消費

【TNC中国セミナー(東京・上海)】トランプ後の中国経済~日本企業としてどこまで中国市場にコミットすべきか~

 先日の米国大統領選挙を受けて、来年1月よりトランプ大統領が誕生します。日本に対する直接的な影響が気になるのはもちろんのこと、中国経済に対してどのような影響を与えるのか、そしてその影響が日本にどのように波及していくのか、非常に気になるところであります。

 

 また、日本において近年中国のネガティブな面に関する報道等が増えてきています。「中国経済急減速」、「爆買いバブル終了」、「不動産バブル崩壊懸念」、「過剰生産」、のきなみマイナスワードばかりです。このような報道を受けて、これからは中国以外の市場を志向すべきという声も上がっていますが、果たして世界最大のマーケットといえる中国という市場への挑戦を安易に放棄していいものでしょうか。 

 

 中国に拠点を持たない企業はメディア報道による影響が強いため、中国に対してネガティブに考えがちですが、中国に拠点を持つ企業の多くはそこまでネガティブに考えていない方も多くいます。今後も中国とのビジネスが続く限り、はたして中国が今後どのように変化していくのか、より多くの方面から考察したうえで方向性を定めていく必要があるといえるでしょう。

 

 今般のセミナーでは日中だけの関係に加えて、新大統領が誕生する米国が日中、特に日本企業に対してどのような影響を与えるのかについて、より多くの客観的データ、客観的事情をもとに検証し、日本企業が今後中国市場に対してどこまでコミットしていくべきかについて考察することで、皆様の中国戦略の参考にしていただきたいと思っております。

 

 ご多用とは存じますが、多数ご参加賜りますようご案内申し上げます。 

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【お申込み】下記リンク先より参加申込書にご記入の上、開催3日前までにEメールにてお申込み下さい。セミナー代金振込先口座番号をお伝えいたします。なお、定員に到達次第締め切りとさせていただきます。

 

 TNC12月中国セミナー申込書

 

 

【お問合せ】Ms徐 TEL :(日本)050-5806-2111 (中国)021-6270-0022 

双十一イベントにおける天猫モールのカテゴリー別売上高ランキング

 今年の双十一はいろんなところで報道されておりますが、天猫モールで前年比プラス32%の1207億元(約1.8兆円)と1000億元の大台を軽く上回りました。

 

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 全体に関する情報はいろんなところで見られるので、ここではカテゴリー別ランキングを見てきましょう。

 

1.携帯電話

 アップルが1位、人気が落ち気味といわれている小米が2位につけています。サムスンはすっかり消えてしまいましたねえ。

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2.小物家電

 東芝の白物家電部門を買収した美的が1位です。日本ブランドが入っていません。ブランド力がなくなってきたのか、それともこのイベントに興味がなかったのか。この日にたくさん売れても儲かるとは限らないですからね。

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3.大物家電

 ハイアールが1位、2位に美的がつけています。ここにも日本ブランドはできておりません。しかし、楽視TVって何を売っているのかと思いきやおそらくテレビでしょう。テレビは「大家電」のカテゴリーに入るようです。

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4.化粧品

 うーん、知らないブランドがランキングに入っています。SKⅡが5位に入ってますね。

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5.レディースアパレル

 ユニクロが1位です!レディースだけ切り分けることができるのですね。

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6.ホームテキスタイル(原文;家紡)

 南極人くらいしか知らないです。

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 特にほしいものがなかったので今年は何も買いませんでしたが、日が近づくにつれて盛り上がってきているのはウェブサイト上もそうですし報道でも感じていました。こういうランキングを見ると、皆な何を望んでいたりだとか、ランキング入りしているところがどんな取り組みをしているのかという研究材料になり、参考になりますね。

中国各地の家庭料理をシェアリング

 ウーバーが退場させられた中国のタクシーアプリ業界、ことインターネットを活用したビジネスについて中国は世界の最先端を走っているといえます。アイさん(家事手伝い)派遣、引っ越しサポート、家電修理、美容師(ネイル、まつ毛エクステ、脱毛、エステ等)派遣、自動車メンテナンス、パーティー用のシェフ派遣といったサービスが一体となったアプリが存在しており、数多くのプロフェッショナルがこれに登録しサービスを提供しています。そして最近では非プロフェッショナルが自宅に居ながらにして副業として稼ぐことのできるプラットフォームが現れるようになりました。「回家吃饭」(家に帰ってご飯を食べよう)という名のアプリです。

 

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 サービスを提供する側として登録している人は料理が得意な一般人、そしてその人たちが調理する料理をアプリを通じて注文し届けてもらうというものです。届けてもらえるおおよその時間をあらかじめ表示してもらえるので時間管理も組みやすくなっています(早めに出来上がったりもしますが)。上海のような大都市であれば上海人以外にも中国各地から集まってきた人々が多くおり、中国の地方料理である広東料理、四川料理、西北料理はもちろんのこと、料理好きの調理する東南アジア料理や、西洋料理も楽しめます。プロが調理する料理ももちろんいいのですが、家庭料理を楽しみたい人にはうってつけではないでしょうか。登録している調理人の累計注文数や、ユーザーからの評価及びそのコメントも表示されていますので、この指標が悪ければ自然と淘汰されてしまうので、料理好きな人たちを一つのプラットフォームで共有することから、これもシェアリングエコノミーの一種といえますね。

 

 このサービスは2014年10月からスタートし、現在は北京、上海、広州、深圳、杭州の5都市で展開されており、登録ユーザー数は数百万人に上ります。もともとアリババ、ウーバー、京東商城(JD)、テンセント、バイドゥといったネット系企業に勤めていたメンバーにより創業され、数多くの投資会社よりの投資も受けています。

 

 一般の飲食店を開業する場合、日本の飲食店営業許可に相当する手続き、具体的には衛生許可を取得する必要がありますが、これだと店舗を構える必要もないので、そもそもそんな手続きすら必要なくなります。手軽にできるのですが、行政が関与しないため、問題が発生した場合にどこまでケアされるかという不安があります。ところが、保険会社の統計によりますとこのプラットフォームで問題が生じる割合は一般の飲食店の15分の1ほどしかなく、また仮に問題が発生した場合でも保険会社より30万元を上限とした保険が付保されています。そもそも調理師として登録するにあたり調理場所の審査や本人確認も行われており、不定期の現地パトロールも行っていますので、できるだけのリスクヘッジはしているといえるでしょう。しかし、これはあくまでプラットフォーム側の言うことであり、実際にどこまで厳格に行われているかという疑念は残ります。

 

 これと同じことを日本で展開しようとすると、個人レベルではともかく正式なビジネスとしてだとおそらく保健所の許可が必要になってくること、あるいはあまりに目立ってしまった場合、出る杭は打たれるようなことも出てきそうに思います。中国でも衛星許可を取得する必要があるといった考え方は同じなのですが、そのルールを飛び越えて先にビジネスモデルが出来上がってしまっています。すでにスタートしてから2年以上経過していることから軌道に乗ってきているといえ、大きな問題さえ起こさなければこのまま定着していきそうですね。許認可や事故を気にしているとできないことも多いかもしれませんが、そのリスクを取って新たなビジネスモデルを考える。いやはや中国人のビジネスに対する意欲は旺盛ですな。

中国の美容マーケット ~ネイルサロン~

 今日は中国のネイルサロンマーケットについて紹介します。

 中国でネイルアートのことを美甲といいます。そして「美甲幇」というところが発表した『美甲行業報告』によりますと、2015年の中国のネイルマーケットの市場規模は760億元あるといわれており、これは最近急激に伸びてきている映画市場よりもずっと大きいといわれています。

 

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 この勢いで増えれば来年2017年には1000億元をゆうに突破することが予想されています。ネイルのような美容はやはり経済的に余裕のある人のものだと思うのですが、都市等級レベルが上がる穂と店舗数は多くなっており、2015年末時点で、中国には約30万店舗のネイルサロンがあり、北京、上海、広州がトップ3で、これら各都市はそれぞれ6000店舗ほどあるといわれています。深圳まで入れた四つの一線都市の店舗数比率は8.4%ながら、都市等級が下の都市をあわせた店舗数は都市数量が違うこともあり、単純な都市等級別店舗数で見た場合都市等級が下でも店舗数はかなり多く、ご覧の通りの分布となっています。

 

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 この業界は雇用も多く生んでおり、関連業界従事者が200万人、そしてなんとこのうち男性が64万人もいるといわれています。私はもちろん自分自身でネイルしてもらったことがないので、まさかこんなに男性がいるとは思ってもいませんでした。

 

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 上海で実際によくネイルサロンに行く人に聞くと男性はそこまで多くなくせいぜい1割くらいの印象なので、ひょっとすると他の都市で男性比率が高いのか、あるいはネイリスト以外の人も含めた業界全体の中での割合なのではないかと思われます。

 

 学歴別の統計が出ておりまして、約7割が高卒以下とのこと。

 

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 それに対して、ネイルサロンにくるお客さんは高卒以下はわずか5.4%に過ぎず、ないという結果が出ております。サービス提供者と顧客が完全に反対になっている形です。一般的に考えて、学歴が高いほど収入も高くなるでしょうから、そう考えると、低賃金の従業員を使って大金持ちとまで言わないまでも小金持ちあたりからお金を稼ぐビジネスモデルになっているとも言えます。最近では価格も下がってきており、小金持ちまで行かない人でもネイルサロンに行くようになってきています。賃金の低い工場労働者を使ってモノづくりをして、出来上がった製品を売ってせっせと稼ぐモノづくり工場モデルがそのままネイルサロンという形に移行したような感じですね。

 

 実際に上海の街を歩いてみると確かにいたるところにネイルサロンがあります。

 

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 価格は使っている材料やネイリストの技量にもより高いところもあれば安いところもありますが、結構いい値段します。ちなみにネットで予約できる58同城というサイトがあります。

 

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 そこを見てみますと100元(約1500円)以下の価格帯はなく、一番高いところで246元(約3800円)となっており、路面店だとこれよりもずっと高いところもあり、デザインにもよりますと日系だと500元(約7700円)以上のところもあります。一方で100元以下の店舗もたくさんあり、結構ばらつきがあるといえます。感覚的なものではありますが、日系だと100元以下のような有象無象のところと競争しないほうがいいでしょう。

 

 中国における日系の美容ビジネスはヘアサロンから始まったと思うのですが、そのあとエステも広がり、いまやネイルサロンにまで広がってきており、さらにまつ毛エクステにまで広がってきており、さらに脱毛も見られるようになってきております。まつ毛エクステと脱毛だと銀座カラーというところがすでに進出しております。初期の段階で進出した日系のヘアサロンは日本人向けに多くやっていた印象があり、こじんまり続ける分にはこれでもいいと思いますが、いまとなっては消費力を付けた中国人消費者も多くおり、今後は日本人よりもむしろ中国人消費者をいかに取り込んでいくかが業容拡大できるか否かのポイントといえますね。まだまだ個人レベルで営業している人も多いですが、企業レベルでの進出も見られており、マーケットを押さえたいのであればそろそろ入っておかないといけない時期なのではないかと思いますね。

越境ECにもコピー品あり

 越境ECで購入する要因として、商品の品質に保証があると考えている人が多くいます。海外から直送されるの商品なので、確かにそのように感じられるでしょう。ところがどっこい、コピー品が混ざっているようです。私の知人が越境ECでおむつを購入しているのですが、本物と思えない商品が混じっていることがあるといっていましたが、同じようなことがメディアでも紹介されています。

 

 越境ECの商品送付方法として保税倉庫経由のスキームがありますが、このスキームで送られる場合にコピー品が混じっているケースが見られるようです(他でもあるかもしれませんが)。中国国内でコピー品が出回っており、EC業者はそれを購入していったん外に出します。そしてそれを輸入して通関してしまえば海外からの輸入品となり、海外直輸入品として販売しているようです。韓国化粧品で同じような話を聞いたことがあります。

 

 日本生産品と保税倉庫経由のコピー品の違いは次の通りです。

 

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 日本生産品のほうがやや大きいですね。正規の中国産と日本産とではサイズや品質自体が違うようですが、実際に使っている人でないと違いは分からないでしょう。冒頭に紹介した私の知人は同じところから買って品質のいいものと悪いものとが混じっているのでわかるそうですが。

 

 それと、やたらと安い商品が混じっているケースがあります。ユニ・チャーム武漢分公司の営業担当によりますと、卸売価格が90元に対し、ネット上の価格は99-109元、実店舗だと129元あたりなのですが、やたらと安い価格で販売されているものもあるとのこと。単なるセール品としての位置づけで安く売っているものもあるでしょうがコピー品の可能性もありますね。

中国犬猫ペット総数は日本の4倍

 最近日本では猫がちょっとしたブームのイメージがあります。ペットとなる犬も猫も増えているかのように思えますが、統計を見てみましょう。

 

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出所:一般社団法人ペットフード協会

 

 今現在で見ると犬も猫も約1000万匹です。ここ数年の推移を見る限り犬は減少傾向、猫は微増(ただし14年から15年にかけては減少)なので、特に増えているというわけではありません。気分的なものなのでしょう。

 

 さて、中国ですが、今こんな感じです。

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 ペットの犬が2740万匹で世界第三位、ペットの猫が5810万匹で世界第二位です。合計で8550万匹なのでざっと日本の4倍。まあ人口がでかいですからペットの数も大きくなりますね。

 

 

 

 

 

 

 

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 ペットを子供とみなすのが54.5%、身内とみなすのが33.4%、友達とみなすのが7.7%です。まあこんなもんでしょう。

 

 

 

 

 

 

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 ペットを養うにはそれなりにお金もかかります。そういう意味では贅沢な趣味であるといえます(最近はそうではなくなってきたのかな?)。毎月の支出を見ますと、豪華型が200-2400元の支出、贅沢型だと2400元以上もの支出が発生しています。平均で語ることのできない中国市場ではありますが、中国の現在の平均賃金を考えますとこの支出はかなりのものといえますね。

 

 

 

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 やはり大きく伸ばしてきてますねえ。日系のめぼしいところは店頭にも商品が並んでいるのでそれなりに参入していると思いますが、今の勢いだとまだまだ行けそうでしょう。消費者向けの商品でもありますので、今まで以上の勢いで伸ばしていくためには現地パートナーとの連携が結構キモなのではないかと思いますね。

閉店知らずの大潤発が山東省で初の閉店

 中国のリテール関連に携わっている人であれば知ってるであろう外資系スーパーに大潤発(RT-Mart)があります。外資スーパーでは断トツのトップですが、リテール関連に携わってない人であれば市街地中心にはあまりないのでひょっとすると知らないかもしれません。2015年の売上高が896.8億元(約1.35兆円)、現時点で348店舗あります。このブログでも何度も紹介したことがあるのですが、これだけの添付がありながら、大潤発は中国大陸でいまだかつて閉店したことがないのです。普通に考えればスクラップアンドビルドしていくというのが当たり前なので、よほど出店地域の目利きがいいか、オペレーションが素晴らしいかということになろうかと思います。

 

 さて、そんな大潤発ですが、ついに中国大陸で初めて閉店する店舗が現れたのです。場所は山東省濰坊市ですが、10月12日に閉店しました。このニュースを見てさすがの大潤発も閉店する店舗が出たくらいなので、中国の小売マーケットが厳しくなってきたのかと思ったのですが、どうもそうでもなかったようです。

 

 2015年4月に大潤発が入居していた濰一購物広場という建物の地下の店舗が全て閉店するという事件が起きました。なんでも、物件オーナーが購入した濰一購物広場内の店舗の運営を管理会社である濰一購物広場商業管理有限公司に委託していた(形としてはオーナーが物件の運営を濰一購物広場商業管理有限公司に委託し、濰一購物広場商業管理有限公司が実際に店舗を運営する人に入居してもらう)のですが、期限到来した時点で運営受託者である濰一購物広場商業管理有限公司がオーナーに運営受託利益を支払わなかったというのです。

 

 また、オーナーはオーナーで物件を購入してから5年も経過しているにもかかわらず権利証を作成する手続きしていないという問題が発生したり、ここに集まっている店舗の質に問題(粗悪商品の販売?)があったりして、気が付けば来客数が減少し、同じ建物にある大潤発の集客にも影響してしまっています。2014年までは毎年10%以上売り上げを伸ばしていた大潤発もこうした問題が発生して以降勢いがなくなり、2015年の売り上げは前年比10%マイナス、来客数も16%も減少したとのこと。

 

 色々と原因はあるのでしょうが、これは物件の管理会社に問題ありということのようです。せっかくの未閉店記録がこんな問題で途絶えてしまうとは。特に競合と呼ぶほどの存在もなかったようですので、この閉店は非常にもったいないですね。同一エリアに別店舗があるので、今後はそこに資源を集中していくとのことです。こんなことさえなかったらまだまだ続けて経営できていたのでしょうね。

2016年上期中国上場服飾企業売上高ランキング

 今日は2016年上期の上場している服飾企業の売上高(営業収入)ランキングをご紹介いたします。ざっと見る限り売上高がマイナスとなっているのは半分くらいでしょうか。

 

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 内訳を見ますと、メンズ、カジュアル、スポーツ、レディース、下着、ビジネス、毛皮、マタニティー・ベビーといった広い意味でのアパレルが前年比売上高が7.18%増、純利益が0.29%増加しています。これに対して、紡織とファスナー類は前年比売上高は28.92%のプラスになったにもかかわらず、純利益は14.73%のマイナスとなってしまってます。そして、全体で見た場合、川下のほうが川上よりも利益率も高い状況にあります。

 

 もう少し細かく見ますと、一つのカテゴリーの上位1-2社のシェアがかなり高く、例えばメンズで見ますと、海澜之家と雅戈尔の2社で売上高の約74%、その他の企業はおしなべて利益も減少しています。レディースでは拉夏贝尔、カジュアルでは森马、スポーツでは安踏といった企業の利益規模がトップクラスでシェアも高い状況にあります。加工とか原材料をやっているよりも川下でやっているブランド力を持つ企業が強いということですね。

 

 デザイナーをやっている知り合いから聞いたのですが、中国人と日本人はやはり服装に対するセンスは違っており、中国向けに日本人デザイナーが日本の感性でデザインした服がさっぱり売れず、最後に中国の感性でデザインする会社に泣きつき、そこには中国の感性を理解する日本人デザイナーも中国人デザイナーもいるのですが、中国人の感性に基づいたデザインをすることで売れないという局面を打開するケースはままあるとのことです。これができればもっと日本アパレルブランドの地位も上がっていくのではないかと。そういうなかで自らのポジションを築き上げたユニクロやMUJIは、あれはファッションではないという人もいますが、異国でここまで持ってくることができたのは本当に素晴らしいですね。

中国でも徹底するアメリカ企業の版権意識

 実は私プロレスファンです。先日上海で開催されたWWE 2016 Chinaに観戦してきました。会場はメルセデスベンツアリーナです。

 

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 中国でプロレスなんてまだまだと思っていたのですが、会場付近にはキャラクターグッズを身にまとった人たちが大勢いました。みんな知ってるですなあ。

 

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 このWWEというアメリカのプロレス団体、世界で唯一の上場している団体で、要するに世界一の規模を誇る団体です。さすがのこの団体も以前上海で開催したときは会場を埋めきることができず、今回も満員というには席が空いてましたが、中国人選手が参戦するせいもあってか比較的埋まっていたと思います。ただ、人の入りが悪い割には盛り上がっており、来場者は結構コアなファンが多かったのではないかと思います。中国の動画サイトPPTVでも番組を流しており、こうした活動を通じてコアなファンを着実に増やしていることから、今後の可能性を感じました。7月に日本の両国国技館で開催されたは満員でしたので、日本と中国ではまだまだプロレスに対する理解度に差があるといえるなかで、なかなかの健闘ぶりといえるでしょう。

 

 それとともに気になったことが一つ。以前蔡依林という台湾人の歌手が同じくメルセデスベンツアリーナでライブを開催したときのことです。ライブが終了し帰途につき時に見かけたのがこれです。

 

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 グッズのコピー商品を販売している光景がたくさん見受けられました。きっとWWEもこんなかなあと思っていたところ、そうではなかったのです。オフィシャルショップが出店されていたのです。

 

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 コピー品を売る人は一人としていませんでした。これがアメリカの版権意識か!推測に過ぎないのですが、イベント開催に当たってコピー品はまかりならぬと相当言いこんでいたのではないかと思われます。ここで制限してもタオパオでは正規品の10分の1くらいの値段で相変わらず売ってます(もちろん品質は劣ります)ので、完全に抑え込んでいるわけではないですが、すくなくともイベント開催時にはまかりならぬという姿勢でいるというのがよくわかりました。果たしてこれはアメリカ企業だからここまで徹底したのか。それとも最近はこういう傾向にあるのか。はたまたその両方なのか。いずれにしても前向きな傾向ではありますね。

2016年上半期中国小売り上場企業営業収入トップ100

 2016年上半期中国小売り上場企業営業収入トップ100なるものが発表されています。データ好きの方には目が離せないでしょう。

 

1.百貨店・ショッピングモール

 中国人の消費力がついてきたということで、中国消費者市場を狙うようになって10年近くでしょうか。とにもかくにも右肩上がりだったのが、営業収入(売上高)の伸び率を見ると結構マイナスとなっているところが少なくありません。特に百貨店関係の落ち込みが目立つように思います。

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2.スーパーマーケット

 国有系や大型系の落ち込みが見られます。大潤発を擁する高鑫も利益ベースでは落ちています。ちょっと気になる動きですね。

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3.服飾・ジュエリー

 意外とこの業界、売り上げがマイナスとなっているところは多くありません。特に服飾関係はダメダメだと思っていたのですが、売上・利益ともちゃんと伸ばしているところが多いですね。

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4.家電

 売上高は伸びているにもかかわらず利益が大幅に減少。家電量販という形態が儲からないビジネスモデルになってきたということか。

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5.ドラッグストア

 売上・利益とも伸びている業界。医薬分業が浸透していく中でさらに伸びていくのか。

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6.EC

 京東の売り上げ落ちているのか。でも赤字幅は減少している。そしてアリババの売り上げは伸びているにもかかわらず利益が激減しているのか。

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7.小売り上場企業(全体)

 では業界全体をあわせたものをご覧ください!

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