2009-10-03

どんどん高齢化していく上海

  「区域人口コントロール都市調和発展フォーラム」というものが開催され、その中で上海の高齢化がかなり深刻であるとしている。全国平均の倍近くだ。

 2008年の上海戸籍の人口うち60歳以上が300.57万人と上海戸籍の21.61%を占めている。世界の高齢化が最も進んでいる国の場合で23~25%なので、いかに高齢化が進行しているかがわかる。上海の高齢化はどんどん進行しており、2030年に上海は老年人口が500~600万人のピークに達すると言われている。2008年の上海戸籍人口の予想平均寿命が81.28歳だが、80歳以上の人口はどんどん増加しており、2008年において53.44万人と60歳以上人口の17.78%を占めている。

  一人っ子の上海人口高齢化社会の主役だ。上海市の一人っ子家庭は305万戸あり、上海市家庭戸数の60.2%。つまり610万人の父母が一人っ子の親と言うことであり、これは上海戸籍人口の43.9%を占める。予測によると2013年にあらたに老年になる人口の80%以上が一人っ子の父母であり、2018年以降は、前上海に毎年24~34万の一人っ子の父母が老年になる。

 このように、高齢化がどんどん進んでいるわけだが、日本でおなじみとなっている年金問題の構造も同じだ。要するに人口の少ない世代で人口の多い世代を支えていくという構図だ。問題の一切ない完璧な国などなく、どんな国にも問題はある。中国の場合は人口が多すぎるがゆえに一人っ子政策を採用したが、その結果として高齢化の進展と年金財政の困窮という問題が既に発生している。高齢化はますます進展していく。年金財政もどんどん困窮していく。日本でもなかなか解決の道筋が見えていない問題だ。中国でもこの問題の解決は一筋縄ではいかないだろう。

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