2011-01-09

味千ラーメンの動き

 味千ラーメンは昨年中国で店舗を60余り増やし、昨年9月末時点で459店舗に達している。売上げは前年比30%、純利益ベースで前年比45%も伸びている。この459店舗、なんと全て自営店舗だ。これだけの店舗展開をしているので、てっきりフランチャイズ展開をしているかと思っていたので、非常に意外だった。

 店舗数だけを見るともっと多いところもある。小肥羊真功夫なんかがそうだ。でも味千ラーメンは焦っていない。店舗を増やすためにはフランチャイズ展開という方法があるが、味千ラーメンは自営店舗にこだわっている。加盟者がちゃんとやってくれるかどうかわからないという不安、管理が難しいという不安、それによってブランドに傷がつくかもしれないという不安が先に立っている。また、加盟者が利益を持っていくことによって自社の利益が削られるという考えも持っている。そもそも既に自営でここまで確立したシステムを築き上げており、今さらちゃんとやってくれるかどうかわからない加盟店に任せるという発想を持っていない。また、自営店の場合利益を全て自社が吸い上げることができるという考え方も持っている。

 この他、数が多いことよりも質が大事だという考えを持っている。ここで言う質は利益率につながるのだが、利益率を非常に重視しており、店舗がいくら多くても利益率が低ければ意味がないという考えだ。

 また、味千ラーメンは85度Cに出資した(出資自体は法人ではなく味千ラーメンのトップの潘慰さんによるもの)。これによる効果としては物件オーナーと共同して交渉できること、ショッピングエリアの良い立地を抑えるに当たって一緒に交渉できることなどがあり、この二つの会社は各々ラーメンとコーヒー・ケーキ・パンを扱っているため、互いにバッティングすることもない。レピュテーション面での効果もあるでしょう。なかなか柔軟な発想ですね。

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