Date: 1月2016

久々に本屋に行ってきた

ある分野の調べものをするために久々に中国の本屋に行ってきました。何気に本棚を見ていると日本人著者の本も結構あるのですね。

1.稲森和夫、松下幸之助

このあたりは鉄板ですね。

 

2.大前研一

大前さんの本も人気があるんですね。

 

 

3.ポーポー・ポロダクション

企画・制作事務所の名前ですが、漫画をキーにした本がいくつも出版されてます。しかし、どれもこれもビニールで包まれていたので中を見ることができませんでした。最近包まれてしまってる本が多いです。

 

4.関係ないですが

『中国反腐倡廉(汚職と闘い清廉な政府を創る)建設報告』という藍皮書(日本で言う白書)が置いてありました。こんなタイトルの書籍が白書で発行されるとは。ちょっと読んでみたくなってしまいました。

日中韓小売りデータ比較

日中韓商業規模比較です。こういう比較表を見るときやはり数値に差があるところを見つけるところが面白いですね。

社会消費品小売総額におけるネット販売比率ですが、日本が6.4%に対して中国・韓国とも10%超。日本はもっと高いと思ってましたが、おそらくデータの出所が違うのでしょう。

社会消費品国利総額に占める百貨店の比率ですが、中国はわずか3.4%しかありません。感覚的には中国ではショッピングモールに持って行かれているため、百貨店は斜陽産業化しつつある印象があります。と思いきや、ショッピングモールの社会消費品小売総額に占める比率が中国がわずか6.0%に対して、日本がなんと21.1%。日本ってショッピングモールの比率ってそんなに大きかったでしたっけ?イトンとかヨーカドーもこのカテゴリーに入っているのかも。

社会消費品小売総額に占めるアウトレットの比率が日本が0.5%に対して中国が0.1%。中国のこの数値はもっと増えていくように思います。

社会消費品小売総額に占める旅行消費の比率なるものまで数値が出ています。中国人の爆買いといわれるくらいなのでどうかと思えば日本の1.8%に対して中国が3.8%と大きく上回っていますが、さりげなく韓国が5.9%とダントツです。日本人の旅行消費が小さすぎると考えるほうがいいのかな?

社会消費品小売総額に占める飲食業の比率は日本が一番高い17.7%、中国が11.8%です。中国の物価水準もかなり上がってきてますが、ひたすら安いものもまだたくさん有るため低くなっているのかもしれません。

あと面白いと思ったのはペット消費。日本の759億元に対して中国が420億元。最近とある別途ショップを見る機会があったのですが、結構ちゃんとしてました。余裕のある人も増えてきたので、ペット消費も今後チャンスありですね。

 

今度は一人当たり消費という視点で見ていきます。なんだかんだいって日本の数値はやはりでかいです。所がよく見ると韓国の数値も結構大きいんですよね。ネット販売、百貨店消費、アウトレット消費、海外消費、ぜいたく品消費、映画消費、これらがこの三国で一番大きいのは意外でしたね。韓国の異常はよく知らんのですが、こういうものなのでしょうか?

 

こういう比較表ってなかなか面白いですね。

万達広場の2015年の経営データ

万達広場の2015年の経営データ

中国の代表的なショッピングモールである万達広場、2015年末時点で万達広場は合計133、商業面積は2000万平米を超えて、之世界一だそうです。そんな万達広場にどれだけの人が来ているのでしょうか。

1.1施設当たり1日当たり来客数、販売額、成長率

一線都市の来客数が最も大きく6.3万人、二線都市、三線都市となるんつれ1万人ずつくらい減少します。来客数の増加率は一線都市が3%で頭打ち感がでてきています。三線都市が7%で、思ったほど来客数が増えていないです。7%は決して低いというわけではないのですが、もっとすごいのかと思ってました。そして1日当たり販売額が一線都市で440万元、二線都市313万元、三線都市251万元です。成長率は11-13%で、まあイメージ通りですね。あえていいうならば一線都市の売り上げの伸びは思っているよりも多いなあという感じです。

経営年数別に見ますと、5年以上のところは来客数の伸びがわずか1%しかありません。あきてしまったのでしょうか。売り上げお伸びが一番大きいのは3-5年。ということは、5年あたりを境目に飽きられていくように見えますね。

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2.2015年上半期平均賃料

ざっくりいうと、1月当たり1平米当たり90元くらい、一日に引き直すと3元くらいですね。もっと高いかと思ってました。これはちょっと意外。

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大悦城の1月当たり1平米当たり335元、一日に引き直すと11元くらいです。こっちのほうがイメージに合います。どうして万達はこんなに賃料が低いのだろうか。大悦城は数が少なく大都市中心、万達は数が多い分地方都市が多く、それが平均賃料を抑えているのでしょうか。それにしても大悦城の4分の1。なんなんでしょうね、この差は。

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上海の化粧品企業の納税ランキング

上海市の税務部門が2015年度の「第三次産業納税トップ100」及び「工業納税トップ100」を発表してます。これはあくまで上海における納税の話で、全国合計ではないこと、税制優遇を受けているような企業はその分納税額としては減ってしまうので、単純にこをのランキングで全てを判断できるわけではないのですが、うんちく程度に考えていただければいいと思います。

1.第三次産業

P&G(17位)、ロレアル(31位)、エスティローダー(63位)、MARYKAY(79位:この名前は知らなかった)あたりがランキングに入っています。資生堂は昨年はトップ100に入っていたようなのですが、今年はランク外となっています。ランク入りしている企業の納税額を見ると前年よりやや減少していることがわかります。

 

2.工業

トップはKelty(34位)という会社。中国大陸で唯一直販ライセンスを取得している台湾系資本の美容化粧品会社で、Chlitinaと同根の会社です。そして第2位が上海家化、ここもよく聞く会社です。納税額は前年比増えているところもありますが、減少している企業のほうが多いですね。

冒頭に書きましたように、この数字がすべてではないのでこれですべてを語るわけにはいかないのですが、納税額が減っているというのはやはり景気にかげるが見えていると言えそうですね。

中国都市別映画チケット収入

豊かになればエンタメ消費が増加するのは自ずのこと。近年中国の映画興行収入がどんどん増えているのがよく言われています。ハリウッド映画なんかでも中国人俳優を起用したり、中国を舞台にするような作品も出てくるようになってきています。

 

さて、2015年の都市別映画チケット収入ランキングを見てみましょう。

トップ4はいわゆる一線都市、まさに北・上・広・深の順番ですね。この4都市だけで約22%のシェアになります。この4都市の平均チケット価格は40元ちょっとです。中国は時間帯によってチケット価格も違うので、これより高いチケットももちろんあるのですが、平均するとこんなところなのでしょう。ちなみに平成26年の日本の平均入場料が1,285円です。そして同じく平成26年の日本の映画館入場者数は1.6億人ですが、中国の上位3都市とほぼ同じくらいになりますね。

 

 

次に映画館別を見てみましょう。よその土地のことは知らないので上海だけ見ていきます。

第3位;上海万立影城五角城店

第11位:上海万立影城宝山店

第15位:上海星美正大影城

第25位:上海百麗宮影城(環貿iapm店)

第32位:上海万立影城周浦店

 

ざっと見る限りそれなりに栄えているところではあるのでしょうが、いわゆる繁華街にあるのは第25位のiapmくらいでしょうか。第3位、第11位、第32位あたりは上海市の真ん中とは言えない場所です。中心よりも映画を見に来る人が多いんですね。

 

中国の旅行サイトの企業価値

日本の旅行サイトはいつも楽天トラベルを使っていますが、中国ではいつも携程網(Ctrip)を使っています。ずっと使っているのでそれなりにポイントもたまってきており、今から他に乗り換える気がなくなるくらいどっぷりつかっています。そういえばCtripって以前楽天が出資していた時期もありましたなあ。

さて、中国でもCtripのような旅行サイトはいろいろあり、それらの企業価値というのが次の通り。Ctripがトップで137億元(約2,500億円)なのはわかるとして、ほぼ同じ企業価値のサイトとして第二位に同程網が挙がっています。一度だけ使ったことのあるのが去哪兒網、Ctripがここを買収するという話もありました。その後しりすぼみになりましたが、また話が持ち上がってきているようです。企業価値を見る限りは上位2社の独壇場といったところでしょうか。

 

 

それなりの企業価値を持ったこれら旅行サイト。損益を見てみますと、これが全然です。

中国のネット系企業そのものともいえる損益状況です。要するに、売上を最重要視して、損益は後回しというところがです。Ctripなんて売上高73.47億元に対して純利益が2.43億元が3.3%なのでまだいいのですが、去哪兒網なんて売上よりも赤字額のほうが大きいなんてめちゃくちゃですなあ。そんな会社が66億元の価値があるというのが理解できん。ところがどんどん金が入ってくるんですよ、投資と言いう形で。企業というのはどんなに赤字でも、キャッシュさえあれば倒産はしません。中国の旅行市場はどんどん成長しているので、この業界に投資していれば大きなリターンが返ってくるという期待感が大きいのでしょう。しかし、どの銘柄もそれなりに長くやっていており、そろそろ勝負をつけてあげないと投資家も待ちきれず疲れてくるのではないかと思うのですが、それでも入ってくる投資資金。中国経済もいろいろ言われてますが、投資バブルも果たしていつまで続くでしょうか。

中国のホテル料金推移

サヴィルズが中国のホテル市場に関するレポートを発表しています。

まず、都市等級別の五つ星ホテルの宿泊料金推移を見ていきましょう。

一線都市が2013年年初をボトムに、以降上昇しています。それに対して、二・三線都市は下落傾向にあり、今がほぼボトムの状況です。一線都市と二・三線都市で開きがどんどん大きくなってしまってます。二線都市のホテル2015年第三四半期の宿泊率はわずか55%しかないとのこと。日本と比べると全日本シティホテル連盟(東京・品川)が発表した昨年9月の客室稼働率は、84.4%なので、30ポイント近くも差があります。日本の観光が調子がいいということもありますが、55%とはちょっと低すぎるのではないかと。ホテルが多過ぎるんでしょうかねえ。

 

 

次に、五つ星ホテルの客室平均収入の前年同期比データです。丸印高なので具体的気どこの都市か判別しにくいですが、北京・上海・広州あたりは堅調であるのに対して、薄緑色はおそらく二・三線都市が中心かと思うのですが、マイナスとなっています。地方としてももうちょっと元気かと思っていたのですが、ホテルに関してはそれほどでもない模様。

 

 

一線都市はホテルを建ててもそれなりに吸収できるけれども、二・三線都市で同じことをしてもなかなか吸収できないということなのでしょう。二・三線都市の比率が高いホテル事業者についてはちょっと注意してみる必要がありそうです。