2009-05-15

楽曲版権費の行き先は闇の中~その3

  楽曲版権費分配疑惑のその後だが、中国音像集体管理協会は次のような声明を発表している。

費用の徴収は厳格に規定に沿って徴収している。分配ルールは会員大会で決定するものであり、ここ一年で徴収した版権費はまた分配を行っていない。

  ただし、総収入の数字と具体的な分配方式については触れられていない。守秘義務を立てに開示を拒否している。また、もうひとつこんな声明も出している。

中国音像集体管理協会は国家の批准を受けて設立した著作権集体管理組織で、《著作権集体管理条例》及び《社団管理条例》等に従って業務を行っている。著作権法の規定に基づくと、カラオケ店に経営はレコード会社及び作詞作曲者の放映権、出演権等が関係しており、歌手は出演者であることから、直接カラオケ店から版権使用費を受け取るべきではなく、そのレコード会社との約定に基づいて相応の報酬を受け取るべきものだ。

としている。ふーん。歌手から文句を言われる筋合いはないということね。もしこれが正しければレコード会社あたりが歌手の分をピンはねしているということになるだろう。

  ここで、中国音像集体管理協会の授権を受けて版権費を徴収している天合文化集団有限公司というのがどんな会社か見てみよう。工商部門の登記によると次の通りだ。

設立:2007年8月27日
登録資本:1億元
経営範囲:文化芸術交流活動の組織、技術コンサルティング・技術サービス、コンピュータ技術研修、情報コンサルティング(仲介を除く)、広告の設計・制作・代理・発表等

  天合集団は深圳華融と文化部文化市場発展中心が直接支配する中文発文化投資管理有限公司とが合弁で設立した会社で、各々が50%の持分を有している。天合集団の法定代表人兼董事長は楊広立という人で、中文初文化投資管理有限公司の元々の総経理であり、元々の文化部文化史上発展中心「全国カラオケ内容管理サービスシステム」(こんなシステムがあるらしい)の責任者でもある。天合の一部の董事メンバーは、中国音像集体管理協会KTV版権運営中心からやってきており、ここもまた国家版権局がカラオケ版権費の徴収を授権する単位の一つである。色々と利権が絡んでそうだ。

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