社会

中国各地の人口流出入グラフ ~ここから何が読み取れるか~

 ここ最近ちょくちょくツイッターにも投稿してます。何気なく投稿したのが、予想以上に反響の大きかったものがありました。下の図がそうなのですが、中国の人口の流出入を色で表したものです。色が赤いほど流入が多く、色が青いほどは流出が大く、白色は安定を示しています。沿岸部はわかるとして、西部や中北部にも人が集まっており、中部は減っていっていることを示しています。

 

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 ニュースを出した側は経済力や労働力の推移について発信するつもりだったと思うのですが、ツイッター民は違う見方をします。ツイッター民じゃなくても同じように思う人はいると思いますが、多くの人がニュース発信者とは異なる考え方を持っています。それらのコメントがなかなか面白かったので、並べていきますね。 (さらに…)

商社マンOBが中国をふり返る ~本音の中国を語ろう(その二)~漸く、商売が出来ました その3

前回のはこちら。

商社マンOBが中国をふり返る ~本音の中国を語ろう(その二)~漸く、商売が出来ました その2

 

私「分かりました。チベットの問題は奥が深そうですね。さてその中国通ですね、その人は今どうしているのですか?中国駐在でしょうか?」

M「彼は、数年前にガンで亡くなったのです。齢50過ぎの早すぎる死でした。私は北京駐在の時一緒でしたが、酒、あの中国の強い酒をドンドン飲んで、よく騒いでいましたね。その無理がたたったのでしょう。惜しい人を無くしましたよ。私が上海から北京に引っ越して来て、その晩、彼の北京の社宅で小生に、夕食を御馳走してくれました。上海では荷造り、など全部自分で行い、食事もままならぬまま北京に飛んで来て、彼から“夕食、良かったら我が家でしません?”と誘いが来て、小生有難く受ける事にしたのだが、彼の奥様が作ってくれた本格的な和食が、ことのほか美味しかった。小生は空腹で調子に乗ってご飯を何べんでもおかわりをしたら、とうとう電機ガマのご飯が空っぽになって、彼の小さなお嬢ちゃんが“ご飯、無い”と泣き出す始末で、これには小生、お嬢ちゃん、奥様に平謝りに謝った、と言うことがあったね。懐かしい、しかししんみりとした思い出だよね。また小生の属する化学品部門の後輩ですが、見るからに中国人風の人がいまして、この人が北京滞在中は私も一緒でしたが、北京飯店でトラブルを起こしたのですな。どういう事かと言いますと、日本から来た客人と北京飯店で待ち合わせをしていたのですが、その後輩は寝坊して起きた時は時間を超過していたんだね。顔を洗わず粗末な服で北京飯店に駆けつけ、中に入ろうとしたら、ガードマンに呼び止められ“中国人は帰れ!ここは、外国人専用だ。中国人は立ち入り禁止となっている”と居丈高に言われた。彼は“俺は日本人だ!中国人じゃない!と大声で言ったのだが、彼の話す中国語は全く中国人と同じ、しかもボサボサの髪、無精ひげ、粗末な服、誰が見たって中国人である。ガードマンは”それなら、パスポートを見せろ!と言ったのだが、慌てて来たので持っていない。いかんともし難い状況で次第にやりとりがエスカレートして声は益々大きくなって行った。彼の客人はロビーで待っていて、“入口は妙に騒がしいなあ”と思って、よく見たら、会うべき人が中国人と騒いでいる。“これは直ぐ行って止めなきゃ、大変な事になる!”と感じて、大急ぎで現場に行き、事情を説明して、一件落着した、と言う詰まらん話もあるね。この外、私の3年後輩の中国室の人がいるが、この人は学生時代、“楯の会”に所属していてね。」 (さらに…)

シェア電気自動車は完全に破綻したのかな

 日本では中国のシェアサイクルビジネスが一時話題になり、その後いくつかのプレーヤーが破綻し、いまでは上海の街中で見かけるのはmobikeとハローくらいに収斂されているといえます。個人的にはofoの保証金は取り返せたものの、電動バイクの享骑出行からは回収できるという結果に終わってしまいました。そして、自転車以外の交通器具でもシェアリングが行われていたのですが、こちらはあまり話題にはならなかったようですね。電気自動車のシェアビジネスです。実は上海にも以前ありまして、興味をかなり注がれたのですが、保証金が結構な金額だったので断念した記憶があります。今ではもうすっかり見かけなくなったので、おそらくビジネスとしては破綻してしまったのでしょう。ここでは広州に存在していた幸福叮咚という電気自動車シェアについて紹介します。 (さらに…)

商社マンOBが中国をふり返る ~本音の中国を語ろう(その二)~漸く、商売が出来ました

ちょっとお休みしておりましたが、商社マンOBが中国をふり返る ~本音の中国を語ろう(その二)~漸く、商売が出来ました、をスタートさせます!

 

 一昨日の夜は9時30分頃に終わった。本町の居酒屋はその頃は我々以外に客は無く、遅くなって何かせかされる様に出て来た感じであった。Mさんも私と3時間以上話をしてお疲れの様子であり、私は自分のわがままをMさんに聞いて貰って何か申し訳無い気持ちがした。今日は金曜日、私は天六のマンションに住んでおり、今日は場所を変えて私の住むマンションの近くの、天六商店街の飲み屋でお話を聞くことにした。なお退社する前に一言相談役にも連絡しておいた。「分かった。MさんからT君の方へ昨日連絡があってそのT君から私に今日連絡が来た。“本町の居酒屋で一杯やりながら中国談義をした”とね。君は熱心に聞いていたそうだ。Mさんの話を聞き終わったら、要点でもいいから、私とか幹部に講釈してくれよ。」と言われ、相談役はじめ皆が私の事に気に懸けてくれている、有難い事であるが、少々窮屈な感じもした。あまり、Mさんにご迷惑を与えたくないので、今回と次回、合計3回でこの聞く会を終わりにしたいと、思っている。第一回の話は内容があちこちに飛び焦点が定まらぬようであった。しかし、戦争直後のどさくさ、辛い歴史は学校では習わなかったので色々勉強になった。大陸で頑張ろうとした多くの日本人は夢破れて散々な目に遭って命からがらで帰国したわけである。そう言えば私の祖父は中国東北地方に兵役で駐屯、終戦の時、ソ連に連れて行かれたそうだ。祖父は抑留の模様を話さないまま、あの世に旅立ってしまった。その辺りの情況もMさんに聞いておくべきであった。戦前多くの日本人が中国に渡ったが、結局夢破れて傷心の帰国をしたのである。彼らは国策の犠牲になったのであろう。この戦前の日本の行いが今でも、中国、韓国で歴史認識の相違で度々問題になっている。戦前の歴史に就いて日本の中学、高校では殆ど教えない。私も詳細は知らない。しかし、中国、韓国の若者はよく知っているそうだ。彼らと近代史を話しても日本の中高生は近代史を学んでいないのでついていけないそうである。この辺りの問題は後日お話をお聞きする事にして今回はMさんの中国でのビジネスの事を語って頂こうと思って、例によって一杯やりながらお聴きする事にした。

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中国ネットユーザーの身分属性と収入分布

CNNIC(中国互联网网络信息中心)がネットユーザーの身分属性と収入について発表しています。中国の人口約13億人に対して、ネットユーザーが8.29億人ということなので、それなりに参考にすることができるかと思います。グラフの日付を見ると2017年6月となっており、2年近く前になるという点はご了承ください。ではまず、ネットユーザーの身分属性を見ていきましょう。

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商社マンOBが中国をふり返る ~本音の中国を語ろうその9

私「中国が漢字を作った。中国が色々な単語を作った。なのに日本が漢字の語彙を考案して中国に教えた、と言う事ですか?

それは知らないですね。大多数の日本人は知らないでしょう?」

M「そうだね。この事実は余り知られていない。例えば今の国名“中華人民共和国”この名前で日本が考案した語彙は人民共和国。昔の中国には中華という概念は有ったが人民、共和、国と言う概念は無し。故に日本が明治時代、高名な学者、福沢諭吉、西周、中江兆民、森有礼などが西欧の辞書、学術書などを読んで新しい,相応しい言葉を発明して中国に紹介したんだ。非常に多数有る。外交、安全、環境、労働、衛生、法律、規則、哲学、戦争など非常に多い。さて、話が逸れたが食品の東京から来た後任の人は広州赴任なのに、郭沫若を知らない。」

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商社マンOBが中国をふり返る ~本音の中国を語ろうその8

私「中小企業の状況は分かりました。大手企業はどうでしょうか?」

M「色々有るね。私の出身母体の先ほど言った商社は先進的で、現地社員を大いに抜擢している。今や日本人社員の上司は中国人と言うのも珍しくない。私の存じているその中国人社員は上海法人の部長をしており、南京の人で日本語は勿論ぺらぺら。前の社長が南京訪問した時通訳したが、社長もその流暢さに驚いていた。この様な人はドンドン伸びて行く。中国人社員が上司になり、下に日本人が居ると言うこの姿は極めて当たり前なのだが、他社大手企業もその様であるので、珍しくない」

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商社マンOBが中国をふり返る ~本音の中国を語ろうその7

私「難しい問題ですね。日本では優秀即不正はしない、と言う暗黙の了解が有りますが、中国は先ずは不正をするとみて対処すべきでしょうか?」

M「道徳、倫理の観念が薄いね、中国の社会は。故に個人で防衛すること。仕事を任せるという事は自分が責任を持つ事で、要は常に仕事振りを見ている事。電話を注意して聞くとか、外出は何処にどれだけの頻度で行っているとか、本人にはちゃんと見ているぞ!と思わせる事だね」

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商社マンOBが中国をふり返る ~本音の中国を語ろうその6

私「よく分かりました。次の問題はなんでしょう?」

M「報連相とか報告の仕方かな?これもね中華民族のDNAに関係していると思うよ。中国の伝統社会では自ら動くと災いは自身に及ぶと言うジンクスが有るので動かない方が良いとされている。上司の言うとおりに行う方が一番安全な処し方。で、報告、連絡、相談も自分からして来ない。聞かれたら答える、言われたら行うと言うのが彼らの身体に浸み込んでいる。もっとも最近は欧米流の仕事方法を身に付けている若きエリートは積極的に自分のアイデアを言う様になって来ており、このDNAは徐々に少なくなって来ている。それから報告の仕方の件、結論を先に言わず最後に言う傾向に在り、聞く方は“一体何を言いたいのだ!Yes Or Noどちらなんだ!”と爆発しやすい。途中話している言葉聞いていると、グチャグチャ言ってお前一体何を言いたいのだ?と怒鳴る気持ちになる。迅速に動く社会ではこの様な報告の仕方は改善すべきだろうね。まあ、今言った様に競争激烈の社会ではエリート社員は積極的に仕事に取り組んでおりこの報告の仕方も欧米流に先に結論出す方向にあり、安心はして良いでしょうね。つまり、人次第で採用するなら、自ら動く社員を採用すべきであるでしょう。」

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商社マンOBが中国をふり返る ~本音の中国を語ろうその5

私「面子の事で、私が具体的に注意する事は何でしょうか?」

M「いい質問だね。日本ではいと簡単に人前で注意する、大きな声で叱正する、“お前アホか!”とかね。又簡単に腰とかお尻を叩いて“しっかりせいよ!”とするが、これは中国では厳禁。こんな事したら、社員全員から猛反発喰らい最悪サボタージュで仕事はできない。わが社の遼寧省にある繊維工場に中堅の中国語ペラペラの社員が本社から派遣され赴任した。ある日朝礼終了後、現地社員に冗談まじりに先ほどの“しっかりせいよ!”と極く軽くお尻を叩いたそうだ。そしたらその社員が怒り、反発した。これを目撃した他の社員も反発、事態は急激に悪化して、社員はサボタージュ。

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