2010-04-09

収賄側の言い分 ~そりゃないでしょう!~

 国家食品薬品監督管理局の役人が収賄罪で逮捕された。依頼人から金銭を受け取り薬品審査のスピードアップを頼まれた。審査書類には事実と異なる記載をされたいたことを知りながらも、薬品審査自体は非常にスムーズに通過した。他にもある薬品を積極的に勧めることで金銭を得ていた。これらを通じて得た金額は合計で130万元に上る。客観的状況から見て明らかに収賄罪といえるだろう。ところがこの役人は収賄について否認しており、その理屈が凄い。「金は要求したわけでなく無理やり受け取らされただけだ、それに審査のスピードアップに協力した覚えもない。それを行ってくれる仲介者に紹介してその見返りをもらっただけだ。」

 言いましたねえ。裏を返すと、金銭をいくらもらってもその金銭に対しての直接の見返り行為を手伝わなければOKという考え方だ。これは性質が悪い。もちろん、金銭を受け取って何かをするというのは贈収賄の典型だが、金銭を受け取りながら何もしないというのは心情的にはもっと性質が悪い行為といえるだろう。まあ、実際にはやってあげているので単なる言い逃れに過ぎないのだが、それを言い切ってしまうところがこれもまた笑えてしまうのであった。

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