消費

ユニクロと第一財経週刊による「2017年新中産品質生活報告」その2

4.気持ち・精神のある買い物(ちょっと翻訳が難しかったです。こだわった買い物のようなイメージ)

(1)過去1年の間に以下の商品を購入したことがあるか

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(2)文化芸術(映画・イベント・展示会etc)に対する消費は増えたか

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(3)自分の個性を表す服装に対する消費は増えたか

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 自分の個性を大切にして、自分の本当に好きなものを買ったり体験したりする人が増えてきているということが言えるでしょう。マニアック、オタクな人が増えてきているともいえるでしょう。

 

5.価格から品質へ

(1)よりお金を出してより良いサービスと体験を追求したいか

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 4分の3が新しいサービスを体験したいと考えていますね。私も思うのですが、楽しみに飢えている、だから楽しみを追求するという動きが感じられます。

 

(2)実店舗での体験をより重視するか

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 いくらネット社会になってきているからといって、実店舗が完全になくなるわけではありませ。実店舗としてはネットに流れている消費者をどのようにして取り戻すかが大事で、そこでよく出てくるキーワードが体験です。いかに楽しく実店舗で買い物体験できるのか、そして果たして消費者がどこまでそれを望んでいるのかということですが、やはり他のいい買い物体験は望まれていることが分かります。

 

(3)街をぶらぶらあるいはショッピングの際にどのような新ブランドがあなたの好感度を増しますか

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 オリジナリティーとサービスに対するポイントが高いですねえ。中国で日本レベルのサービスが受けれるか否か。私の答えは条件付きで受けられるというものです。条件付きというのはより高いレベルのサービスを受けるためにはコストが必要という意味です。とはいうものの、一般レベルでのサービスという意味でのレベルも上がってきていると思います。

 

6.健康

(1)飲食・生活習慣の健康に対する影響に注意しないといけないと思うか

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 注意しないといけないと思うかと聞かれ、そう思わないと答えるほうが変なので、これは高い数値が出て当たり前でしょう。

 

(2)消費している傾向にあるのか

①スポーツ衣料、スポーツ用品、スポーツレッスン、有機食品等

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②食品

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 スポーツ、食品に対して以前よりも消費している傾向にあるとのことです。

 

(3)健康のためにどのような努力をしているか

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 食品、運動、休息、健康のためにこれらを重視しています。

 

(4)しばしばスポーツ(ジョギング、ヨガ、フィットネスを含む)を行っているか

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 結構高い数値が出ていますねえ。「しばしば」と聞かれて4分の3以上がそうだと答えています。感覚的にはちょっと多すぎるような気もしますね。

 

続く

ユニクロと第一財経週刊による「2017年新中産品質生活報告」その1

 中国メディアの第一財経週刊とユニクロが共同で「2017年中国新中産品質生活報告」というレポートを発表しています。このレポートで定義している「新中産」とは、一定の時間、財産、社会リソースを持っていることをベースに、これらのリソースをさらに多様化していることが「中産」と異なるとしています。ちょっと難しいですね。調査対象者は20-45歳の一定の収入水準を持つ人(個人月収で、一線都市:8000元以上、新一線と二線都市は4000元以上)としています。いろんなアンケートを取っているので、これを3回に分けて結果をみていきましょう。

 

1.買い物について

(1)消費が理性的になったか

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(2)価格よりも品質を重視

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(3)以前よりの自分のスタイルを表すことのできるブランドを重視

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 要するに買い物の際に品質はどうでもいいからひたすら安いものを買うようなことはせず、値段が高ければいいものだとばかりに値段の高いものをに価値基準を置くような買い物をせず、品質を見ながら、自分に合うものを、理性的に買い物しようという考えになっています。

 

2.ハイテク製品に対して

(1)スマート化は生活を便利にしてくれたか

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(2)スマート商品にもっとお金を投入するつもりはあるか

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 調査対象者が20-45歳ということなので、この辺りは当然高い数値が出てきますね。

 

3.支払い

(1)支払いを行う時の最初の選択肢

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 なんと現金を選択する人が2.48%しかいません。ちなみに私個人の場合だとクレジットカード、電子マネー、現金の順番になります。

 

(2)どのような場面でモバイル決済を行うか

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 モバイル決済が圧倒的多数です。この辺りは最近日本のメディアでよく紹介されているところであります。

 

 電話が普及しきる前に携帯電話が普及したように、クレジットカードが普及する前に電子マネーが普及してしまったようなものといえるでしょうか。個人的には中国ではクレジットカードは非常にはまりやすいと思っていました。クレジットカードにはノーマルカード、ゴールドカード、プラチナカード、そして頂点のブラックカードとランク付けされており、よりランクの高いカードを持つことで中国人の虚栄心を満足させるのではないかと思っていました。しかし現実は、銀行カードといえばデビットカードの機能ばかり利用され、クレジットも利用する人はいるのですが、思ったほどでもなかったです。そして今や電子決済ですよ。電子決済を活用すること自体は虚栄心を満足させるものではないと思うのですが、利便性が優先してしまったようですね。

 

続く

中国トップ500企業のうち消費小売り系は50社

 フォーチュンチャイナが中国企業トップ500を発表しました。そしてこのトップ500の中に消費小売カテゴリーに属する企業が50社ランクインしています。

 

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 この50社の中で利益がマイナスとなっているのが5社あります。京東商城(▲38.07億元)、中興通訊(▲23.57億元)、蒙牛(▲7.51億元)、聯華超市(▲4.5億元)、華聯綜超(▲2.6億元)といった銘柄になります。

 

 京東商城は米国会計基準を適用していなければ純利益10億元だそうです。中興通訊(ZTE)はアメリカから貿易制裁により8.92億米ドルの罰金を支払ったことによる赤字、、蒙牛は買収した先の業績に足を引っ張られたことによる赤字、聯華超市は売上減少や閉店によるもの、華聯綜超は高級スーパーの業績が振るわなかったことによります。スーパーの業績が落ち込むって、ひょっとしてかつての日本と同じような現象?いまのところ家電量販の順位はそれほど変わっていないようですが、これもそのうちスーパーと同じように落ち込んでいくのでしょうか?今後すべてが日本がたどったのと同じような道を行ってしまうのであれば、スーパー、百貨店、家電量販も今後厳しくなっていくのか。京東商城が1位だったり、アリババが去年よりも順位を上げてきている(62→49位)ように、ネット系が今後も伸び続けていくのか。日本がたどってきた道とネット企業の動きというのは中国の今後を予想するうえでもかなり参考になるかと思います。

トレーニングしている人のなんと98%が家庭月収1万元超

 ジョギングする人、ジムに通う人。健康に目覚めた人が多くなってきています。体を鍛えている人のうち、63%が男性、37%が女性です。男性は自発的に始める人が多く、女性は他の人から勧められたり、トレーナーが男前だったりといった理由で始める人が多いようです。

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 体を鍛える場所としては、スポーツジムが37.2%を占めています。

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 体を鍛えている人の年齢は30歳以下が6割を超えており、40歳以下までが85%を占めています。そしてタイトルにある収入ですが、家庭月収1万元以下はわずか2%、4万元~8万元が18%、そして8万元以上が15%もいます。これは中国語の「健身」を行っている人のことなので、あくまで体を鍛えている人全体についてですが、普通に考えて自宅周辺をジョギングするよりもスポーツジムに通うほうがお金がかかるはずなので、そう考えるとジムに通っている人がより高所得であるといえるでしょう。私もスポーツジムに通っており、年間会員の会費も決して安くなく、結構裕福な人が集まっているのでしょう。

 

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 体を鍛えている人はその成果を見せびらかせたい傾向にあるようです。SNSでアップしない人の比率が全体で20%弱、つまり圧倒的多数の人がアップしています。そういう私もアップしたことありますね。

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 さて、体を鍛える頻度を見ていきましょう。ここでは健身会員、つまりスポーツジム会員についてですが、2-3日に一回、言い換えると週に2-3回の人が一番多くなっています。働きながらだと週に2-3回は結構なペースですね。通っているスポーツジムはWeChatでグループを作成し、時々練習模様を見ることができるのですが、確かにかなりの頻度で来ている会員がいることが分かります。なんでこんなに頻繁に来れるのかなあと思ってましたが、そういう人は結構いるようですね。

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さて、体を鍛えることに対してどれだけのお金を使っているのかですが、男性が1.13万元、女性が1.28万元、だいたい月間1000元くらい使っているということになります。

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 その内訳ですが、水色がトレーナー費用、オレンジがフィットネス用品費用、赤がサプリメント等の費用です。一番右はいわゆる富裕層なのですが、めちゃめちゃ使ってますねえ!上の表の数値と下の表の一番左(一般的な人)の数値が近い水準にありますので、富裕層やスポーツ愛好者のが統計に占める比率はかなり低そうです。統計数値を見る場合、ほとんどが一般的な人で、一部健康オタクと富裕層が混じっていると考えるべきでしょう。

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 さて、スポーツジム、果たして儲かるのでしょうか。会費収入だけで考えますと仮に月間会費が1万円として、会員数が100人とすると月商100万円、そこから賃料、光熱費、トレーナーを含む人件費を差し引くと間違いなく赤字。ということは、会員数は100人どころか少なくともその倍以上はいないと成り立たないように思います。下の表を見ると会費収入は65%、パーソナルトレーニングが30%なので、会費収入をベースとしていかにパーソナルトレーニングを積み上げていくかが大事になってきますね。ちなみに私が今通っているところのパーソナルトレーン具の費用はトレーナーにもよりますが一回1時間当たり400-600元程度です。

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 上の表は収入ですが、コストを見ていきましょう。賃料が20-35%、人件費・償却費用等が47-62%、そして販売管理費用が18%となっています。実際に中国で事務を経営しようとするのであればこれが一応の収支のイメージなるでしょう。

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 さて、最後にフィットネス産業の市場規模を見てみましょう。伸び幅も伸び率も落ち着きつつありますが、着実に伸ばしてきております。

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 健康に対する関心は間違いなく高くなってきています。一般的スポーツジムとして参入するにはちょっと成熟気味の市場ということもあり、最近では日本でいうライザップのような美しい体づくりを目指すジムや、格闘技クラスを中心にしたジムのように、真正面からではなくちょっと変化球を加えるような形での参入も見られるようになってきています。ビジネス目線で見ると他都市の状況は知りませんが、上海においてはスポーツジムとしての参入はちょっと飽和気味な感じもしますので、用品で攻めていくほうがいいかもしれませんね。

意外に低い中国の掃除機普及率

 戦後日本の新時代の生活必需品として白黒テレビ・洗濯機・冷蔵庫の家電の3品目が『三種の神器』と呼ばれておりました。テレビ放送が始まる前は白黒テレビの代わりに電気釜(炊飯器)、あるいは掃除機が代わりに入っていたこともありました。さて、中国はどうでしょうか。2012年までのちょっと古いデータですが、耐久消費財の普及状況の推移を示すグラフがあります。

 

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(出所:社会実需データ図録)

 

 2017年現在はいずれの数値も上がっていると思いますが、この中に掃除機がありません。現時点における中国の掃除機の普及率はなんとわずか11%程度、かなり意外です。年間販売台数は780万台、日本は2015年で800万台強で、人口が10分の1程度にもかかわらず中国よりも多く売れています。日本のほとんどの家庭で掃除機が普及していると考えると、なるほど中国においては普及率が11%程度となるわけです。

 

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(掃除機の販売台数 / GfK Japan調べ)

 

 では、なぜ中国で掃除機がいまいち普及しないのでしょうか。アンケート調査によると。掃除機を買わない理由として、掃除機の掃除能力を理解していないが41.62%、掃除機のコードが煩わしいが36.04%、そして価格が高いが31.98%という結果であります。中国では安い掃除機は100元程度でも売っているので、実情を知る以前に高いという固定観念が強く印象付けられているのかもしれません。家の中でも靴を履いて生活している人がまだまだ多くて、掃除機を使う生活スタイルでない人が多いのかもしれませんね。

 

 普及率が低いからあきらめるという人もいるかもしれませんが、逆にこれからの伸びしろが大きいと考えることもできます。吸引力が強いことでおなじみのダイソンも通語句での展開を行っており、国産ブランドももちろん出てきています。まだまだこれから市場を作っていく段階にあるといえますが、今後を考えると結構面白そうな市場ですね。ところが、タオパオで掃除機を検索してみたところ日本ブランドで名前がぱっと出たのはパナソニックだけ。伸びしろはありそうな市場ですが、今の日本企業にとっては消費者向け家電というのは目指す方向性が違う商品なのかもしれないですね。

中国の屋外音楽フェスティバルは85%が赤字運営

 

 最近中国で音楽フェスティバルの開催が増加しています。

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 2015年が大きく減少していますが、これは2014年末の上海でのカウントダウンイベントで将棋倒しにより死傷者が発生したことにより翌年のイベント数が減少してしまったことによります。2016年には再び増加に転じ、200余りが開催されています。これだけイベント数が増えているのですが、多くの音楽フェスティバルの収支は赤字で、主催者の管理運営とも十分なレベルに達してないといわれています。

 

 まず、収入面で言えば、チケット収入がそもそも足りないという問題があります。もちろんチケット収入以外に、スポンサー収入があり、グッズの販売もありなのですが、グッズ収入は総収入の5-10%程度のため、チケット収入に負うところが非常に高いです。コストも決して安くなく、2012年に成都で開催された大愛音楽節というイベントは6000万元のコストをかけたにもかかわらず、チケット収入はわずか300万元という惨憺たる結果に終わっています。こんな状況なので、来場者数が減ることを恐れてチケット代金を引き上げることもできない状況にあります。来場者も学生や若手社会人が多く、要するに可処分所得が少ない人が多いため、価格をある程度低く設定せざるを得ない状況にあるようです。それと、ダフ屋の影響もあります。よほどの人気イベントであればいざ知らず、そうでなければダフ屋は安くチケットを売る、それを知る来場者は安くでチケットを買う、正規の金額で買う人は極めて少ない、ということになってしまいます。

 

 また、利益を上げることが第一の目標となっていないこともあって、収支がこんな状況でもイベント数だけは増えていってます。現在中国の音楽フェスティバルは①都市、②商品、③専門家、これら3つと連動したものが主体となっています。①は都市のアピール、②は商品のアピール、③はレコード会社やイベント会社による開催、ということです。①、②はその性質上イベントそのものの収支は第一の目標となっていません。③については、回数をこなしているうちに利益の出るイベントに成長していきますが、道のりは決して短くはありません。ということは、音楽フェスティバルの開催数はこれからまだまだ増えていくんでしょう。しかし、チケット収入以外のグッズ収入はもっと増やさないとだめですな。しかしこれがまた難しいと思います。音楽フェスティバルではなくてコンサートなのですが、これがすごいのよ。以前台湾歌手蔡依玲のコンサートに行ったことがあるのですが、まず会場にグッズ売り場が見当たらなかった(有ったかもしれないけれど)。そして、コンサートが終わった後の帰り道で、コンサートの関連グッズのみならず、その日のコンサートの様子を撮影した写真を大きく引き伸ばしたものが売られていたりするのです。いつの間に!そりゃあグッズが売れないわけです。これが放置される限り、グッズ収入の売り上げも上がらないでしょうし、スポンサー収入を飛躍的に増やさないと、結局いつまでたってもチケット収入こそがすべてのような収支構造から抜け出せないでしょうね。それでもまだまだ屋外音楽フェスティバルは増えていくとみられています。都市なら都市、商品なら商品で、派生的に効果が出ていればいいのですが、いつまでこの状況が続いていくでしょうか。

2016年中国日用消費財チェーントップ100

 日用消費財ということでスーパーが多いですね。ざっと眺めてみますとマイナスとなっているところがざっと4分の1くらいでしょうか。そして81位のローソンがなんと前年比127%も伸ばしています。店舗数も前年比79.5%増で1000店舗超え。コンビニ業界が伸びている波に乗っていますね!

 

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2016年中国ネット小売企業トップ100

 百貨店、ショッピングモールのシェアを奪って行ってるネット販売、そのランキングを見てみましょう。このランキングにはプラットフォーム型のアリババ(天猫・タオパオ)は入っていないようで、そうなると京東がぶっちりぎのトップです。2位が蘇寧なのですが、京東はこの15倍にもなります。

 

 ネット販売専門業者以外だと4位にアップル、5位に小米、7位に美的といったところがあります。自社商品を販売するところはいいとして、それ以外のネット販売専門業者、結構知らない名前のところもあります。

 

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 トップ100企業のネット販売額は1200億元近くで、前年比プラス69%、これは起業販売総額の5.7%になります。そして、モバイルを通じての売上高がネット販売の56.7%、これは前年比16.1ポイントも増加しています。また、トップ100企業のネット販売の客単価は約280元、そして日用消費財に限ればは約80元程度です。

 

 次に、天猫のようなプラットフォーム型も加えたB2Cネット販売の取引シェアを見ていきましょう。こうなると天猫の存在感はやはり大きいです。2位の京東の2倍以上か。この二社だけでシェアが83.1%もあります。3位以下のシェアはすべて一桁台ですが、それでもよく聞く名前が続いています。

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 トップ2社のシェアは前年比2.3ポイント、第三位の唯品会も前年比0.5ポイント増やしており、上位陣はシェアを伸ばしているということが言えますね。蘇寧や国美のような家電小売店も今後はネットの批准を高めていくことは間違いないでしょうから、今後発表されるシェアの変化が楽しみですね。

2016年中国チェーン百貨企業トップ100

 

 前回2016年中国チェーンストアトップ100を紹介しましたが、業態によって数値に特徴があります。売上高の伸び率を見た場合、コンビニは最も高く+16.7%、専門店・専売店が+6.5%、ショッピングモールが+1.6%、スーパー及び大型スーパーが+1.5%、そして百貨店が▲2.5%で、唯一のマイナスとなっています。トップ3は王府井、天虹商場、武漢武商集団で、トップ2はほぼ横ばいながら、第三2の武漢武商集団は10.2%伸ばしています。

 

 このランキング表では47社がありますが、そのうちのなんと33社が前年比マイナスとなっています。何年も前から感じていましたが、中国の百貨店も斜陽産業化しつつあるようです。そして百貨店の勢いがそがれると同時に伸ばしてきたショッピングモールもわずか1.6%しか伸ばしておらず、この二つを中心に店舗展開をしてきたところはビジネス構造を変えていく必要を感じているでしょうし、その多くはきっとネット販売に流れているのだと思います。

 

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2016年中国チェーンストアトップ100

 毎年発表されていますが、今年も2016年のチェーンストアトップ100が発表されています。家電量販の蘇寧、国美がトップ2、ここから少し離れて第2集団として華潤万家(ヴァンガード)、康成投資(大潤発)が続きます。ウォルマートはその次の周代に含まれ、カルフールの売り上げはヴァンガードの半分くらいですね。日系は56位にイオン、69位にファミリーマート、74位にイトーヨーカ堂がランク入りしています。

 

 全体的に売り上げを伸ばしているのかと思いきや、よく見ると前年比マイナスのところが結構たくさんあります。前年比マイナスとなっているのは前年より3社多い34社となっています。店舗数もマイナスになっているところが多いですね。賃料が高かったり不採算の店舗を閉店していってることによるものです。カルフールは統計方法をグレーターチャイナに変更したため、店舗数、売上とも大きく増加する形になっています。

 

 業態別に見ますと、コンビニの伸び幅が最も大きい+16.7%、専門店・専売店が+6.5%、ショッピングモールが+1.6%、スーパー及び大型スーパーが+1.5%、そして百貨店は▲2.5%となっています。より伝統的な百貨店やスーパーの売り上げが頭打ちになってきていることがうかがえ、ショッピングモールも同じような傾向がみられるといえます。

 

 このトップ100企業のネット販売額は1200億元近くで、前年比+69%、全体売り上げに占める比率は5.7%となっています。こういった業態もネット販売に頼らないついけなくなってきているということでしょう。

 

 ご参考ください。

 

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