Date: 10月2017

中国国内上場衣料企業44社の2017年上半期業績

 中国国内衣料ブランドの2017年の上半期の業績について紹介していきます。カテゴリーとしては、メンズ、レディース、カジュアル、スポーツ、キッズ、下着と別れており、並び方は結構ランダムです。あくまで上場会社の数字なので、連結対象とならない関連会社の数字が含まれていない点は予めご了承ください。

 

(1)メンズ

 雅戈尔(ヤンガー)の売り上げが大きく落ち込んでいます。利益率の低いアパレルを減らして、いろんな分野に投資を行っているのですが、投資のリターンも芳しいものでなく、利益も大きく落ち込んでます。ヤンガーがこんなですので、他の会社もこの売り上げの中に果たしてどれだけアパレルが含まれているのか、よく分解してみないと本当のアパレルの状況は見えなさそうですね。

 

メンズ

 

(2)レディース

 レディース堅調ですねえ。売上高がマイナスになっているところがありません。というか、かなり伸ばしています。

 

レディース

 

(3)カジュアル

カジュアル

 

 捜于特というところが売上高を大きく伸ばしており、時価総額も200億元を超えています。聞いたことのないブランドなのですが、こんなところです。

 

キャプチャ

 全く知らんかった。ロゴがゆに黒っぽいような気もするのですが。。。

 

(4)スポーツ スポーツ

 健康志向が強くなってきていることもあって、どこもかしこも伸ばしてきているのかと思いきや、売上高がマイナスになっているところ、売り上げを伸ばしていても利益が落ち込んでいるところもあります。いいのはANTA、李寧、牧高笛。牧高笛って知らなかったのですが、こんなところです。個人的にはロゴはいまいちですが、全体的な雰囲気はなかなかかっこいいです。

キャプチャ

 

(5)靴

 靴も業績が結構ばらついていますねえ。ばらついているということ各社のテイストに違いがあるとすれば好みが多様化してきたということなのでしょうか。

靴

(6)キッズ

 これからはキッズだとよく聞きます。安奈儿って5億元弱、つまり100億円も売ってない。好孩子はそこそこですが、中国キッズ市場もこんなものなのか。もっと日本ブランドが来てもいい分野なのではないかと思います。

キッズ

 

(7)下着

 意外と伸びていないですねえ。そういえば贅沢禁止令が出始めたころに、贅沢したいけど目立ってはいけないということで見えないところで着用する高級下着が売れたなんて話も聞いたことがあります。

下着

 

 これをご覧の方にこれらカテゴリーと同業の方もいらっしゃるかもしれません。ぜひご参考ください。

取引所取引が禁止された中国でビットコイン盗難事件!!!

 9月末を以って中国でビットコインなど仮想通貨の国内取引所での取引が禁止されました。一時はビットコインの取引量の9割が中国人といわれてましたが、今は日本が日によっては半分を超えるときもあるようです。

 

WeChat 圖片_20171003090339

 

 さて、基本的にビットコインの取引が禁止されてしまった中国で、なんと禁止間際にビットコインが盗まれてしまうという事件が起きました。やられた取引所はOKExとOKCoin(この二つの取引所は関連があります)、金額にして約2000万元です。これに対して取引所側の回答は、「これはハッカーがやったことで、ビットコインが盗まれたことはプラットフォームとは関係ない、被害者は自分で警察に届けてください」って。冷たい!あまりにも冷たい対応!ハッキングされるような脆弱なプラットフォームを提供していたことに対する責任をかけらも感じさせないコメント!ここまで開き直れるのがすごいわ。以前にもビットコインが盗まれた事件はあったようですが、特段の保護措置が取られることなく今までずるずる来ていたようです。

 

 さて、これを実際に警察に届けた場合どうなるか。警察の中にはこれをねずみ講扱いして被害を受け付けないという考え方もあるよです。これまた冷たい!

 

 事件が発生したのは9月28日、取引所取引最終日の2日前です。何が真実かわかりませんが、取引所の従業員がハッカーに情報を提供したのではないかという見方もあるようです。ビットコインはよろしくないという風潮の中、この事件に対して中国当局は真剣に解明するのでしょうか。

中国誘拐事情

 昨年9月に多くの日本人が集まる上海古北にある6歳の日本人の女の子が誘拐されかけたという事件があったことを覚えていますでしょうか。その時女の子は腕をつかまれて連れていかれそうになったのを振りほどいて家族の元に戻ったのですが、誘拐目的だった可能性があります。こんな町のど真ん中で恐ろしい話です。上海は治安がいいといわれますが、油断なりませんね。

 

 さて、そもそも中国って誘拐が多いのか?決して少なくはなく、2016年6月から2017年6月までの間で結審した誘拐事件の裁判が100件ほどありました。100件は多いと思うでしょう。私もそう思うのですが、ほんとのホントに治安の悪い国だとこんなもんじゃないようです。ちなみに世界誘拐マップをご覧ください。色の濃い地域ほど危険であることを示しています。

 

無題

 

 中国の中では地域的には広東と広西で3割近く、この二つを含む東南沿海部(浙江、福建、広東、広西、海南)で約4割発生しています。

無題

 

 誘拐対象は9割が大人、1割が子供です。大人の人で狙われた主な対象は、一人で車を運転していた女性、タクシードライバー、風俗店勤務女性、賭博関係者、ねずみ講関係者だそうです。対象者の属性を見ると日本人はほとんど関係なさそうで、せいぜい一人で車を運転している女性がいるかもしれないくらいでしょうか。

 

 誘拐目的としては1割が報復、ストーカーの延長、精神疾患者によるもので、9割がお金目的です。身代金要求額は途方もない金額というのは多くありません。

 

無題

 

 身代金目的の誘拐93件の中で、100マ万元以上要求しているのが15件、2割もないんですよね。そして身代金で一番多いのが1-10万元、なかには1万元以下というのが6件もあります。所得水準の低い知己のものかと思うのですが、それにしてもたかだか1万元という金額で誘拐をするとは。

 

 駐在で来られている方はある程度守られた環境の中で生活しているでしょうが、地方に行くとそこまで守られた環境でないところもあろうかと思います。用心するに越したことはありませんね。