2009-05-11

楽曲版権費の行き先は闇の中

  中央電視台での報道によると、中国音像集体管理協会は2007年からカラオケで流す音楽に対して既に8000万元にも上る金額を受け取っていながら、多くの歌手は得るべき報酬をまだ受け取っていないとのことだ。

  2006年に国家版権局は中国音像集体管理協会がカラオケ個室1時間当たり12元の楽曲版権費を代理徴収し、比率に応じて受益者に戻すと規定しているが、音像集体管理協会はこの件に関する取材に対して費用回収方式や著作権者への返還方式について詳細な説明を行おうとしていない。

  このニュースを見て、中国でもいちおう版権費を徴収するシステムがあるということに少し驚いた。このあたりは結構いい加減だと思っていたからだ。でもせっかくシステムがあるのに結局権利者には行き渡ってないようだ。これだと歌手のモチベーションは上がらないだろう。いつコンサートを開催しても満席にできるスーパースターならいざ知らず、そこまでいかないレベルの歌手だと結構収入面でも影響し、スーパースターになる前に挫折してしまう人も少なくないはずだ。同じ中華系でも香港や台湾の芸能界の層は結構厚い。中国では上に上げたような問題をを改善していかないと中国プロデュースの中国大陸出身歌手が成功するのは難しいだろう。小室哲也が音楽著作権の譲渡を個人投資家の男性に持ちかけて5億円をだまし取ったという事件があったように、版権ビジネスは結構大きな金額が動く、つまりビジネスになる可能性が大きいにもかかわらず、このような現状はもったいないといわざるを得ないだろう。

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