2010-08-27

日本のドラマを通じて中国を知る

 昨年「わが家の歴史」というドラマのエキストラに参加してから佐藤浩市にはまっている。色んな作品を見てきたが、最近「官僚たちの夏」というドラマを見た。異色の官僚と言われた佐橋滋をモデルに、高度経済成長を推進した通産官僚たちの姿を描いたものだ。

 

 これを見ると日本の高度経済成長の流れが良くわかる。と同時に、これを今の中国と比較することもできる。アメリカの圧力により迫られた繊維輸出の自主規制、自動車業界の再編、自由貿易化の圧力、公害問題、オリンピック開催をきっかけとした急ピッチの成長、大阪万博、思い起こしながら書いているので順番はばらばらだが、これらを今の中国に当てはめるとそのまんまだ。沖縄・小笠原返還はさしずめ香港・マカオ返還のようなものか。ちょっと違うか。

 よく似ているのだが、日本と中国はやはり違う。中国の経済発展はかなり外資に依存しているのに対し、日本の場合は外需に頼った部分は多いものの、自国でもモノ作りがかなり貢献している点だ。中国の製造業はなんだかんだ行って今もなお低廉な労働力や土地に依存した産業が多いが、日本はやはりモノ作りだ。匠という言葉があるが、これはまさに日本のモノ作りの精神をよく表している。自動車や家電がその代表的な例だろう。中国製品も良くなってきているが、日本の匠レベルのこだわり間は感じられない。中国が改革開放路線に転じたのが1978年、今年で32年だ。日本が1945年に敗戦を迎えて32年後というと1977年に当たる。この都市の日本は神戸に地下鉄が開通、ソニーが13型カラーテレビ「サイテーション」を発売、ダイハツ工業が「シャレード」を発売、日本初の静止気象衛星「ひまわり」(後の「ひまわり1号」)打ち上げ、この頃は既に先進国レベルに達していたといえるだろう。中国も部分的地域的には先進国といえる部分もあるが、やはりモノ作りとなるといい物を作れるようになってきてはいるのだろうが、ブランド力はまだまだ弱い。フォーブス世界有力企業ランキングを見てみよう。少なからずの中国企業がランクインしているが、その業種は主に金融、資源系という国家背景のある業種、そのほかだと建築会社が入っている。いわゆるメーカー形となると264位の宝山鋼鉄だけだ。

  
 フォーチュン500の日本・中国企業(クリックすると拡大できます)

バブル崩壊以降の日本経済は低空飛行気味だ。でもフォーブスランキングを見ると日本企業数多くランクインしている。こう見ると、日本もまだまだ捨てたものじゃない。頑張れ、日本!

関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です