2011-01-03

「十二五」期間は単純な生産力拡大プロジェクトを批准しない

 国家発展改革委員会産業協調司では現在「十二五」重点産業生産力の配置と構造調整特別計画の制定に力を入れている。この中で、十二五期間において単純な生産能力拡大のプロジェクトは批准せず、総量、在庫調整のコントロールを行っていくという。国務院は既にこれに対して同意しており、今年3月の全人代の審議を通過した後に、発表される予定だ。

  

 大まかな内容としては重点産業生産力の配置と構造調整計画は発展方式の転換を加速するものとなっており、「十二五」生産力配置構造調整の原則方向と重点工程を確定したものである。具体的には以下の3つである。

 

1.高標準を堅持し、政策指導を厳格にし、あらためて単純な生産力拡大のプロジェクトを審査批准せず、総量を断固としてコントロールし、在庫量を工夫を凝らして調整する。

2.国際・国内の二種類の資源、二つの市場を統一的に割り振ることを堅持し、開放中に発展を追求する。

3.地域発展戦略を徹底的に実行することを堅持し、地域産業の協調発展を促進する。

 

 単純に翻訳しているのでちょっとわかりにくい表現もあるが、いずれにせよ2011年に新たな《産業構造調整指導目録》が公布された後、生産能力拡張の内容はあらためて言及されない。《産業構造調整指導目録》は今のところ2005年版が最新だが、これが経こうされることになるのだろう。これが変更されると《外商投資産業指導目録》にも影響することになると思われる。主旨は要するに単純な生産力拡大はダメですよということだが、逆に言えば単純でなければよいのである。単純でない、例えば、ハイテクを駆使する、省エネにつながるといったことならよいという方向になるのだろう。細かな内容は3月頃に発表されることになるようだが、この内容に応じて企業は今後の中国戦略の方向性を決めていくことになるだろう。

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