2010-01-05

年末年始の盛り上がり

 中国では日本と違ってお正月といえば旧正月、いわゆる春節を指すのが一般的だ。祝祭日の設定にそのようになっており、元旦こそ祝祭日となっているものの、休みとしてはこの一日だけである一方で、春節は一週間の休暇が設けられる。そして、この春節期間に日本の帰省に相当するような民族大移動が起こるのである。しかしながら、最近は西暦で言うところの年末を祝うカウントダウンイベントがちらほら見られるようになってきており、歳末商戦も盛り上がってきている。

  2009年12月31日と2010年1月1日の両日において、上海市の100の大中型商業企業の営業収入が15.07億元(約200億円:前年比37.6%増)を達成している。その内訳は12月31日が9.67億元の売上(前年比53.5%増)、元旦が5.40億元の売上(前年比16.1%増)と、特に大晦日の売上増が際立つ。日本全国での11月単月の全国百貨店売上高が5635億円なので、上海という一都市だけで計上したこの数値はもの凄いといえるだろう。

  タイプ別には百貨店(ショッピングセンターを含む)の比率が45.6%を占めており、なんと前年比62.6%増となっている。


(出典:東方日報)

 そして、百貨店別の売上高を見ると中国で一番売上の高い第一ヤオハンがなんと3.82億元、なんと日本円にして約50億円近くをこの二日間で売り上げたことになる。もの凄い売上だ。


(出典:東方日報)

 しかしながら、歳末商戦の競争は非常に厳しい。一定金額購入することによる割引や金券配布等により、粗利率は低くなりがちだ。実質的に半額やそれ以下になっているようなケースもある。日本の場合も似たような状況があるのだろうが、中国の場合は春節商戦の先食いという見方もあり、年末年始に売上が伸びたとしても喜んでばかりいられないようだ。

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