2009-10-09

SWATがやってきた!

国慶節休暇も明けて今日から仕事始めだ。国慶節は旅行シーズンでもある。この期間に旅行をした人も少なくないだろう。今年の国慶節は中秋節と重なったこともあり、トータルで8日間と史上最長のゴールデンウイークとなった。中国旅游研究院の予測によると、今年の国慶節休暇期間の中国国内予想旅行延べ人数は2億人、前年比13%増、そして旅行収入は1000億元を超過し、これは前年比25%増が見込まれている。世界的金融危機の中でこれだけの伸びを示すということは従来以上にまとまった休みが取れたことはもちろんながら、中国経済の底堅さを垣間見たように思う。とはいえ限られた期間の中で動き回ろうとすれば飛行機に乗らざるを得ない。旅行そのもので楽しい思い出を持って帰ってきた人もいれば、おなじみのように飛行機が遅れてしまって嫌な思いをした人も少なくないだろう。次の動画をご覧頂きたい。飛行機が遅れたことに対してクレームしている様子だ。

かなり興奮している。この日は雪が降ってしまったため飛行機に大幅な遅れが出たわけだが、クレームの内容としては「他の航空会社はみんな飛んでいるのに、なぜお前のとこだけ飛ばないのだ、ちゃんと理由を説明しろ!」というものだ。なに?他の航空会社のは飛んでいるのか。飛んでいる飛行機があるのだから天候不良という理由は納得できない。その上太陽まで出てきた。そりゃ怒るわ。もちろん明確な回答はない。あまりにも騒ぎが大きくなってきたこともあり、SWAT(Special Weapons And Tactics:特殊火器戦術部隊の略称)までやってきた。残念ながらこれはちょっと怖くて写真は撮れなかった。

こういうことがあるといつも思うのだが、なぜこのような場面を想定した行動が取れないのだろうか。例えば定期的にアナウンスを行い、その中で飛行機が遅れている明確な理由を告げればここまでみんなは騒ぎ立てないはずだ。もし明確な理由がないのであればどうしょうもないのだが。思うのこのようなことが発生した場合、中国ではシステム的な動き(ここでいうシステムは仕組みのことを言う)がとられることが極めて少ない。このステップが終わったら次のステップ、そしてまた次のステップ、でもステップ間の引継ぎが全く行われていないことが多く、結局ステップごとに1からのスタートとなる。「目の前のことさえしのげば後のことは自分とは関係ないや」という考えから来ているのだろうが、行動規範をシステム化し、そのシステムの通りに行動するだけでかなりの効率化が図れ、全ての関係者の気分もかなりよくなるはずだ。どうしてこれができないのだろうか、というのは何年も前から言われているような話なのだが、おそらくまだ意識がそこまで行ってないのだろう。中国の進化は早いといわれているが、見ている限りではこの方面の変化にはまだまだ時間がかかりそうだ。

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