Date: 8月2015

中国の離婚数は363.7万組

 以前も似たようなことを書いたことがあるのですが、今日も中国の離婚について書いてみます。

 2014年1年間の離婚数は363.7万組、このうち円満に離婚できたのが295.7万組、裁判まで行ったのが67.9万組もいます。2割近くなので結構多いです。イラストを見ると不動産の帰属による紛争が多そうですね。

 

 

 離婚数の推移を見ますと、2010年を境に急激に増加していることがわかりますが、なんと80年代の10倍にも増加しています。

 

 離婚数は増加していますが、婚姻期間は長くなっています。日本と比べて男女間経済格差は小さいと思うので、女性の経済力がついてきたという理由でもなさそうですし、なんなんでしょうねえ。

 

 平均離婚年齢は40歳ちょっと前です。子供がいるとすると小学生くらいになりますね。

 年齢別に見た場合離婚率は65-70年代生まれが最も高くなってます。

 

 地域別で見ますと新疆、黒竜江、吉林がトップ3、北のほうが離婚率が高くなる傾向にあるようです。

 

 職業別に見ていきますと、一般サラリーマンが最も高くなってます。農業は最も低いですが、一緒にっ作業することで絆が強くなるのか、はたまた田舎が多くて、離婚難点とんでもないという雰囲気なのでしょうか。

 

 さて、最後に、日本でも話題になった不倫サイト(既婚者向け出会い系サイトAshleyMadison.com)、日本の会員は180万人だそうですが、中国での本格的な展開はまだまだこれからのようですが、それでもそれなりに会員数はおり、最も多いのが上海、そして広州、深圳、北京と続いています。いわゆる一線都市がトップ4を占めている形ですね。多分これからどんどん増えていくんでしょうね。

中国人社員の平均勤続期間は2.8年

 日本人は終身雇用(最近はだんだん薄れつつありますが)、中国人はすぐ転職する。よく言われます。そこで本日は、中国人の転職について見ていこうと思います。

 

 これは《2015年春季人材流動分析報告》からの抜粋なのですが、それによりますと、ホワイトカラーの61.5%(転職活動中47.8%、転職済み13.7%)が転職活動を行ったとのこと、春節前後の動きでもあり、一番動きの大きい時期ではあるというものの、ちょっとこれは大きすぎるかと。まあ、傾向を見るという意味では春節前後に動くということをイメージできるという点で参考にはなるかと思います。

 

 

 

 下の表ですが、公務員が転職する人数が34%増加しているというデータです。そしてその人たちの人気業種は不動産、インターネット、金融です。日本の場合だと公務員がこれら三業種に転職する人も中にはいるでしょうが、ちょっと違うイメージですね。

 

 

 地理的な意味での転職先ですが、一線都市へ転職する人が10%減少しているのに対して、一線都市の周辺にある、北京に対して天津、石家庄、上海に対して蘇州、杭州のような二・三線都市への転職が13%増えてきています。これらの都市の生活環境もよくなってきたでしょうし、産業も発達して受け皿も増えてきているということでしょう。

 

 

 さて、転職する人との面接を経験したことのある人にとってはわかりやすい内容化と思いますが、下図はなぜ転職するのかの理由です。

 同僚との不和:7.4%

 勤務期間が長くなった:7.6%

 給与が低い:10.3%

 新たな仕事に対する興味:15.3%

 昇進の機会がない:59.4%

 

 これらの理由は面接では確かによく出てくる理由ですね。ちなみに、2014年のホワイトカラー転職者は平均で給与が15-25%も上がったとのこと。転職するだけでこれだけ上がるのですね。そりゃあ人件費もどんどん上がっていくわけです。

 

 下図は平均勤続期間です。業種によって分かれていますが、米国の平均が56ヶ月、中国の平均が34か月です。中国は3年持たないということですね。まるで駐在員の人気みたいですね。ちなみに私の知人がおもしろいことを言ってました。安易に人材紹介会社を利用する企業に対しての苦言なのですが、「数年でやめてしまうような人を日本ではアルバイトといいます。アルバイトを人材紹介会社を通じて採用しますか?」。なかなか厳しい言葉ですが、言ってる意味は分かります。中には人事部門がちゃんとあるのになぜか採用は人材紹介会社任せになっているようなところもあり、それって職場放棄なのではと感じてしまうこともあります。必要に迫られて人材紹介会社を利用するのはいいのですが、なんでもかんでも人材紹介会社を利用するのは確かに考え物ですね。

 

 

 最期は勤続期間比較です。日本は終身雇用となっていますが、補足として2014年には290万人が転職しており、これは4年連続の増加。終身雇用は果たしていつまで続けられるのかというようなコメントです。その他の国を見ますと、ドイツ10.5年、韓国10.3年、イギリス7.8年、アメリカ4.7年、中国2.8年です。ドイツ、韓国は結構長いですねえ。中国は3年足らず、これを見せられるとリテンションがいかに難しいか、そんな中で人材育成をどの程度注力すべきか、悩ましく感じますね。中国の日系企業を見る限りは平均2.8年ほど短い期間ではないと思いますが、企業国籍を問わず全体で見るとこんなものかもしれませんね。

 

上海のショッピングモールの消費データ

 ちょっとボリュームが多いですが、なかなか面白いデータを見つけました。上海の(1)市級商圏:港匯恒隆広場、来福士広場、正大広場、五角場万達広場、(2)社区商圏:西郊百聯、大拇指広場、瑞虹生活広場、繽谷広場、これらに関する消費データです。市級商圏と社区商圏に分けてみていきましょう。ボリュームが多いので後になればなるほど手を抜いていますが、そのあたりはお許しください。

1.市級商圏

(1)消費確率

 その場所に買い物に行って消費する確率です。港匯恒隆広の例で見ますと、消費しない人が53.1%、ショッピングする人33.6%、飲食する人18.9%、レジャー娯楽6.2%、関連サービス消費0.4%となります。

 

 

 

 以上を取りまとめたのが次の表です。港匯広場だけが消費しない人が半分を超えています。消費する場合、ショッピングが最も大きく、その次が飲食です。

 

(2)一人当たりショッピング平均金額

 商品別の消費金額です。港匯恒隆広場の表は左からアパレル、靴・帽子、カバン、化粧品、時計・アクセサリー、家庭用品、図書・AV、食品、デジタル製品、その他です。時計・アクセサリーが突き抜けた数値になっています。貴金属が平均値を高くしているものと思われます。その他はカバン、デジタル製品が続き、あとはどっこいそっこいです。平均値は857元となっています。

 

 来福士は左からアパレル、靴・帽子、化粧品、時計・アクセサリー、家電、カバン、食品で、家電とカバンが1000元で同額首位、平均で559元の消費となっています。

 

 正大広場は左からアパレル、靴・帽子、化粧品、時計・アクセサリー、家庭用品、カバン、食品、デジタル製品、その他で、時計・アクセサリーが突き抜けた数値になっています。平均で565元の消費となっています。

 

 

 五画場万達広場は左からアパレル、靴・帽子、化粧品、時計・アクセサリー、家電、家庭用品、カバン、図書・AV、スポーツ用品、食品、デジタル製品、その他で、平均で400元の消費となっています。

 

 以上を一覧にしたのが下図です。それぞれのショッピングモールの傾向がよくわかります。港匯恒隆広場は消費しない人が過半数でしたが、消費金額は大きく、購入の頻度が低い高級品を買いに行く場所ということが言えるでしょう。

 

(3)一人当たり飲食消費額

 港匯恒隆広場の場合、左からファストフード、中華料理、西洋料理、日本・韓国料理、茶餐庁、地方料理、カフェと並んでいますが、最も金額が大きいのが中華料理で、西洋料理よりも全然大きな金額となっています。平均で79元、日本円で約1500元ですから、ほぼ日本並みといえるでしょう。

 来福士の場合、左から中華料理、火鍋、ファストフード、日本・韓国料理、東南アジア料理、茶餐庁、カフェ、小さい店、地方料理と並んでいますが、最も金額が大きいのがなんと東南アジア料理で、平均で67元となっています。場所が人民広場という庶民の集まるエリアですが、それでも日本円1300円ほどと決して低くありません。

 正大広場の場合、左から中華料理火鍋、ファストフード、西洋料理、日本・韓国料理、東南アジア料理、茶餐庁、カフェ、地方料理と並んでいます。中華料理がダントツの163元、その次がカフェの118元です。上野二つとはかなり様相が異なります。平均で76元、やはり安くはありません。

 

 五角城万達広場の場合、左から中華料理、ファストフード、西洋料理、日本・韓国料理、東南アジア料理、茶餐庁、カフェと並んでいます。最も金額が大きいのが西洋料理で、平均は少し小さく57元となっています。

 

 上記を一覧にしたのが下図です。入居している店舗の攻勢にもよるかと思いますが、結構ばらつきが見られます。

 

(4)レジャー・娯楽消費

 なんと児童楽園、要するに子供の遊び場ですがなんと178元、ちょっとこれは高すぎ!

 

 ちょっとしたSPAが入店しているのでしょうか、美容系が強そうです。 

 

 ここはカラオケ、映画館、ゲームセンターの順番です。映画館が結構高い。

 ここは行ったことがないのですが、なぜか美容系の金額が大きい、その次がスクール関係ですね。ちょっとこれは特殊要因として除いて考えたほうがいいかもしれません。

 

 蒸気を一覧にしたものです。これもモールによって特徴がありますね。

 

(5)カバー範囲

 要するにどのくらい遠くの人まで来てもらっているかのデータです。これは一覧比較表を見たほうが早そうです。

 

 

 来福士、正大広場は遠くから来る人の比率が高いです。特に来福士は中距離から来る人の比率も高く、これは人民広場というちょっと田舎の人が集まる場所という特徴によるものではないかと思います。これもなかなか面白いデータですね。

 

(6)面積当たり一日当たり売上金額

 下図は上記の色んな数値を一覧にしたものですが、一番右が面積当たり一日当たり売上金額です。来福士の数値が突き抜けています。あそこってそんなにお金を使うような雰囲気でしたっけ?ちょっと意外でした。

 

2.社区商圏

 次は社区商圏について見ていきます。西郊百聯、大拇指広場、瑞虹生活広場、繽谷(ビンゴ)広場の4つですね。ちなみに今住んでいるところから最も近いのが繽谷広場、その次が西郊百聯、それ以外の二つでは買い物をしたことがありませんし、そもそも瑞虹生活広場には行ったことすらありません。さて、同じように見ていきましょう。

 

(1)消費確率

 書くのに疲れてきました。一覧比較でまとめてみることにしましょう。

 

 結構ばらつきがありますねえ。それにしても大拇指広場は7割近くがお金を落としていかないのですね。これとは全く対照的に、西郊百聯はお金を落とす気満々といえます。

 

(2)ショッピング一人当たり消費金額

 西郊百聯、デジタル製品はスマートフォンでしょうか、家電もそこそこの金額ですね。アクセサリーも高額です。平均も581元と結構な金額となっています。

 

 

 やはりデジタル、家電が平均値を上げているようですが、平均値は124元となっています。

 

 ビンゴ広場、デジタル製品以外も押しなべて金額が大きいです。このあたり高級マンションが立ち並んでいるからでしょうか。

 

 一覧比較を見てみましょう。西郊百聯でアパレルのこんなにお金を使うものなのか。他の項目も結構大きな金額となっています。決して便利な場所とは思えないのですが、なかなか侮れません。

 

(3)一人当たり平均飲食金額

 これも一つ一つ見るのが面倒なので一覧表を見ましょう。

 

 西郊百聯での消費金額が大きいということ以外は結構バラバラな気がします。ビンゴ広場、駅直結の割にはしょぼい。

 

(4)一人当たりレジャー・娯楽消費金額

 これもは西郊百聯とビンゴ広場の数値しかありません。ビンゴ広場は消費する場所の種類が少ない。確かに規模も大きくないし、空きテナントもありちょっとしょぼいです。

 

 (5)カバー範囲

 これも一覧比較表を見てみましょう。

 

 下の二つが近隣からの来客が多いですね。上の二つとは全く逆の構成といえます。下の二つが駅に直結しているにもかかわらず近隣から多く、上の二つが駅から直結していないのに結構分散しているというのは面白い現象です。

 

(6)面積当たり一日当たり売上金額

 西郊百聯の面積当たりの売り上げが結構大きい、逆にビンゴ広場ってこんなしかないのですか。確かにビンゴ広場、あまりお金を落とす場所がないように思います。

 

 しかし、モールによって特徴があるというのがよくわかりますね。もし出展しようと思うのであればこういう比較も頭に入れておく方がよさそうですね。

中国のアウトレット上半期売上トップ10

 よくショッピングモールについて書いていますが、今日はアウトレットについて。中国のアウトレットは建設中及び計画中のものも含めると400を超えていると言われています。中にはすさんだアウトレットもあれば、好調なアウトレットもあります。2015年上半期のデータが発表されていますので、今日はそれを紹介します。2015年上半期売上高トップ10です。

 

 

 

 上位3つの中で順位が入れ替わっているものの、上位3位の銘柄は変わらず。上半期と下半期で売れ行きも違うのでしょうが、上半期尾の2倍が通年の売上高に相当すると考えると、第3位、第6位、第7位、第8位のアウトレットはかなり伸ばしていると言えます。

 

 上半期だけで新たに13のアウトレットが開業しています。

 

 

 2015年下半期開業予定はこちらです。

 

 

 全国津々浦々ですねえ。二・三線都市が比較的多く、元々もっと早い時期に開業すべきだったのが後にずれ込んでしまっているものも多いという傾向があります。店舗誘致も難しくなってきているようですが、この勢いはいつまで続くでしょうか。

 中国のGDPの成長率は7%程度とよく発表されていますが、お客さん周りをしていると皆が口をそろえてそんあ実感はないと言い、半分の3.5%ならわからなくもないといいます。まあたしかにそうなのでしょう。最近は株価が暴落したりしてちょっと雲行きも怪しくなってきていますが、上半期までの状況を見ると不動産は相変わらずのバブル状態。北京の住宅不動産に関する新聞記事を見つけました。それはそれは凄い金額です。

 

 面積当たりの平均価格で最も高いのが万柳書院で134,847元(約270万円)、一戸あたり平均面積は268.3平米(といっても日本の有効面積の考え方だとこれの70-80%程度)、一戸当たり平均金額は36.2百万元(やく7.2億円)!!!

 

 

 

 株価の下落が不動産にも影響してくるでしょうから、今後この価格も変わってくるのでしょうが、それにしてもバブル。今住んでいるところの近所も全然大したことないのに200万元だ、300万元だという。日本だとタワーマンションを購入できるレベルなのに、こっちだとへたするとエレベーターすらないし、メンテナンス状態もかなりひどい。バブルすぎて気持ち悪いとしか言えない不動産市況なのに相変わらずのこの価格はいつまで続くのでしょうか。気持ち悪いと思い始めてかなりの時間になりますが、ずっと高いままなんですよねえ。