Date: 7月2015

上海のベビー用品展示会

 最近よく展示会を見に行くのですが、先日も仕事のからみでベビー用品展示会なるものを見てきました。この展示会に行くのは初めてです。ベビー服、ベビー用品、ベビー食品、おもちゃがメインなのですが、なぜか日用品を展示しているところも多々あり。自社ブランドのおむつを売っているっぽいブースになぜか越境ECで売れ筋の日本製の日用品が展示されていたりしているのもあれば、ベビー用品が全くなく、日用品しか展示していないブースもありました。今やだれもかれもが越境EC、中国の完全な異業種企業までが日本の消費財を扱う越境ECを始めることを考えているほどです。まあ、今はブームだと思うので、稼げるうちに稼げばいいのではないかと思います。

 

  

 

 最近は消費財が人気ですが、おむつも相変わらず人気です。

 

 

 おむつに関しては日本での問屋とのやり取りもあるのでだいたい分かってきているのですが、はっきりいって儲からない商材ですね。相当大量にサバくことができれば絶対額はある程度稼げるでしょうが、粗利率は相当低いです。私のところに話を持って来る先も「うちは●●円しかサヤをとってませんと」はっきり教えてくれたのですが、初めて聞いたときは余りの粗利の小ささにかなり驚きました。

 

 この展示会ではなぜか日系企業のブースをあまり見かけませんでした。ひょっとしたら気づかなかっただけなのですが、有名どころはピジョンぐらいだったかと思います。結構大きなブースでしたよ。

 

 

 

 今までコンサルビジネスの中で、「中国は一人っ子政策の関係もあって子供に対してものすごくお金をかけるんですよー、だからチャンスありありなんですよー!」とのたまう企業を多く見てきましたが、全く見かけなかったですねえ。そのころの勢いはどうしちゃったのでしょうか。そうこうしているうちに中国経済減速といわれ、タイミングを誤ってしまってる感がしますね。

 

 企業名はともかくキャラクターとして知ってるところではこんなのが出てました。もう定番ですね。

  

 

 ベビー用品展示会なのになぜかセクシー姐さんもいます。全然関係ないと思うのですが。

  

 

 あと、よく台湾企業の商品でで日本語の「の」を商品名にいれるのを以前よく見かけましたが、同じような感じで日本語っぽさを出すような商品名はこの展示会でも多く見られました。この展示会を別にするとそれを大々的にやっているのがメイソウですね。明らかに日本語がおかしいのですが、中国人から見ると外国語なので、おかしいかどうかなんてわからないのでしょう。しかしこの展示会で見つけたこの商品のネーミングはインパクトが強すぎました。ちなみにこれ、食品です。

 

 

上海のコンサート模様

 久しぶりに中国でコンサートに行ってきました。台湾の女性シンガーJOLINこと蔡依林のコンサートです。スーパースターですね。自分の誕生月なので自分に対するご褒美の意味も込めてちょっと行ってみようかと思ったのであります。

 

 

 

 場所は上海のメルセデスベンツアリーナ。

 

 

 最大収容人数は18,000人。最近はもっぱらプロレスは後楽園ホール、ライブはライブハウスなので、これくらい大きな会場でのコンサートは久しぶりであります。そういえば2012年にUFCを見にさいたまスーパーアリーナに行きました。さいたまスーパーアリーナは最大収容人数が36,500人、横浜アリーナが17,000人、大阪城ホールが16,000人なので、メルセデスベンツアリーナはほぼ横浜アリーナと同じくらいの規模といえます。会場で見た感じではさいたまスーパーアリーナとそんな変わらない感じもしたのですが。

 

 入場は席により入場口が違うのですが、それに対する案内がほとんどなく、そのあたりは残念。その後ようやく自分のチケットの入場ゲートを見つけました。入場時には荷物チェックがあり、飲料、食品とも持ち込み禁止。飲料は飛行機に乗る時のチェックと同じ理屈なのだろうと思いつつ、食料はみつかってしまいなくなくポテトチップスを廃棄。中に入れば食品も売っていたのですが、これも飲料と同じく危険回避のためなのだろうか、はたまた食品販売で設けるためなのだろうか。しかし、これもあってか会場内(アリーナ内)で飲食する人はあまり見かけず、あまりゴミも散らからずこれはこれでよかったかと。

 

 この会場は楕円形なので、最初に思ったのは楕円形の長い方をステージにして、その後ろの席をつぶした席になるかと思っていたのですが、チケット予約時の案内を見ますと、中央にステージがあり、全方向に席があるというものでした。ひょっとして中央で歌ってぐるぐる回りながらすべての方向に向かって歌うのかなあと思ったらそうでした。

 

 

 

 中華料理の円卓ばりに丸いステージがあり、このステージもまわれば、舞台上のシンガー、ダンサーたちも適宜向きを変えて全方向にアピールしています。なるほど。

 

 上海でのコンサートは依然も言ったことがあるのですが、その時も今日も同じなのですが、歓声はあるものの拍手がないのです。なぜかというと多くの観客がペンライトのようなものを持っているため、拍手ができないのです。ペンライトは会場を華やかにします。こんな感じです。ちなみにこのペンライト、会場付近では売り子がたくさんおり、簡単に入手できます。

 

 

 

 それと、ステージの上のスクリーンには謳っている曲の歌詞が映し出され、観客が歌いやすくする工夫がされていました。さすがに観客のリクエストの応えてアドリブで歌った曲については途中から歌詞が映し出されていました。

 

 中国のコンサートチケットは非常に高いです。今日のコンサートはまだ良心的だったと思うのですが、290~990元、つまり最も高いものだと約2万円もします。ちなみにリチャードクレイダーマンが来年1月に上海に来るのですが、280-1680元、一番高いので34,000円!高すぎ!後から思い立ってチケットを購入したので、チケットも少なく、最も安い290元を購入したのですが、再後列でした。しょうがないか。

 

 長らく日本のこんな大きな会場のコンサートには行っておらず、プロレス観戦、ライブハウス、だいぶん昔のコンサート経験との比較になるのですが、物販スペースが見当たりませんでした。キャラクターグッズの販売は結構儲かるイメージなのですが、なぜかありません。ところがコンサート帰りにこんな光景を見ました。

 

 グッズが売られています。でもとてもオフィシャルのものとは思えません。

  

 

 こんなのもありました。なんとコンサートの模様の写真です。

 

 

 安売りしているところもありましたが、おおむね1枚10元で売ってました。当日の写真なのか、別会場の写真なのか、いずれにせよ写真を見る限り当日着用していたのと同じ衣装の写真でした。中国ではコンサート会場で写真を撮るのは全く問題ない(と思う)ため、このようなビジネスができるのでしょう。しかしこんなのを厳しく取り締まって、オフィシャルのグッズ売り場で物販して、それでもってチケットをもっとリーズナブルな金額にしたらいいのにと思ったのであります。

 さて、コンサートが終わると当然帰るのですが、この日のスタートは正式には19:30、実際のスタートは19:50くらいだったと思います。結構スタートが遅く、全てが終わったのが22時過ぎでした。せっかくコンサートが盛り上がっているのに途中で結構帰る人が見られました。面白くないのか?いや、そんなことはないはず。おそらく地下鉄の終電を気にしながら、後ろ髪を引かれる思いで返ったのだと思います。地下鉄の終電は路線にもよりますがはやいので22:18、おそいので22:38です。こんなに多くの人が集まるイベントがあるのにこんな時間で公共交通機関がストップしてしまうなんてアホとしか思えません。18,000のうち1割が終了間に帰ったとして残りざっと16,000人、複数で来ている人も多いでしょうから単純に2で割ると8,000組、この中でなんとか地下鉄に間に合ったのが半分として残り4,000組。この4,000組の大多数がタクシーを利用することになります。会場の周りは人、人、人。しばらく黄昏る人もいますが、やはりタクシーを何とかしえ拾おうとする人も多いです。タクシーが安いからいいものの、安くないチケットを購入している特に学生あたりになるとタクシーだの負担も惜しいと感じる人もいるはず。現に横に座っていて途中退場した女性は大学生くらいだったように思います。途中で帰っていく人に気付くシンガー、やむなく途中で帰る観客、お互いにとって残念ですよね。

 

 全体的にはそれほど曲を知っていたわけではないですが、それでもやあり何曲も聴いた曲があり結構楽しめました。それに当り前ですが歌がうまい!はやはりスーパースターですね!また機会があれば行ってみたいと思います。

ちょっと怪しげな美術品取引

 中国で美術品を売りたいという日本の友人に頼まれ、美術品取引の会場について行ったときのことです。美術品は大変高価なため日本から持ってこず、写真のみを用意しました。会場に到着して連絡を取っていた担当者にその写真を見せたところ、現在中国では美術品が大変人気で、日本で売買されるよりも高額で取引されるという非常に期待感を感じさせる返事が返ってきました。今後の売却までの流れを確認したところ、まずその美術品を取り扱うための前提として真贋鑑定をする必要があり、そこで500元の費用を請求されました。べらぼうな金額でもないので鑑定することに同意し、それからしばらく待たされることとなりました。待たされている間に担当者が入れ代わり立ち代わりやってきては、こちらが用意した写真を見て「こんな素晴らしいものはない、かなりの価値がある」といってきます。言ってきた金額はこちらが販売したいと思っていた金額の何倍もします。そのうちこの会場は美術品の直取引が行われる場所かと思っていたが、実のところはオークションを行う会社の商談会であることがわかってきました。そして、オークションにかける場合の手数料として、鑑定書を発行する必要があり、これとは別に成約手数料が7.5%、出品物の宣伝費用として販売予定額の1%が初期費用として発生するとう説明を受けました。まず、初期費用が結構な金額になること、そして真贋鑑定を行いながら鑑定書を別途発行すること、その会場に展示されている美術品や展示棚がみすぼらしく、商談会という割には買い手と思われる人の姿が全く見えなかったことから、時間が経過するとともにこの会場で行われているやり取りの全てが疑わしく感じられるようになりました。商談会の主催会社は資本金が1000万元と一応の規模を持つ会社であり、また入居しているビル自体も多くの有名企業が入居しているオフィスビルであり、会社自体はしっかりしていると思われたが、どうにも怪しく感じられました。

 オークションを行う会社にはオークションの意味を表わす「拍売」という文字が社名に含まれている必要があります。調べてみたところ、この商談会の主催会社名にはこの2文字が含まれていません。案の定経営範囲にはオークションが含まれていません。オークション自体は別の会社の女木でやるのかもしれませんが。また、同社のウェブサイトには「国内外の数名の有名収集家及び大型芸術品投資機構が共同発起設立した株式制集団公司」とあるが、登記情報を見たところ出資者が2名、組織形態は股份公司ではなく有限公司会社でありました。

 さらに色々と調べてみますと、中国ではこのような会社は少なくなく、詐欺的なケースでは真贋鑑定料500元でひと稼ぎ、鑑定書発行でまたひと稼ぎ、その後オークションプラットフォームに乗せるための初期費用等名目でまたひと稼ぎ、これらを払ったはいいもののいつまでたっても取引が成約するわけでもなく、あたかも費用さえ払えばそう遠くないうちに成約すると思いこまされていただけということに最後に気付くことになります。

 気の緩んだ人や欲の皮の突っ張った人だとついつい相手の勢いに飲まれて契約してしまうかもしれません。どうしても海外に出てしまうと気が緩んでしまうような人がいますからね。海外であるが故により気を付ける必要がありますね。

世界最高層ビル建築計画の今

 3年前に日本のメディアでも紹介され始めた世界最高層ビル建築計画(クリックで参照)という記事を書いたことがあるのですが、覚えていますでしょうか。長沙で838メートルのビルを7か月で完成させるというものです。余りにも無謀な計画だということで話題になったのですが、その当時の報道ではちゃんとした認可も取得していないにもかかわらず、建築会社が大口をたたいたいました。さて、あれから3年、現場の様子を見てみましょう。

 

 建築物はありません。

 

 

 これは19日間で完成させたと話題になったビルです。この記事が参考いなるかと思います。

http://www.jiji.com/jc/zc?k=201503/2015031800740

 

 

 基礎工事で掘ったところでしょうか、人工湖になってしまっています。ボート上に人がいますが、どうもここで魚の養殖を始めたようです。

 

 

 同じく養殖の現場。

 

 

 工事用資材の残骸でしょうか。

 

 

 スイカを植え始めた人もいます。

 

 

 大口を叩いた建築会社が残したのは結局この人工湖だけのようですね。

 

 

 どう見てもただの田舎です。さすがにここに838メートルのビルが建つことはもうないでしょう。

中国西部地区で新たに開業したショッピングモール

 今年上半期で、西部地区に合計25個もの大中型ショッピングモールができています。このうち、西南区占が18個(重慶7、四川7、雲南3、貴州1)、西北区が7個(陕西3、新疆2、甘粛1、青海1)となっています。グラフで見てみましょう。

 

 まず、西南地区。大型(10万平米以上)、中型(4-10万平米)で色分けしています。

 

 重慶がなんと大型ショッピングモールを6個も作っています。人口が約3000万人もいて超大都市ではあるのですが、中型含めて7個も作っています。四川省も大中型合わせて7個作ってまして、四川省の大都市といえばイトーヨーカ堂のある成都が浮かびますが、このうち成都はわずか3個、残り4つの都市は聞いたことがない都市(遂寧、宜賓、広元、内江)です。

 

 次に、西北地区を見てみましょう。西北地区といえば以前旅行に行った新疆ウイグル族自治区がパッと浮かぶのですが、ショッピングモールができたところで言うと新疆、甘粛、青海、陝西の4つになります。新疆はウルムチとアクス、ウルムチは有名ですが、アクスも新疆の中では大きな都市です。陝西省の3個は全て西安です。

 

 いままで沿岸部でショッピングモールを作り過ぎというニュースをよく聞いてきましたが、その動きが徐々に内陸のほうにも入ってきているようです。西南地区、西北地区で10万平米以上が17個、いくら国が大きいとはいえかなりの急ピッチです。2年半前ほどの情報ですが、成都、西安、重慶は建築中のショッピングモールの面積がそれぞれ第3位、第10、第12位であり、今回紹介するデータもそれを裏付けるものとなっております。、成都、西安、重慶のような都市はともかく、それ以外の都市だと確かに都市部と比べて少ないのでまだ増えていくんだろうと思います。あとは最近伸びが鈍化してきている中国国内消費がどれだけついてきてくれるかですね。

資生堂中国の四大改革

 中国のスキンケアの市場規模は212億米ドルでトップ、2位が日本で162億米ドルなのですが、大きく引き離しています。しかしながら、一人当たり消費額となると日本は127米ドル/年、中国はわずかに16米ドル/年、北京・上海・広州等の大都市だと30米ドル/年ですが、まだまだ日本と比べて大きく後れを取っており、逆に言えば潜在力のある市場ともいえます。

 さて、2014年の中国化粧品市場ですが、2014年のロレアルの中国売上高は143億元で前年比7.7%増、韓国の愛茉莉太平洋が25.5億元で前年比なんと44%増、エスティローダーは売上数値を公開していないものの、前年比二ケタの成長をしているようです。そして、日本を代表する資生堂、中国のトップがいつのまにかドイツ人になっています。知らなかった。中国ビジネスに成功した日系企業として良く取り上げられる資生堂ですが、昨年の資生堂中国の売上高は1148億円(58億元)と、表面的には大きく見えますが、前年比わずか2.8%しか伸びていません。将来的には中国市場での売上目標を2000億円に設定しており、最近8か月の間の20名以上のマーケティングの高級人材を採用しており、今後さらに多くの人材と管理面で現地化を進めていくとのことです。

 

 この2000億円の目標を達成するために、ドイツ人トップは4大変革なるものをアピールしています。

 

1.ブランド再建

 急成長している韓国ブランドはブランドストーリーを消費者に対してアピールできているのに対して、資生堂のドイツ人トップは資生堂は消費者に対してそれができていないと感じており、これとポジショニングを今後明確にしていくとのことです。

 

2.商品イノベーション

 ブランドのポジショニングを明確にすること以外に、中国現地での研究開発を強化していく方針です。既に北京に研究開発センターがあるのですが、上海にも儲けて商品の現地化を促進していくことを考えています。

 

 

3.組織調整

 日本に合った「中国事業部」の経営とマーケティング機能を資生堂(中国)投資有限公司(中国の傘型会社)に移します。これにより今後資生堂(中国)は独立して中国戦略、企画、マーケティング、研究開発の意思決定を迅速に行うことができるようになり、中国現地のニーズにより対応しやすくなっていきます。

 

4.ビジネスモデルの変革

 資生堂の中国におけるEコマース販売の比率は商品により異なるのですが、ざっと5-20%、これを2020年までに30%にまで引き上げていく計画です。これは計画ですが、ドイツ人トップはもっと高い数値にいなるのではないかと予想しています。ニールセンが3万人の中国人消費者に対して行った調査によりますと、昨年42%の中国人消費者がスキンケア商品をネット販売で購入しているという結果が出ていますが、世界全体ではこれは25%に過ぎず、中国のネット購入比率がかなり突き抜けていることがわかります。また、今後はデジタルマーケティングの重視し、3年以内には従来のマーケティングとデジタルマーケティングの比率を逆転させると計画しています。

 

 冒頭にも書きましたが、欧米系の化粧品ブランドが非常に人気がある中で、資生堂の伸びが弱いというのが現状です。生堂の中国事業はわりと早い段階に中国市場に入ってきたことが成功要因として取り上げられています(時期が早かったが故に多くの怪我もしてきていると思います)が、その貯金ももうなくなってきていると思います。伸びが鈍化したこの時期にドイツ人トップが提唱した計画をどれだけ実践に移すことができるのか、なかなか興味深いところですね。

中国のマンション・アパートのメンテ

 メディアの報道で中国のビルが倒壊している記事がなんか最近目立ちます。

中国で相次ぐビル倒壊、「おから工事」が原因?

http://jp.wsj.com/articles/SB11377468785266573983404581063303715376220

 

 一言で言うと手抜き工事ですね。中国にお住いの方はご存知でしょうが、中国不動産(ここではマンション及びアパートと言い換えましょう)のクオリティは高くありません。日本で言う億ションは通貨を引き直すと500万元、庶民レベルが買う3000-5000万円は150-250万元になりますが、500万元でも大したことがないのに、150-250万元なんてほんと大したことないです。今まで家賃の高いところにも安いところにも住んできましたが、高いからといって品質面で満足できるかというとそういうことでもなく、安いところは言わずもがな。

 

 さて、そんな中国の不動産、ひどい売り方をしえいるところもあるようです。新築物件の購入はまだ実際に出来上がっていない段階で購入するケースも多く、最近見た報道ではそもそも150平米のマンションを購入したつもりが実際に50平米しかなったというケース。これはあまりにもひどい。平米いくらで取引されるケースが多い中で、面積が3分の1って、そりゃ買ったオーナー側は怒り狂うに決まってる。それに対してデベロッパーが落ち着いて話し合いましょうって、落ち着いて話せるわけがない。結構知名度のあるデベロッパーだとここまでひどいことはないのでしょうが、それでも品質面でのクレームは決して少なくないようです。

 

 

 以前管理費をちゃんとおさめる人が少ないという記事を書いたことがあります。住んでさえいなければ管理費を積極的におさめようとしない人が多く、例えばせっかくエレベーターが3台もあるのにいつも動いているのは1台、わざと止めているのかと思いきや、そもそも壊れていて、週するつもりがないようなところもあります。では、修繕するための積立金ってどうなってるのでしょうか。日本だと毎月積み立てていざという時にそれを活用しますよね。神戸の地震の時にマンションは痛みましたが、この積立金のおかげで今もちゃんとしたマンションでいられますし、一定期間が経過すると外壁を塗ったりもしており、かなりの築年数がたってもとてもきれいです。で、中国だとこのあたりの制度がどうなっているのかを見るとこういう記事を見つけました。

http://sumutoko-ch.com/1198

 要するに修繕積立金という制度は存在しているようですね。一時金方式が一般的でありながら、「100㎡の建築面積であれば1万元程度といわれています」はあまりにも少なすぎるかと。そりゃあぼろくもなっていきますよね。まあ、毎月支払いにすると払わない輩が出てくるだろうから一時金になっているのではないかと思われますが、購入時の1万元と今の1万元って全然価値も違いますし、これだとますますマンションやアパートのメンテがおろそかになっていきそうですね。古いアパートだと果たしていつまで持つのだろうか。 

どこかで割り切らないと

 とある飲食店の話。海外進出を検討していてまあ距離も近いということでアジアから始めることを考えている。これはよくある話ですね。いろいろと調べたりためしたりしていると自分たちの提供する料理の評判も決して悪くない。ここまでくればあとは出店するための資金をどう手配するとか、誰を派遣しようかということになってくるかと思うのですが、結局のところ断念。で、その理由というのが、日本で提供しているものと同じレベルのものが提供できないからというもの。うーん。こういう理由で進出しないとなると一生進出することはないなあと思いました。ここでは進出先を中国と仮定しますと、そもそも中国と日本とでは水が違う、材料を現地調達するとなると当然材料も違ってくる、全く同じものができるはずはないと思うんですよね。もちろん、職人としてできるだけ理想的なものを提供したいという気持ちは大事だと思いますし、それを目指すべきであると思いますが、どこかで無理なものは無理と割り切らないといけないと思うんですよねえ。この話、以前とある台湾の外食系企業から聞いたことがありまして、彼らは台湾で提供するものと全く同じものを提供できるとは思ってないんですよ。水も違えば材料も違う、全く同じものを提供できるはずがないという考え方なんですよ。できるだけ近づけたいということから機械を輸入したり、原材料も輸入したりしていますが、100%全く同じは無理という考えで、そういう割り切りって大事だと思うんですよねえ。日本だと職人気質という言い方があります。これはこれで素晴らしいのですし、守っていってもらいたいと思うのですが、客観的要素により難しいとなればそのあたりは割り切らないと。日本人が海外で生活するにあたり、日本と近い生活するということはできても日本と全く同じ生活をすることができないのと同じだと思うんですよね。

【7/20上海】TNC中国セミナー「中国の税関トラブル」

 久々に上海でセミナーを開催します。以下案内文です。ご興味をお持ちいただける方は是非お申し込みください。

 

 「世界の工場」という呼び名が以前ほど聞かれなくなりつつあるものの、依然多くの工場が所在する中国。中国でのモノづくりは依然として活況ですが、マーケットの状況は変化してきており従来の輸出型ビジネスから国内販売型ビジネスへ転換している企業も少なくありません。しかし、いずれの企業でも国際貿易をまったく行わない企業は少数派で、税関実務に悩まされている企業は少なくないでしょう。

 税関実務は一旦トラブルが発生しますと多額の罰金を課せられる等事態が複雑になってしまうことから、今回のセミナーでは、トラブルを防ぐにあたり、いかなる点に注意しておかなければならないか、トラブルが発覚した場合どのような処罰を受けるのか、といった点につきまして、トラブル事例も交えながら説明してまいります。

ご多用とは存じますが、多数ご参加賜りますようご案内申し上げます。 

講演内容
 ■税関査察に関する規定
 ■税関査察の内容(査察の重点、査察の内容、違反が発生する箇所、違反の特徴etc)
 ■税関規定違反による処罰(罰金、税関格付けの引き下げ、拘留etc)
 ■税関トラブル実例紹介
 ■税関トラブル回避のために

講師    呉 明憲
株式会社TNC ソリューションズ 代表取締役
拓知管理諮詢(上海)有限公司 総経理  

開催日時    2015年7月20日(月)
  受付 13:10~13:30
  講義 13:30~16:30

会場    古北湾大酒店 5階会議室
上海長寧区虹橋路1446号 電話:021-5257-4888 

参加費    600元(顧問先企業は200元)

定員    30名

 

 申込書はこちらをクリックしてください。

【7/20上海】TNC中国セミナー「中国の税関トラブル」のご案内

【7/20上海】TNC中国セミナー「中国の税関トラブル」のご案内

「世界の工場」という呼び名が以前ほど聞かれなくなりつつあるものの、依然多くの工場が所在する中国。中国でのモノづくりは依然として活況ですが、マーケットの状況は変化してきており従来の輸出型ビジネスから国内販売型ビジネスへ転換している企業も少なくありません。しかし、いずれの企業でも国際貿易をまったく行わない企業は少数派で、税関実務に悩まされている企業は少なくないでしょう。

税関実務は一旦トラブルが発生しますと多額の罰金を課せられる等事態が複雑になってしまうことから、今回のセミナーでは、トラブルを防ぐにあたり、いかなる点に注意しておかなければならないか、トラブルが発覚した場合どのような処罰を受けるのか、といった点につきまして、トラブル事例も交えながら説明してまいります。

ご多用とは存じますが、多数ご参加賜りますようご案内申し上げます。 

講演内容
 ■税関査察に関する規定
 ■税関査察の内容(査察の重点、査察の内容、違反が発生する箇所、違反の特
徴etc)
 ■税関規定違反による処罰(罰金、税関格付けの引き下げ、拘留etc)
 ■税関トラブル実例紹介
 ■税関トラブル回避のために

講師 呉 明憲
株式会社TNC ソリューションズ 代表取締役
拓知管理諮詢(上海)有限公司 総経理  

開催日時 2015年7月20日(月)
  受付 13:10~13:30
  講義 13:30~16:30

会場 古北湾大酒店 5階会議室
上海長寧区虹橋路1446号 電話:021-5257-4888 

参加費 600元(顧問先企業は200元)

定員 30名