2010-06-30

GAPが中国にやってくる

 中国では既にZARAやH&M、その他にもユニクロやC&Aといったアパレル小売業が進出しているが、いずれも店内は大変な賑わいだ。そんな中、遅ればせながらGAPが中国に進出することになった。北京では王府井と朝陽大悦城に、上海では南京西路と淮海路で店舗の開設準備中である。他社と比べると時期が遅かったことは否めないが、GAPグレーターチャイナの楊総裁は既に2年の時間をかけて中国市場を考察しており、十分に自信を感じた上での進出という。GAPはあわてて中国の二線都市に進出するようなことはせず、二線都市へは最初に開店する四店舗が安定して2-3年後に進出することにしている。

 開店準備に当たりGAPは店長を中国で募集している。そして、その店長をアメリカへ派遣して研修し、アメリカの店長との関係を構築させる。その後アメリカの店長ともども一緒に中国に戻り、一緒に中国で6-12ヶ月ほど一緒に働いたうえで、中国の店長が十分やっていけるとなった時点でアメリカの店長は引き上げる。中国人店長はアメリカでの堅守でノウハウを習得することができるのはもちろんだが、アメリカの店長もまた中国での交流経験をアメリカに持ち帰ることができる。よく欧米系企業は最初の仕組みづくりというミッションを終えれば駐在員は帰国するという話を聞くが、これなんかまさにそのとおりだろう。

 GAPはEコマースの活用もあわせて開始を予定しており、既に上海奕尚網絡信息有限公司と提携を行うとしている。同社のウェブサイトは奕尚網(sasacity.com)で、このサイトでネットショッピングを行っていくことになる。

 
(左上の方を見るとさりげなくハニーズの商品がラインナップされていることがわかる)

 GAPの中国店舗は開店手続きを終えており、内装の進捗状況に応じて開店時期が決まるそうだ。プロモーションは既に開始している。アパレル小売業の役者がどんどん進出しており、競争はますます激化していく一方だ。

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