2008-02-05
2007年上海市労働争議状況
上海市の2007年の労働争議状況が発表された。これによると、労働争議仲裁機構が受理した労働争議案件数は29,475件で前年比22%増、関係した労働者数は39,755人に上っている。
年齢 |
件数 |
18-30歳 |
10,653件 |
31-40歳 |
8,049件 |
41-50歳 |
6,321件 |
その他 |
4,452件 |
合計 |
29,475件 |
そして、労働争議の内容としては労働報酬に関するものが11,344件(全体の38.5%)、保険福利に関するものが6,979件(全体の23.7%)、中でも給料の遅配は労働報酬に関するものの80%を占めている。
労働争議の結果が気になるところだが、次の通りである。
結果 |
件数 |
比率 |
労働者勝訴 |
8,787件 |
85% |
双方部分勝訴 |
14、621件 |
|
会社勝訴 |
4,116件 |
15% |
一部勝訴まで含めると労働者側の勝訴率が圧倒的である。分析によると権利意識の高まりと会社側がルールを遵守していないことがその要因ということのようだが、やはりこの数字を見ると会社側としては労働争議に対して構えざるを得ない。
労働争議の会社の勝訴率がこれだけ低いと今まで何度も繰り返してきたが労働契約法に対して構えざるを得ない。
やれんのか!労働契約法!
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