2010-02-26

ディズニーランド

  上海におけるディズニーランド建設が認可されたというニュースからしばらくたつ。2014年にも開業するという。中華圏では香港に既にディズニーランドがあり、上海のはきっと香港よりも大きなものができるだろうと期待されていたが、実際は世界で最も小さい香港ディズニーランドをさらに下回る規模に過ぎず、かなりの拍子抜けだ。最も小さいディズニーランドを襲名することになる。やたらと大きいビルを建築しているように、大きい物好きな中国人が果たして世界で一番小さいディズニーランドに対してどれだけの興味を抱くだろうか。小さいディズニーランドの一番目と二番目が中国と香港、なんともバツが悪い。

  ここで先輩格の香港ディズニーランドの現状を見てみよう。既に開業して4年余りになるが、2009年度の来場者数は460万人で、これは前年比2%の増加に過ぎない。これは香港海洋公園の480万人を下回るレベルだ。利益面では一年間で13.15億HKドル(約155億円)の赤字が計上されており、これでも前年比16.5%減少しているが、コスト削減を中心に赤字幅が減少したに過ぎず、惨憺たる結果といえるだろう。ちなみにディズニーランドとディズニーシーとをあわせた東京ディズニーリゾートの2008年の入場者数は2700万人を超えている。規模の違いだけでは説明できないほどかけ離れているといえる。香港ディズニーランドは2014年に拡張を予定しているとの事だが、果たして大丈夫だろうか。

 この差がどこから来ているのかを調べてみると、香港ディズニーランドの来場者の満足度が決して高くないことに起因していると思われる。香港人にも評判は良くないようだ。来場者が少ないので待ち時間が少なくてよいという人もいるようだが、これは人気のなさの裏返しである。オープンしたばかりのときによく来場者のマナーの悪さが取り上げられたが、残念ながらこれは今でも残っているようだ。そのためリピーターも少なく、一度来てしまうと次に行きたくなくなるというような負のスパイラルに陥っているといえる。上海でも同じことが起きる可能性は十分にあるだろう。

  2014年に上海に世界最小とはいえディズニーランドが建設されることになったが、香港と同じ2014年に拡張することを予定している。お互いいい意味でライバル意識を持ってレベルアップが図るのが理想的といえるだろう。

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