伸び率のランキングの第10位の数字だと日本のSCの周辺地域(144千円/3.3=43千円)より大きく、中都市よりもちょっと弱いくらいになります。何が何でもブランド品という人は街中や海外の専門店で購入するでしょうが、リーズナブルにブランド品という考え方の人はアウトレットを選択するでしょう。ブランド志向でありながらリーズナブルな買い物という選択肢、この伸び方を見る限り今後もまだ伸びていきそうですね。

ミニカラオケに行ってきました!

 ちょっと前に話題になった中国のミニカラオケ。何度も横目で見てきましたがついに行ってきました。以前にも紹介したことがあります(中国の1人カラオケはガラス張り)、外観はこんな感じです。

 

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 椅子が二つありますが、スペース的にはもう一人詰めれば入ることができます。でもまあ密室ですね。歌のリクエストは画面を操作するのですが、お金の決済はもちろん電子マネーです。コインをちまちま入れることなんてありません。料金体系はこちら。

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 曲数ではなくて時間制になってます。15分で25元(420円)、30分で45元(760円)、45分で60元(1010円)、60分で75元(1270円)、90分で90元(1520円)と、決して安くはありません。よく見ると一回で使い切ってしまわないといけないものなので、ちょっと長い時間を購入するのは難しいですねえ。だいたいショッピングモールの中に入っていることが多いので、ちょい飲みならぬチョイ歌いがニーズでしょうし、椅子も二つしかないのでさすがに90分ぶんを購入することはないでしょう。待ち合わせの時間調整なんかにいいかもそれないですね。

 

 さて、試しにチケットを購入する作業を進めたところ、ここまで来たら歌わないといけないでしょう。とりあえず熱唱しました。

 

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 購入時間分を消化すると終わりなのですが、ミニカラオケのサービスはこれにとどまりませ。なんと歌が自動的に録音されるのです。録音自体は特に目新しいサービスでもないのでしょうが、いつも間にか録音されておりました。録音した歌はコンクールに参加可能ということもあり、せっかくなので応募しておきました。1位になれば上海ディズニーランドのチケットがもらえます。発表はいよいよ明日からです!

 

中国のコンビニってどうよ?

 中国では無人コンビニが話題になったりしましたが、今日は中国コンビニ市場ンついてみていきましょう。

 2002年以降の市場規模はこんな感じです。2016年の市場規模は738億元、これは2002年と比べると5倍くらいになっています。

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 次にプレーヤーを見ていきましょう。市場シェアトップは美宜家、広東メインなので上海だと見かけることはありません。日本でおなじみのファミリーマートが6.9%、セブンイレブンが6.1%、ローソンが2.2%、3つ合わせると15.2%でだいたい6分の1くらいのシェアですね。

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 中国のコンビニは粗利が低いといわれています。ちょこっと調べたところ日本のコンビニだと粗利がだいたい30%くらいだそうです。下の表は紅旗というブランドのコンビニですが、これを見る限り、2016年度だと粗利は商品によって20%から27%くらいなので、20%強といったところでしょうか。

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 さて、今度は店舗当たりの日販を見ていきましょう。セブンイレブンが23千元、だいたい40万強でなんか思っている数字よりかなり少ないような感じがしますが、購買力平価で引き直しているとのこと。しかし日本の平均が17千元に対して中国は3714元。もうっちょっと大きな数字だと思っていたのですが、全国平均だとこんなもんなんですね。日本は中国の約4.6倍です。日本は24時間営業しているところが大半なのに対し、中国はまだ24時間営業の比率が高くないことも要因としてあると思いますが、それでも差は大きいですね。

 

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 上は日販の日中比較ですが、今度は従業員当たりの売上高という数値の比較です。これもかなり差が激しい。日本が996に対して中国の三江というブランドのコンビニはわずか76。店舗当たりの売上は日本が中国の4.6倍でしたが、従業員あたりだと13.1倍です。これは中国のコンビニの従業員数が多すぎるのか、日本のコンビニの従業員数が少なすぎるのか。これも24時間営業して店舗がどれだけあるのかに寄るかもしれないですが、24時間営業するとその分店員もいるでしょうし、やはり効率の問題なのでしょう。日本のコンビニのオペレーションがすさまじく効率化で着ているということなのでしょう。

 

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 おいている商品の違いを見ていきましょう。日本は生鮮食品の比率が30-40%に対して中国は15%程度。これは物流の関係でしょうか。そもそも中国だとしょぼいコンビニには生鮮食品を置いていないからなあ。

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 日本の3台コンビニの商品構造を見ていきましょう。どこもそんなに変わらないと思っていたのですが、ローソンの加工食品比率が飛びぬけて高いです。ファミリーマートは快餐(すぐに食べられるものということか)が特に低く、日配食品の比率が特に高いとなってますが、この二つを合わせると3ブランドとも似たようなものか。ローソンの非食品比率がわずか10%、そんなに食品が多かったっけ?

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 これと中国のコンビニ紅旗とを見比べてみましょう。食品は半分ちょっと、酒たばこの比率が結構高いですねえ。

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 さて、最後に直営店・加盟店の比率です。中国全体と日本の3大ブランドを比べたものです。中国は直営と加盟がほぼ半々、日本は圧倒的に加盟店が占めてます。中国は飲食店系もそうですが、こういう店舗系のものは直営店の比率が高いいです。フランチャイズ経営がまだ成熟しきってないからではないかと思います。フランチャイズに加盟したら必ずもうかると考えている人が多くて、儲からなかった場合にフランチャイズ料がしっかり徴収できなかったりとか、ルールをちゃんと守ってくれないとかいう問題も多いようで、それがフランチャイズ比率が日本語比べて低い要因の一つといえるでしょう。

 

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長蛇の列はサクラだった!!!

 店舗にたくさん人を並んでいる光景を見かけることがあります。それを見て思わず「なにを並んでいるのですか?」と並んでいる人に聞くことはありませんでしょうか。たくさん人が並んでいると一体何だろうと興味がわきますよね。実際私は聞いたことがあります。その時の答えは「読書会」だったのですが、読書会にあんなに人が並ぶのはあんまり理解できなかったなあ。こういうのに並ぶのが面倒で一度代わりに並んでくれる並び屋さんにお願いしたことがあります。ところがどっこい、並んでいる人はなんとサクラがたくさん混じっているそうな。

 

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 サクラがたくさん混じっているということで名前が挙がったのが喜茶と鮑師傅です。後者は知らないのですが、前者はよく聞く名前です。さて、サクラのからくりを見ていきましょう。

 

 サクラの手配をする会社というのがありまして、ここが人集めを行います。集められた人は指定の時間に現場に行き、まずは受付を行い、それから並ぶように指示されます。

 

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(受付の様子)

 

 集まった人数にもよりますが、何回か回して一日中行います。商品にもよりますが、物によっては購入した後店舗に返却して使いまわしします。売上にはならないわけですが、ぱっと見はとても繁盛しているように見えますよね。購入しようという消費者に対するアピールと、加盟してみようかという業者に対するアピールになります。これが消費者向け商品の場合。

 

  消費者向け以外にも、例えばビジネス系に発表会があり、普通にしていれば集まらないものをサクラをかき集めて会場を万人にするのです。ゲストとして投資家を呼び、会場が埋まっている様子を見せつけるというものです。

 

 日本でもサクラという言葉があるくらいなので、中国でも同じなんだなあと。ただ、このような動きに対して不正当競争、虚偽事実をでっちあげることにより消費者を誤解させる、ということで反不正当競争法、広告法、消費者権益保護法に反するという見方もあるようです。でも実際に店頭で購入までさせるとなかなかわかりづらいのではないかと。とはいうものの、あんまり極端だとその指導が入るみたいで、ばれてしまったお店の言い訳が、「ほかの店もやってたから」。あんまり行き過ぎるとこれだけのための通達が出るかもしれないですね。

味千ラーメンの今

今でこそいろんなラーメン屋がありますが、中国で日式ラーメンといえば真っ先に味千ラーメンといってもいいでしょう。今でこそかつての勢いは見られないものの、やはりあちこちで見かけます。

 

 かつての勢いは見られないと書きましたが、実際に売上高は減少減少基調にあります。ではなぜ落ち込んできたのでしょうか。私が一消費者としてみた場合、味千ラーメンはちょっと昔のお店という印象があります。極端な例で例えると中国の上島珈琲のような感じですね。中国のメディアで紹介されているのを見たところ、「新しい消費者への対応をしてこなかった」と指摘しています。楊は時代に合わせて動きをしてこなかったということなのでしょうか。具体的には、

①味千ラーメンは店舗デザイン、メニューやサービスとも新しい消費者のニーズについていかなかった。2011年ごろにはすでに落ち込みムードだったのだが、特に調整することもなかった。

②味千ラーメンの消費者は主に18-30歳に集中しており、日式ラーメンをちゅたいとしてメニューでポジショニングを築いてきたが、時代の流れの中で特段の調整を行わず、人件費抑制することでサービスレベルも低下、つれて消費者の満足度も低下。

③最も安いラーメンが23元、高いのだと40元、。大衆をターゲットにしている割には価格は高めで、価格とポジショニングに矛盾が生じてきている。

というような指摘です。③の価格に関して個人的に言いますと、今どきその辺の面屋さんでもちょっと具が入ると30元くらいすぐするので、20-30元だと特に高いと思わないような気はします。

 

 味千ラーメンも全く危機感を感じなかったわけでもないようで、2012年ごろからサブブランドを立ち上げています。ちょっと高めのだと和歌山、焼肉孫三郎、真ん中レベルで喜多蔵、面屋武蔵など。味千ラーメンはこれらよりもポジショニングとしては下のラインということです。これら以外にも味牛、東西焼といったサブブランドも出していますが、決して芳しいとは言えないでしょう。私も一度も行ったことがありませんし、ほとんどのサブブランドを見たことがありません。

 

 また味千ラーメン本体の話に戻りますが、人件費削減と書きましたが、一部従業員を兼職(アルバイト)に入れ替えたり、店舗面積はもともと150平方メートル以上だったのを80-120平方メートルを標準とするようになってきているとのこと。

 

 なんだかんだで知名度は抜群なので、復活することは十分あり得ると思うのですが、すっかりちょっと古臭いイメージがついてしまっているように思います。この古臭いイメージをどうやって打破していくのかが課題だとわかっているでしょうし、その動きを是非見てみたいと思いますね。

中国のグループインタビュー

 この間の週末にとあるB2C企業向けのグループインタビューを実施してきました。回答内容はお客様のためだけのものなのでここでは書きませんが、その時の雰囲気について紹介したいと思います。

 

 30歳前後、40歳前後、50歳前後をそれぞれ男女で行い合計で6組行いました。私たちはマジックミラー越しにその様子を眺めるというものです。

 

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30歳前後男:発言は一人ひとり、秩序あり。身だしなみは比較的おしゃれ。

30歳前後女:発言はほぼ一人ひとり、秩序あり。身だしなみは比較的おとなしめ。

40歳前後男:落ち着いた身だしなみ。かなりわいわいがやがや。

40歳前後女:落ち着いた身だしなみ。比較的秩序あり。

50歳前後男:落ち着いた身だしなみ。ちょっとわいわいがやがや

50歳前後女:かなりわいわいがやがや。身だしなみはちょっとおばちゃん的

 

 あらかじめ申し上げておきますと、おばちゃん的というのはあくまで私個人が思ったイメージです。

 

 そこそこ豊かな人達を集めましたが、当初思っていたイメージとしては若い人ほどきちんとした会議ができて、年齢を重ねるほど朝まで生テレビのようなわいわいがやがやになると思っていたのが、たまたまこの日がそうだっただけかもしれないですが、40歳前後男のグループが最も勢いがあるというか、がやがやしてました。女性は年齢を重ねるにつれてちょっと大阪のおばちゃん的に、男性は若い人はスマート、50前後は落ち着きがあり、40歳前後が一番血気盛ん、そんな感じでした。こういうのをやると確かにいろんな意見が出てきて非常に参考になりますね。自分たちの持つ商品・サービスのどこが思っていたよりも強くて、どこが思っていたよりも弱くて、というのが割と浮き彫りになったのではないかと思いました。

 

 だいぶん以前ですが、アニメオタクたちを集める同じようなグループインタビューを開催したことがるのですが、その時の一組目はインパクトが相当強かったのを覚えています。6人くらいがエレベーターから出てきたのですが、見た瞬間に誰しもがあのグループはアニメオタクだと絶対わかるような強烈なオーラを漂わせていたのです。このときも割といろんな話が聞けていいインタビューになった記憶があります。

 

 さて、もうすぐ筆起こししたものがフィードバックされるので、それを取りまとめに入らないと!

中国国内上場アパレル企業44社の2017年上半期業績

 中国国内衣料ブランドの2017年の上半期の業績について紹介していきます。カテゴリーとしては、メンズ、レディース、カジュアル、スポーツ、キッズ、下着と別れており、並び方は結構ランダムです。あくまで上場会社の数字なので、連結対象とならない関連会社の数字が含まれていない点は予めご了承ください。

 

(1)メンズ

 雅戈尔(ヤンガー)の売り上げが大きく落ち込んでいます。利益率の低いアパレルを減らして、いろんな分野に投資を行っているのですが、投資のリターンも芳しいものでなく、利益も大きく落ち込んでます。ヤンガーがこんなですので、他の会社もこの売り上げの中に果たしてどれだけアパレルが含まれているのか、よく分解してみないと本当のアパレルの状況は見えなさそうですね。

 

メンズ

 

(2)レディース

 レディース堅調ですねえ。売上高がマイナスになっているところがありません。というか、かなり伸ばしています。

 

レディース

 

(3)カジュアル

カジュアル

 

 捜于特というところが売上高を大きく伸ばしており、時価総額も200億元を超えています。聞いたことのないブランドなのですが、こんなところです。

 

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 全く知らんかった。ロゴがゆに黒っぽいような気もするのですが。。。

 

(4)スポーツ スポーツ

 健康志向が強くなってきていることもあって、どこもかしこも伸ばしてきているのかと思いきや、売上高がマイナスになっているところ、売り上げを伸ばしていても利益が落ち込んでいるところもあります。いいのはANTA、李寧、牧高笛。牧高笛って知らなかったのですが、こんなところです。個人的にはロゴはいまいちですが、全体的な雰囲気はなかなかかっこいいです。

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(5)靴

 靴も業績が結構ばらついていますねえ。ばらついているということ各社のテイストに違いがあるとすれば好みが多様化してきたということなのでしょうか。

靴

(6)キッズ

 これからはキッズだとよく聞きます。安奈儿って5億元弱、つまり100億円も売ってない。好孩子はそこそこですが、中国キッズ市場もこんなものなのか。もっと日本ブランドが来てもいい分野なのではないかと思います。

キッズ

 

(7)下着

 意外と伸びていないですねえ。そういえば贅沢禁止令が出始めたころに、贅沢したいけど目立ってはいけないということで見えないところで着用する高級下着が売れたなんて話も聞いたことがあります。

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 これをご覧の方にこれらカテゴリーと同業の方もいらっしゃるかもしれません。ぜひご参考ください。

無人コンビニって儲かるの?

 シェア自転車や電子マネーのような中国の新しいビジネスモデルが日本でもよく紹介されています。日本にないビジネスモデルが中国で生まれるようになったというのは古くから中国ビジネスに携わっている人にとっては隔世の感があるでしょう。さて、今日はこれまたよく話題になっている無人コンビニについて取り上げてみます。そもそもこれって儲かるのか?先ごろ2000万元のエンジェル投資を受けた広州からスタートしたEasyGoという無人コンビニを例に見ていきましょう。

 

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 無人コンビニは店頭に従業員はいませんが、当然別のところで運営・管理している人はいます。人がいない分だけここの機能は強くしておく必要があるでしょう。

 

 EasyGoのビジネスモデルでは賃料というものがありません。小区(日本でいう団地みたいなもの)の管理会社と提携し、共同で設備メンテナンスを行い、レベニューシェアを行います。管理会社は売上高の5-8%が取り分となります。1店舗オープンするにあたり10万元程度の投資が必要であるのに対し、運営状況は毎日の売上高が約2000元、つまり月商約6万元、粗利率が35%、その他もろもろのコストを差し引くとおおよそ8-12ヶ月くらいで投資元本は回収できるとのこと。2016年の従来型コンビニ店の平均日販が3714元、この水準だと赤字のところも少なくなく、収支トントンまでもっていくためには日販6000元が必要だという見方があります。無人コンビニだと日販2000元で十分利益が出るようですから、確かに投資効率は良さそうです。無人コンビニを行っている事業者はいくつかありますが、どこもかしこもファンドから結構な金額の投資を受けたりしています。しかし一方で、店舗が小さく、取扱品目が多くない無人コンビニは消費者を満足させることができず、ゆくゆくは飽きられるという見方をする人もいます。このあたりの評価はもう少し時間が必要でしょう。

 

 また、無人コンビニには実店舗でよくある入場料がないということもあり、無人コンビニと取引をしたがるサプライヤーは多いとのこと。ちなみに客単価は22-24元とのことなのでおおよそ90人弱が買い物していることになります。今年の夏は異常に暑かったこともあり、買うつもりもないのに無人コンビニ内で涼んでいた人も多かったようですが。

 

 何分新しいビジネスモデルなので、評価が定まるにはもう少し時間が必要かもしれないですが、面白い動きではありますね。

上海の商業施設の賃料と坪効率

1.賃料

 2016年の上海の商業施設の平均賃料は8.8元/㎡/日となっており、商圏別に見ますと徐家匯が最も高く、南京西路、南京東路がそれに続きます。郊外では莘庄が相対的に高い水準にあります。業態別の賃料は小売業が最も高く、その次に飲食店、サービス業は最も低くなっています。それぞれの業態の売り上げの伸び率は小売業が6%、飲食業が4.5%、サービス業が2%、思ったほど伸びていないですね。

 

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2.坪効率

 中国大陸では坪という単位はほとんど使われていないのですが、面積当たりの売上を示す指標で「坪効」という表現があり、●元/㎡/日という表記になります。2016年の上海市の商業施設の全体平均は49.1元/㎡/日、商圏別に見ますと賃料の高い徐家匯、南京西路、南京東路では90元/㎡/日を超えています。郊外商圏では趙巷というところが最も高くなっています。

 

 業態別に見ますと、小売業が59.9元/㎡/日、飲食業が51.6元/㎡/日となっています。

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 小売業とサービス業はそれぞれ前年比▲1.1%に対して、飲食業はプラス8.7%と対照的な数値となっています。

 

 規模別に見ますと大型の商業施設の水準が高く61元/㎡/日、しかしながら減少幅も大きく、前年比▲7.9%となっています。小型については伸び率は17.3%のプラスとなっています。

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 百貨店、スーパー、専門店を比較しますと、百貨店の坪効率が高いです。高級なものを中心に扱っているので当然なのですが、これは86.3元/㎡/日、しかし前年比▲4.4%。スーパーは38.7元/㎡/日(前年比+1.6%)、専門店が61.9元(前年比+0.6%)という結果になっています。

 

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 読者の中にもこういった商業施設に出店している方も多いと思います。ぜひご参考ください。