2009-11-23

労働紛争での賠償請求額なんと996万元!

  元従業員が会社に対して996万元の賠償を請求する裁判が無錫新区の裁判所に提訴された。996万元とはこれまた大きく出たものだ。原告は最初労働仲裁委員会に5000万元の賠償を請求していたが、却下されたため裁判に訴えることとなった。ここでなぜこのような莫大な金額を請求するような裁判を提訴したか、その背景を見てみよう。

 無錫新区の某企業で働いていた張氏は2007年に贈賄罪で懲役一年の実刑判決を受けた。そして一年の刑期を終えた張氏は、「自分が犯した贈賄罪は、仕事上のものであるため自分ひとりが刑事責任を負うべきではない。また、贈賄罪という罪は自らの将来に及ぼした影響が非常に大きい」という理由から訴えるにいたったのである。会社としては刑事事件を起こした社員を解雇したということであるが、張氏は会社のために行ったので、会社が個人に対して償うべきだという考えだ。

  結局、裁判所も張氏の主張を支持しなかった。会社のために社員が行った行為が罪に問われ、挙句の果てには会社から切り捨てられるとは、昭和のドラマのような話だ。なんとなく贈収賄が多いイメージのある中国、これからもこんな話があちらこちらで出てくるだろう。

関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です