2008-12-29

上海人憧れの職業はこれだ!

  上海市政協文史資料委員会というところが「上海市民価値観変化状況調査」というものを発表した。これによると上海市民にとって声望が高い職業は次のとおりとなっている。

① 政府機関責任者(要するに公務員)(20.8%)
② 科学研究人員(11.6%)
③ 大学教師(10.5%)
④ 企業及び機関責任者(原文:企事業単位負責人)(10.2%)
⑤ 医師(9.9%)

  多くの市民は企業意欲に乏しく、また起業することをリスクと恐れているようだ。上海市民は職業を選択するときの要素として収入と安定を重視しており、そのため政府機関の人気が高くなっている。次のデータは起業に対してリスクがあることがよくあらわされている。

起業家は高い社会地位を有する・・・11.6%
非常に豊かというわけではないが、現在の経済状況には満足・・・30.6%
先進的な科学と技術を有していないので、起業しても成功しない・・・29%
人のために働く運命にあり起業する能力がない・・・26%

  実際に起業に対してリスクが大きいと感じている人も6割以上いた。およそ鶏口牛後とは全く逆というのが実情だ。

  また、所属する職場の人気としては党政機関(33.6%)、外資企業(23.2%)、国有事業単位(17.6%)となっている。

  中国の場合なんとなく見栄の部分が強く、人に使われるくらいなら自分でやるほうがましだというように見えるが、このデータを見る限りでは少なくとも上海では我々が思っている以上に人々は保守的・現実的になってきているのだろう。また起業するまでもなくそれなりの生活ができるということもポイントと思われ、これは社会が徐々に成熟してきていることの現われとも言えるだろう。

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