Date: 2月2018

2018年中国の大学ランキング、民間大学にもランキングあり

 過去に何度か中国の大学ランキングを紹介していますが、今回はいつもと違うところから発表されている大学ランキングをご紹介します。艾瑞深中国校友会網が作成したもので、科学出版社よりまもなく出版される《2018中国大学評価研究報告—中国高考志願填報指南(校友会版)》という報告書で2018年の中国大学ランキングトップ1200を発表しています。1200ってちょっと多すぎますが、気にしない!

 

 評価は一つ星から九つ星まであり、一つ星が地域有名大学、二つ星が地域高水準大学、三ツ星が中国有名・地域一流大学、四つ星が世界有名・中国高水準大学、五つ星が世界有名・中国一流大学、六つ星が世界高水準・中国先端大学、七つ星が世界有名高水準・中国船タタン大学、八つ星が世界一流大学、九つ星が世界トップ大学となってます。

 

 では、ちょっと多いですが、トップ200です。

 トップ200

 

 中国にも民営の大学があり、これのトップ90のランキングが発表されています。90という中途半端な数字が気になりますが。。。

 

民営大学

 

 元ネタの記事のコメント欄を見る限り、上のほうは納得できるが、それ以外は当てにならんという言コメントが見られました。確かに下のほうになるとあまりな時もがないといえばそうですが。とはいうものの、一応の参考にはできるかと思います。人材採用の際にご参考になれば幸いです。

中国カルフールの今 ~その2

かつて中国国内のスーパーといえば真っ先に名前の挙がったカルフール。確かに絶好調だった時もあるのですが、最近は凋落気味。カルフールは「大売場」という概念を中国の小売業界に持ち込み、これが大型スーパーのビジネスモデルになりました。サプライヤーから入場料を徴収する、代金支払いを引き延ばすなどして地コストで拡大を実現してきましたのは特にB2C製品を取り扱っている方であればよくご存じのことかと思います。

 

1.入場料ビジネス

カルフールの入場料は年々上昇し、サプライヤーの不満が大きく募りました。サプライヤーとしてはこの分をカバーしないともうけが出てきません。そして2010年の暮れにカンシーフ(康師傅)は商品価格を10%引き上げたいとカルフールに申し入れしたのですが、これが断られてしまい、これに対してカンシーフは全国のカルフールに対して商品供給をストップするという措置を取りました。商品力があればこその対応かと思いますが、なかなか思い切った判断ですね。これはたまたまカンシーフの話ですが、同じような話が毎年のように出てきて、中には日系企業でも同じような話がありました。カルフールは代表的な例ですが、その他補スーパーでも同じような話はありました。もうこれがスタンダードなビジネスモデルなのですよね。ところが近年は消費者にとって購入場所の選択肢が増えてきたことなどもあり、大型スーパーの売上はどんどん厳しくなってきています。大型スーパーがしんどくなってきているのは日本でも同じですよね。

 

2.ネット販売の成長

実店舗に代わるものといえばネット販売。サプライヤーもネット販売で販売すると消費者からの反応も早く、情報拡散も期待され、コストもまあ大型スーパーに出すよりも少なくて済むという時代になりました。もちろん、ネット販売だと実際に手に取ってみたり感じたりすることができないというデメリットはあります。売り場としてはここをセールスポイントにしていくべきでしょうし、実際に手に取り目にしてというのは商品購入にあたって大きな要素ではあるでしょう。

 

3.購入チャネルの拡大

また、カルフールで輸入品を購入するという消費者も多かったのですが、購入場所の選択肢が増えてきたと書きましたように、カルフールでなくても購入できる場所が増えてきました。もちろんネットでも購入することができます。輸入品をカルフールで買う必要はない、生鮮品もいまでは盒馬や永輝で買えばいいという時代になってきたのです。

 

4.サプライチェーン

いまではカルフールは集中購買をしていますが、以前はそうではなくて、各店の店長が自主購買権を持ち、基本的には全ての商品を配送センターではなくて店舗に直接配送させていました。これがカルフールの強みといわれている時代もありましたが、逆にこれを続けることでサプライチェーンの整理をするということができなかったといわれています。本国ではちゃんと自らのサプライチェーンを持っていて、中国だけは別だったのですが、2015年にようやく自社の配送センターを持つようになり、集中購買を行うようになってます。店長が自主購買権を持っていた時代は店舗の地域に合った品ぞろえができていたのが強みといわれた時代もありましたが(多分袖の下も相当横行していたのではないかと)、この辺りは時代の流れですね。

 

5.ターゲット

1995年に中国に進出したカルフール、当時は月収1500-3000米ドル程度の層をターゲットにしていました。多くの外資企業の中国市場開拓と同じく、まずは一・二線都市から入り、だんだん田舎に攻めていくというものですが、この一・二線都市で儲ける時代は本国フランスほど長くなかったようです。中国経済成長のスピードが速い分、人稼ぎできる期間も短期になったということでしょう。時代に合わせたビジネスを模索していく必要があります。

 

色々と模索しているようでして、3月から4月あたりに高級ホワイトカラーを対象にした新たな大型スーパーを開業するようですが。なんだかんだいってカルフールという名前は今でもそれなりの影響力はあります。中国事業売却の話もずっと取りざたされていましたが、永輝超市を通じてではありますが、テンセントや京東の出資を受けましたので、売却話もひと段落かと思います。ネット系企業の資本参加により今後どのような変化がみられるか、その動きを見ていきたいですね。

中国カルフールの今 ~その1

 うちの顧問先のお客さんから「カルフールはもう全然あきませんなあ、昔と全然違いますわ」と何回か聞かされてきていますが、カルフールに行くたびに「確かにあきませんなあ」と感じさせられます。実際にカルフールの中国事業売却の話が何年も前からメディアを騒がせています。

 

 業績推移を見ていましょう。まずは全世界ベースでの売上高推移です。2015年に盛り返したものの、2016年に微減。

 

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 次に、中国の売上高推移です。2014年第2四半期以降ずっとマイナスとなっています。 

 

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 そして、中国既存店舗の売上高の推移です。トレンドは中国全土販売額推移とほぼ同じですね。

 

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 四半期ごとの前年比較ですが、前年を上回っているのはわずかに2013年の第3・4四半期のみ、それ以外はみんなマイナスです。特に2015年第1四半期と同年第4四半期の落ち込みが激しいです。落ち込み幅が減少してきているといえばそうなのですが、それでも5%程度は前年比マイナスです。ミニスーパーのeasyカルフール、Eコマースとも特に目立ってブレイクしているわけでもなく、賃貸の長期契約の期限の到来(継続で賃料が上がる)や人件費の上昇もあわさり、先行き明るくないのが現状のようです。

 

 業界シェアも落としてきています。少し前の数値ですが、トップは高鑫零售(大潤発)で、カルフールのシェアはその半分にもなりません。

 

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 カルフールのシェアは2012年から下落基調にありますが、2009年の時点で売上高が大潤発に追い越され、2010年には店舗数がウォルマートに追い越されています。店舗当たり売上高を見ますと、2016年の大潤発が2.64億元、カルフールが1.58億元とこれまた大きく引き離されています。そして、最近カルフールに出資した永輝超市(テンセントの5%出資先)はシェアを大きく伸ばしている企業であり、なんと2017年にはカルフールとほぼ同じレベルに達しています。

 

 あまりなじみのない永輝超市、いったいどんな会社なのでしょうか。カルフールの中国事業は上述のように不振基調にあり、売却するとかテコ入れしないといけなかったわけですが、おそらくアリババやテンセントに話を持ち掛けたのではないかとみられています。最初にアリババに話を持ち掛けたものの、アリババは高鑫零售に出資し、次にテンセントに話を持ち掛け、結局テンセントと永輝超市からの出資を受け入れることになったわけであります。ちなみにアリババとテンセントは実店舗に対する出資を行っています。アメリカではアマゾンがスーパーを買収していますが、中国でも同じような動きがみられます。永輝超市はテンセント系、高鑫零售や最近話題の盒馬鮮生はアリババ系になりますね。

 

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 日本でもそのうち同じような動きがみられるようになるのでしょうか。楽天やヤフーが同じようなことするかなあ。と思ったら、楽天は西友と、ヤフーはイオンの組むんだった。

 

 では、なぜ中国カルフールはこのような状況になってしまったのでしょうか。書くのに疲れましたので、続きは次回にします。