Date: 3月2018

大手ブランド製品生産を全面アピールして自社商品を販売

 会社のエレベーター脇のモニターでよく広告が流れているのですが、ちょっと気になるものを見つけました。「必要」というネット販売サイトに関する広告です。何が気になったかというとこのネット販売サイトで提供している商品、全て大手ブランド商品を生産している工場が作っている商品であることを売りにしているのです。ブランド側はこれを許すのかね?どんなサイトか見ていきましょう。

 

 花王製品を生産している工場から洗濯機クリーナーの出品です。

kao

 

 

 次に、KENZO製品を生産している工場からノースリーブシャツの出品です。

kenzo

 

 アディダス製品を生産している工場からスポーツウェアの出品です。

adidas

 

 コーチやカルバンクライン製品を生産している工場からベルトの出品です。

coach

 

 またまたMaxMara製品を生産している工場からシャツの出品です。

maxmara

 

 MIUMIU製品を生産している工場からバッグの出品です。

miumiu

 

 アルマーニ製品を生産している工場からパンツ、スカート類の出品です。

armani

 

 Hugo BOSS、プラダ製品を生産している工場からメンズウェアの出品です。

boss

 

 いやー、しかしこんな同道をブランド名を前面に出してやるかね。商談の中で、「うちはユニクロ製品の生産を請け負ってまして」なんていうのはあるでしょうが。そもそもユニクロは生産工場リスト公開しているけど。

 

 このサイトに出品するための条件としては大手ブランド・メーカーの製品の生産を行っていること。契約内容にもよるのでしょうが、ブランド側はこれを許せるものなのでしょうか。出品されているカテゴリーはかなり広く、たいていの商品はカバーされています。

 

 category

 

 

 ブランド側が一斉に文句を言い始めるとこのビジネスは成り立たなくなるかもしれないので、欲しい人は今のうちですね!

2017年中国百貨店・ショッピングモール・アウトレット売上高ランキング

 ランキング好きな人が多いので、今日も久々にランキング情報をご紹介します。まずは2017年度の百貨店の売り上げランキングです。トップは北京SKP、なんと2位の杭州大廈の1.6倍もの売り上げを上げて断トツのトップです。こんな規模だというのに前年比売り上げがプラスの30.21%、日本の百貨店はうらやましい限りではないでしょうか。トップ20の単キングですが、前年比マイナスとなっているところが4つありますが、それ以外はみんなプラス、それも二けた成長をしているところが少なくないです。これだけ見ると百貨店ビジネスって結構いけそうに思えますが、上海にある高島屋や大丸百貨店の状況は決して芳しいとは言えません。今後の予定としては阪急阪神百貨店が寧波に出店するのですが、結構勇気のいることだと思います。このプロジェクトに対してはクールジャパン機構が相当お金を突っ込むからこそできることなのでしょう。プロジェクトの進捗自体は風の便りで聞こえてくるのですが、しょせん風の便りでどこまで正しいかわからないのでここではノーコメント。

 

百貨店

 

 次にショッピングモールを見ていきましょう。トップは南京にある徳基広場。知らん、行ったことない。販売業績が90億元ということで、約1500億円、なかなかの数字ですね。なんか最近新しいショッピングモールがどんどコドンどこできているので、昔からあるショッピングモールにはあまり行かなくなったかもしれません。

 

ショッピングモール

 

 最後はアウトレットです。ランキングトップの上海青浦のアウトレットに行ったことがあります。あんまり安いとは思わなかったなあ。場所が遠いので車で行かないと不便なのですが、そこまでしていきたいとも思わない。しかしアウトレットもどんどこできているみたいで、今年は50施設以上オープンするという話です。さすがにちょっとオープンしすぎではないかと。でもこれだけどんどこ施設を作っていって、さびれているところもあるとは思うのですが、上位陣とはいえこれだけ伸ばしているのって大したものだと思いますよ。

 

アウトレット

KTV通いもほどほどにしましょう

 以前300元以上の経費申請はすべて日本本社に報告しなければならないというルールのある日系企業を聞いたことがあったが、これとは正反対で今回は経費に甘い会社の話。

 

 中国に駐在に来るとついつい遊んでしまう人がいます。まあそれはいいのですが、中には遊び上手な人もいれば遊び下手な人もいます。遊び上手な人は帰任するときに小姐に涙され、遊び下手な人は帰任するときに手切れ金をせびられて涙し、といったあたりでしょうか。

 

 さて、接待でKTVを利用するのは良くある話。世の中の奥様方にとっては不愉快かもしれませんが、そこはしょうがないでしょう。会社から見ても接待して商売が取れるならそれはそれでよし。しかし、あまりに金額が大きい、あるいは公私混同しているのはいかがなものか。実際にそのようなケースもあります。

 

 以前聞いた話。とある飲食店に知人が勤務しており、いい感じのお店で何度か行ったことがあるのですが、お客さんもそこそこいて繁盛していました。しばらく行かないうちにいつの間にか閉店してしまったのですが、あんなに繁盛していたのに何でかなあと思っていました。何年かしてその知人に会い当時の話を聞いたのですが、なんでも毎月のように日本本社から人がやってきて一週間ほど滞在し、滞在している間は毎日のようにKTV遊び、その費用はすべて現地法人持ち。一回あたりに使う金は1万元ほど。つまり、毎月のように7万元ほどがコストアップされていたのです。年間に引き直すと約85万元、そりゃないわ。純利益でこれだけ利益を出そうと思うとどれだけ売り上げを上げないといけないことか。当然損益状況はよくなく、あえなく閉店となってしまったわけであります。

 

 もう一つ似たような話。接待好きなのか遊び好きなのかよくわからないのですが、とにかくKTV好きの総経理。毎月のような7万元だ、8万元だとKTVでお金を落としていました。しかしこのような幸せな日々も現地法人の出資構造が変化してから雲行きが怪しくなってきました。もともと独資だったのが中国企業と合弁化したのです。すると今までお目こぼし状態にあったKTV接待の金額にチェックが入り始め、注意したところ少しは改善したものの徹底的な改善はなされず、ついに中国側はしびれを切らしてこの総経理を帰任させたのです。まあ、そりゃそうでしょう。これも同じく年間で100万元近く使ってるわけですから。どんな業界かよくわかりませんが、過去に中国の贈収賄について調べたときに獲得できた商売に対して贈賄額が3%くらいが多かったのですが、これを基準とすると3300万元くらいの売上はあげないといけないでしょう。でももしも粗利の薄いものを流すだけのよう販売会社だったら3300万元程度じゃ話にならんでしょう。

 

 さて、この接待文化、当然中国にも接待文化はあります。商売になるならないは別としてとにかく一緒にご飯に行きましょうという流れになるのはよくありますが、商売が絡んでいればより一層そのような流れになりやすくなります。二つ目の話の会社では中国人社員も接待をするのですが、会社はそれを負担してくれないとのこと。日本の企業文化に慣れ親しんでいると結構厳しい話だなあと思います。そもそも自腹で接待することを日本の会社はよしとしないですよね。自分が以前所得していた銀行ではそういう文化でした。お客さんとの間でせいぜい共通の趣味であったプロレスのビデオを貸し借りしていたくらいです。さて、それでも中国人社員はなぜ自腹を切って接待をするのか。接待することによって商売が取れ、その売り上げから上がってくる歩合が自らの収入に跳ね返るからだって。なので、ここが勝負どころと思うと一気呵成に接待するそうです。なるほど、これはこれでわかりやすい。

 

 日本企業はお客さんとの癒着を恐れ会社に稟議の上がらない、従業員が自腹で行う私的な接待を許さない。一方中国企業では接待は自腹を切らないといけないが、その結果として挙がってくる歩合を期待する。日中の考え方の違いですな。

中国における外資化粧品ブランドランキング

 前回は外資スポーツブランドのランキングを紹介しましたが、今回は外資化粧品ブランドのランキングを紹介します。左が好きなブランド、右が嫌いなブランドのランキングです。

 

 

 好きなブランドのランキングですが、1位ロレアル(27.0%)、2位エスティローダー(24.3%)、3位ランカム(23.4%)となっています。日系ブランドを見てみますと5位資生堂(17.4%)、10位SKⅡ(9.3%)となっています。

 

 スポーツブランドの時と同じく、好きなブランドで上位にランキングされていてもアンチがいるので、同じブランドが嫌いなブランドでもランキングに入ってきます。ロレアルは5位(10.8%)、エスティローダーがランク入りしておらず、ランカムが7位(9.6%)となっており、スポーツブランドほど人気ブランドのアンチ度が高くはありません。

 

 嫌いなブランドランキングでの日系の状況ですが、なんと資生堂が1位(14.9%)、SKⅡが2位(13.3%)、KENZOが8位(9.5%)となんとも複雑な気分になるランキングです。中国人の日本での化粧品の爆買いってこの辺のブランドでは?なぜこんな結果になるのか、検証できるものならしてみたいものですわ。

中国における外資スポーツブランドランキング

 今日は中国における外資スポーツ屋外ブランドのランキングについて紹介します。好きなブランドと嫌いなブランドのランキングです。このランキングでは戸外スポーツブランドとありますが、まあ一般的なスポーツブランドと考えてもいいのではないかと思います。見てみましょう。左が好きなブランド、右が嫌いなブランドです。

 

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 好きなブランドのトップはナイキ(53.9%)、第2位がアディダス(48.4%)、ちょっと離れて第3位がニューバランス(21.2%)となっています。ナイキ、アディダスは口ずさむことができるくらいの位置づけですね。

 

 さて、嫌いなブランドですが、任期があるものは目立つので、そのアンチもいるということなのでしょう。嫌いなブランドトップ3は1位と2位の入れ替わりがありますが、銘柄は同じです。1位アディダス(25.7%)、ナイキ(22.8%)、ニューバランス(17.3%)となっています。

 

 以上の中で日系ブランドはどこにいるかなあと思っていたら、なんと嫌いなブランドの第4位がオニツカタイガー(13.6%)、第7位にミズノがランキングに入っています。うーん、どうしてなのでしょう。ポジティブ評価に対してアンチがいるのであればわかるのですが、好きなブランドにも入っていないですし。もしそのブランドを知らないということであればそもそも好きでも嫌いでもランキングに入らないですし。これ、ちょっと掘り下げていかないとわからないですが、消費者が自社あるいは自社商品のことをどのように見ているか、思っているか、検証するいいきっかけではないでしょうか。