2010-02-17

皆さんはどう思う~個人所得税~

  とある会社からこんな相談を受けた。駐在員の個人所得税に関してだ。一般的に駐在員の所得は給与手取り保証で、これ加えて各種手当てが付帯されているケースが大勢を占めるだろう。そして、手当ての中には子女教育費補助が含まれている会社が大半だろう。中国の税法において、外国籍従業員の子女教育費補助に関しては個人所得税を免除するとなっている。

 以上を踏まえてだが、例えばこの教育費補助が30万円としよう。しかし、実際の子女教育費は50万円発生しており、50万円の発票がある。税務局でこの50万円の発票の控除が認められたため、つまり、会社が補助している金額以上に認められたため、実際の補助額と発生額の差額分に相当する20万円が余分に控除されることで個人所得税を節減できた。そして、この節減できた個人所得税は「私がこの金額の発票を用意することができたので、この差額分により節減できる個人所得税は私に返すべきだ。」と主張してきた駐在員がいたという。

  ここであえて私の見解は述べない。むしろこれを聞いてどう思うかを知りたいと思う。既に本帰国してしまったキックボクシング仲間で、会社の財務等を見る副総経理職にあったTさんという人にこの話をしたところ、「それはおかしい。個人所得税を個人負担しているのなら節減できた部分を返してもらうのは全く問題はない。しかし、個人所得税を全て会社に負担させておきながら、節減できた部分だけ自分に返せ、要するに払うのは会社が負担、帰ってくるのは自分がもらうというのはあまりにも身勝手な論理だ。こんなのを認めると会社の統制面から問題がある。」というものだった。ちなみにこの人は以前に記事としてアップしたセクハラ事件に関してもかなり怒り心頭で、「中国人が大勢を占める組織構造の中で、駐在員に対してこんな甘い対応をすると会社としての統制が崩れてしまう!酒の席だからなどという言い訳は通用しない!」というように、会社の統制をかなり重視するタイプの人だ。

  さて、個人所得税のこの取り扱い、皆さんはどう思いますか?

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