Date: 9月2015

「専車」サービスの危機

 中国の自家用車には使用年限の制限がありません。日本も同じかな?そして、小型タクシーーの使用年限は8年とされており、地方によってはこの制限を6年以下としてはならないとしているところもあります。これで何が影響を受けるかというと、「専車」とう名のハイヤーです。

 

 中国で配車アプリが流行しているのを知っている人も多いかと思います。一般的にはタクシーの配車が多いですが、タクシー以外でも自家用車を使ってタクシーと同じような役回りをしてくれるサービスとして「専車」というのがあるのです。

 

 さて、ここで引っかかってくるのが自動車の使用年限制限です。自家用車であれば無期限、タクシーであれば8年、ということは、自家用車を使って「専車」サービスを提供している人は、自分の持つ自家用車を営業車両に変更しなければならなくなった場合、その使用年限が8年に制限されてしまうということです。そして、実際に「専車」はその属性を営業車両にすべきだという声が上がってきており、《インターネット予約タクシー経営サービス管理暫定弁法》なる通達が公布されると言われています。そして、これに基づいて「専車」サービスを提供している自家用車が営業車両に変更しなければならない可能性が出てきます。自動車の属性変更により、使用年限以外のもう一つの問題として自動車保険の問題があります。自家用車よりも営業車両のほうが保険料が高いのです。

 

 実際に「専車」サービスを提供している車の車種は自家用車が90%以上を占めていると言われています。ということは、現在自家用車を使っている人がわざわざ使用年限が制限される営業車両に変更してまで「専車」サービスを提供し続ける人がどれだけいるだろうかという問題が出てきます。あんまりがんじがらめに制限してしまうと、「専車」は生き残れなくなってしまい、既に多くの配車サービスがあるという状況に慣れ切った消費者に対する影響も小さくないでしょう。この問題、どういう方向で決着させますかねえ。

2015年中国最低賃金一覧

すべてを網羅しているわけではないのですが、2015年中国最低賃金一覧なるものを見つけましたのでご紹介します。

 

 

 北京と深圳はついに2000元越えですねえ。思えば1995年に広州にいたときはその辺の人の給料はみんな800元くらいといっていたような気が。しかも1万円が800元くらいの時代。上海の最低時給が18元。これはあくまで最低なので、20元とか30元くらいは出さないといかんのでしょうねえ。

 

 毎年のように上がっている最低賃金。《最低賃金規定》という通達があり、これによりますと、各地区の最低賃金標準は2年ごとに最低1回調整しなければならないとされています。ところが、2年間最低賃金が調整されていない地区があります。黒竜江省、遼寧省、吉林省、いずれも東北の省です。黒竜江省は2012年12月1日に調整された1160元のまま、遼寧についても2013年7月1日に調整された1300元のまま、吉林についても2013年7月1にtに調整された1320元のままとなっています。上げなくてもいい環境にあるのでしょうかねえ。

2015年上半期の成都の自動車販売状況

 成都の自動車の販売状況に関する新聞記事を見つけました。いずれも2015年上半期に関するデータです。まずは西南地区が全国に占める販売比率から見ていきましょう。

 

 

 直近だと14.10%あり、2012年以降毎年上昇しています。比率的にも結構高く、力を入れるべき地区であることは間違いないでしょう。

 

 次に、乗用車の販売トップ10です。

 翻訳するのは面倒なので割愛しますが、外資ブランドは入っていますが、日系ブランドは入っていませんね。

 

 

 次に高級車を見ていきます。

 アウディ、BMW、ベンツ、ボルボ、ランドローバー、レクサス、ポルシェ、インフィニティ、DSという順番になっています。半分が前年比マイナス、半分が前年比プラスです。母数が小さいとはいえ、日系ブランドのレクサス(+22%)とインフィニティ(+77%)は結構伸ばしています。成都の金持ち消費者が単なる見栄っ張りな買い方から実用性やより高いコストパフォーマンスを追及する方向に変わってきているという見方がされています。

 

 

 

 見栄っ張り消費から実用消費へ、この方向にどんどん進めばレクサスやインフィニティといった日系高級車は今後もどんどん伸びていくでしょう。ただし、日系ブランド車はいつおきるかわからない反日運動のときにシェアがどうしても落ちてしまうというネガティブ材料があり、そのあたりはなかなか回避できない問題ですね。