2008-05-07
2008年上海市貸付投入手引
中国人民銀行上海総部が《2008年上海市貸付投入手引》を発表し、各金融機関に不動産関連貸出しを厳格にコントロールするような内容となっている。
《手引》では貸出しの種類を次のように青、緑、黄、赤の4つに分類している。
青 | 貸付投入傾斜類 | 農業生産 産業学業助成 新型産業 |
緑 | 貸付投入支持類 | 長江デルタ一体化 ハイテク産業 中小企業 消費貸付 重大プロジェクト建設等 |
黄 | 貸付投入慎重類 | ― |
赤 | 貸付投入制限及び禁止類 | ― |
そして、外商投資企業が注目すべき点としては「赤色」貸付投入制限及び禁止類の中に外資の不動産分野投資への貸付が含まれている点だ。《手引》を紹介している記事には多くを触れていなかったが、あえて「外資の不動産分野投資」を「赤色」に分類しているのは何か意味があるのだろう。マクロコントロールを図っている中においては金額が大きい、明らかな投機目的、そういったことを想定しているのだろうが、真面目にやっている会社からすると全く持って迷惑な話だ。
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