2010-06-16

中国のコピーDVD市場は400億元

 中国映画週間の映画円卓論壇という場において発表されたのだが、中国の昨年の映画興行収入は60億元(約810億円)を突破し、今年は100億元(1350億円)を突破すると見られている。一方で、コピーDVD市場は400億元(5400億元)と言われている。圧倒的にコピーDVD市場のほうが上回っている。ちなみに昨年の日本の映画興行収入は2060億円だ。米国では映画のチケット収入の4倍をDVD及びその他関連製品で売り上げているといわれている。日本の場合は2005年の数値によると興行収入1981億円に対して映像ソフトの売り上げだけで3709億円と約2倍だ。中国ではコピーDVDだけで興行収入の7倍近くもあり、この部分がすっからかんともいえる。今ではDVDを購入しなくてもネット動画で見ることができるので、実害はこれどころではないだろう。一生懸命がんばってもコピー品に持っていかれてしまうため、クリエイターのモチベーションが上がらず、良い作品が作られないという悪循環がある。いまでこそ中国でもアニメ産業基地なるものがあちらこちらでできているが、クリエイターが育ちにくい環境にあり、これを促進していく上での本質的な問題はここにあるといえる。

 コピーDVD市場がどの程度のものか一時ずっと調べていたのだが、なにせ表にできない部分の多い分野でもあり、なかなか調べがつかなかった。今回のこの400億元という数字がどこまで正しいのかわからないが、目安として参考にはできるだろう。

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