2009-08-25

倒壊しても値上がりする?

  上海で建築中のマンションが6月27日に倒壊したことについて一度書いたことがある。まだ覚えている方も多いだろう。

(参考)
上海のマンション倒壊のその後

  このマンションは蓮花河畔景苑と言う名前だが、ディベロッパーである梅都公司が未販売の90戸の6月26日付販売価格表を発表した一週間後に、倒壊した棟のある小区(団地.居住区.住宅街)の第三者社による不動産評価を発表した。そのうち、倒壊していない棟の6月27日時点での評価価格は15,300元/㎡~19,676元/㎡、これに対して倒壊してしまった棟の不動産評価が2009年8月13日時点で18,111元/㎡~21,348元/㎡という数値が出てきる。倒壊してしまったものは倒壊していないという過程のものだと思われるが、2ヶ月弱で結構な幅で上がっている。しかしまあこんな短期間でこんなに上がるものなのか。

個人的には上海に不動産はこわくて買えない。日本で仕事していたときに平成7年に14億円の評価だったのが平成14年の評価で2億円にまで下落している物件を見たことがあった。7年間でなんと7分の1にまで下落していたのだ。日本もバブル全盛のころはおかしいと思っている人はそれほどいなかった。ところが中国においては不思議な安心感を感じている人は少なくないだろう。実際に国際金融危機の中でも相対的には影響は小さいほうだ。何かといえば中国に期待する風潮も見られる。上海の不動産に関しても調整局面に入った時期もあったようだが、それにしてもこの上がり方はどうだかなあと思う。上海のオフィスの入居率は供給が急激に増加したこともありいまいちのようだが、マンションは結構売れているようだ。

私はマクロ経済を専門的に研究しているわけではないので、単なる個人的な感覚の問題ではあるが、やっぱり不動産市況についてなかなか理解しづらいものがある。同じように感じている人も少なくないのではないだろうか。

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