2008-07-08

久しぶりの労働契約法ネタ

  アクセスを増やすためにはやっぱり労働契約法。過去のアクセス統計を見ても労働契約法に対する関心が高いようで、労働契約法関係の記事を乗せるとアクセスが増加している。久しぶりに労働契約法ネタを見つけたので、アクセスアップも兼ねて記事にすることにした。

  広東省では《労働契約法》、《労働争議調解仲裁法》が相次いで実施されて以来、労働争議案件が大幅に増加しており、1-6月の広東各級労働仲裁機関で受理された労働争議案件は昨年同時期対比三倍に増加している。裁定基準が統一されていない、審理が非効率である等の理由から、これらを解決するべく《<労働争議調解仲裁法>、<労働契約法>適用の若干問題に関する指導意見》が公布された。この《指導意見》は7月7日より施行されているが、皆さんが気にすると思われるポイントとしては、企業が無固定期限労働契約を悪意を以って回避した場合、その行為が無効になるというものである。

  具体的には無固定期限労働契約を締結することを回避するような次の4つの行為が無効であるとされた。①労働者の勤務年数を0クリアする行為、②労働者に辞職を強要し、辞職後に改めて労働契約を締結する行為、③関連企業を設立し、労働者と労働契約を締結するときに雇用単位の名称に代わって契約を締結する行為(期限到来ごとに関連会社と契約し、労働契約を連続させないことをイメージすればよいかと思う)、④違法な労務派遣を通じる行為、以上の4つに加えてその他信義則に悖り、公平原則といえない回避行為も違法とされた。

  無固定期限を回避する方法について頭をひねってきた人もいるかもしれないが、結局は何らかの形で通達さえ出てしまえば意味を成さなくなってしまう。究極のところは労働契約法をいかに活用していくかが重要であり、頭をひねるのであれば後者でひねるべきだろう。

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