2008-02-15

上海市金融機関の融資残高増加額が前年増加量の20%を超過

  上海の金融機関が1月に行った融資の増加額が昨年の増加額の20%を既に超えた。昨年末に融資規制が騒がれて、これからどうなるかと思っていたところ逆に増加しているのである。昨年絞り込まれた反動が今年にやってきたのかもしれない。

  1月の上海市の中外資金融機関の融資残高は22449億元で、全年同期比18.8%増、2007年末対比2.1%増加している。昨年末と比べると僅かな増加率に過ぎないが、前年同期比と比べるとかなりの増加率だ。1月の数値だけを見た場合、融資残高は663.8億元の増加であり、全年同期比367.5億元増加している。全体の傾向で言えば中資金融機関の中長期融資の増加が多く、外資金融機関の場合は短期融資が中心となっている。融資の内容でみると個人向け住宅貸出の増加が目立っている。

  数値としては以上の通りだが、あまりに増え続けるとまた昨年のように窓口指導が入り融資残高の抑制の動きが見られるようになるかもしれない。また、1月のCPI(消費者物価指数)も7%を超過しており、大雪による被害がもたらした野菜価格の上場が大きな要素を占めているとのことだが、数値としては大きな数値であることは否めず、今後どのようなマクロコントロール策がとられるかが気になるところだ。

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