人間不信
前書きとしてあらかじめ申し上げておくと、私は嘘をつかれたり筋の通らないことをされたりするのを極めて嫌うタイプの人間だ。
さて、最近採用募集をかけたところ、何人かから応募があり、日本への交換留学帰りの学生と面接した。面接した感じもよく、「コンサル会社の求人はほとんどありません。給料面はいくらでもいいです、とにかくコンサル会社で働きたいです!」とコンサル業界での勤務を熱望していたということもあり、私としては是非弊社で働いてもらおうということに決め、条件提示を行うことにした。そのときにこの学生からもらったメールの内容がこれだ。
「採用の意向がありまして誠にありがとうございます。
一生懸命頑張ります。
待遇面の返事を待っております。」
このメールをもらった翌日に条件提示のメールを送ったところ、その日のうちに次のようなメールが届いた。
「内定していただいて誠にありがとうございます。
実は今日また一社より内定の知らせがあって、この会社で就職することになってしましました。
辞退させていただきます。
ご迷惑を掛けして誠に申し訳ございません。
何卒ご了承ください。」
はぁ?何じゃそりゃあああああああ!!!!!
これはあまりにもひどい。引っ掛けられるほうも悪いという人もいるだろうが、引っ掛けるほうが悪いに決まってる。自分が就職活動をしているときはこんな嘘は絶対につかなかった。かなり正直に話したものだ。まあいい、こういう輩は信用できん。こうやって日に日に疑り深くなってしまうのであった。
コメント5件
Unknown
ぽじてぃぶ・しんきんぐですね!こういう輩を近くにおいておくといつか問題を起こしそうですもんね。
先日はありがとうございました
結構、中国ではこういう人が多いですよねぇ。私はまだ上海1年半ですが、雇用契約にサインした後にドロンされたケースが数件ありました。最後の最後まで他社と条件比較してるみたいです。急に音信不通になったり、入社数日前に「彼女に反対されたから辞退する」とか・・・
お仕置き
「雇用契約にサインした後にドロンされた」、「急に音信不通になった」、「彼女に反対されたから辞退する」、こいつらまとめてミドルキックで悶絶させる必要がありますなあ!
就職と採用は“お見合い”だ!
就職と採用は“お見合い”に例えられるが、お互い十分納得してスタートしないと長続きしないもの。とくに金融危機後の世界経済が揺らぐいま、「安定性のある企業で働きたい」と考えている学生さんが少なくないようだが、一方企業側は「優秀な人材を採用したい」、つまりより高質で高学歴の人材を求めるという考え方がある。ミスマッチを生じないため、お互いが“お見合い”のように将来のパートナーとしてふさわしいかをしっかり見極め合いたうえで、決めたほうがいいと思う。
ぽじてぃぶ・しんきんぐ
日本でも、採用をやっていると「御社が第一志望です」と言っておきながら、「よそに決まったので辞退します」とも言わずプッツリ音信不通になる一流大学・大学院卒業予定者が結構増えてきてます。(昔は最低でもよそはこういうところを受けていてと正直に言ってくれて、よそへ行くにも「申し訳ありませんが、実はこういう理由でヨソへ行くことになりました」といってましたが)
一応挨拶してくるだけでもマシだし、(採用してもらう弱い立場なので多少同情の余地があるとはいえ)ウソツキ人間を採用せずにすんだだけラッキーとポジテイブに考えてはいかがでしょうか?