2009-09-13

外資ディベロッパー、二三線都市へ

  外資の不動産市場参入にあたり2006年あたりから制限が加えられ、例えば不動産投資にあたっては中国に会社を設立することが要求されたりした。中国での不動産投資と言うと上海をターゲットにするという印象を持つ人も多いだろう。しかしながら上海は単純に場所が狭いこと、またターゲットを地方に向け始めたディベロッパーも多く、実のところ2007年から2009年上半期にかけて批准を取得した外商投資ディベロッパーのエリアは下の円グラフのようになっている。

(出典:東方早報)

  上海は都市別では第1位ながら、省市別では第4位で、上から言うと江蘇省、広東省、遼寧省の順となっている。江蘇省と広東省は投資先の都市にばらつきがあるが、遼寧省は瀋陽、そして第6位の山東省では青島市が人気だ。これからも北京や上海といった一線都市は引き続き不動産投資が行われていくものの、香港やシンガポール系のディベロッパーは江蘇、遼寧、山東、四川、広東、天津及び重慶といった地区に注目している。下の図は主な香港系及びシンガポール系ディベロッパーの進出先だ。

  

(出典:東方早報)

  四川や重慶といった主要エリアはともかく、それ以外の内陸地域にも投資が行われていることがわかる。沿岸部はもちろんのこと内陸地域を攻めていくというようなレポートを読むことがあるが、こうしてディベロッパーが内陸地域を開発していけばそれに伴って新たな産業が進出し、そしてマーケットがどんどん広がっていく。上海を中心とした沿岸地域はもちろん大事だが、ちょっと視点を変えて内陸から攻めている会社もある。このようなディベロッパーの動きもメーケティングする上で参考になるのではないかと思う。

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