2010-12-16

カルフールVS康師傳

 

 最近カルフール店舗内で康師傳(台湾の有名なインスタントラーメンを生産している会社。中華圏にいる人ならおなじみのはず。)の商品がなくなっている。きっかけは康師傳が原材料等の値上げを理由にインスタントラーメンのの小売価格を2元から2.2元にしたかったのだが、カルフール側は消費者への影響が大きいとしてそれを拒否したというものだ。康師傳は他のスーパーではちゃんと販売されており、価格調整が理由ではないという見解を発表しているが、果たして真相はどうなのだろうか。

 

 しかし、どうもこれは単にきっかけに過ぎず別の理由があるらしい。主な要因は次年度の契約条件が合意に達していないことにあるようだ。毎年年末になると、サプライヤーと販売店側が翌年度の契約の話し合いが行われ、その契約費用は一般的に年間販売収入に一定比率で仕切るということになっている。

 

 ある康師傳の関係者によると、「カルフールを通じての販売は2番目に多いが、カルフール向けの商売は赤字で、やればやるほど赤字だ。しかしボリュームが大きいのでやらないわけにも行かない。販売費用、リベート、陳列費用、新品入荷費等を含む年度契約費用が10%以上になると赤字必至にもかかわらず、カルフールの契約費用はこれを超えてている」、「販売店が毎年得る費用も年々上がってきており、特にカルフールが徴収する費用の名目は非常に多く、大手売り場の中では最も多い」という。このように費用がかさむため、ここ2年は康師傳の新商品がカルフールの棚にない状態という。

 

 一般的にスーパーは10-12%の費用を徴収することで3-4%の純利益を確保しているといわれている。この観点から考えるとカルフールがやっていることもわからなくはないように見える。

 

 カルフールに対してここまで徹底的に戦えるのも康師傳だからこそだ。どうも今回行っている次年度の契約に対する康師傳の態度はいつになく頑なだそうだ。サプライヤー側としては康師傳を応援したくなるだろう。果たして決着はどうなるでしょうかねえ。

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