2011-01-13

温州人の個人国外直接投資が開放

 浙江省温州市で国外直接投資が認められるようになりました。これは個人による国外直接投資としては中国初になります。ご存知の方も多いかと思いますが、温州人は商売人が多く、不動産の一棟買いをするというような評判を聞いたこともあるかと思います。要するに金持ちが多い都市です。

 国外直接投資の投資対象には制限が設けられており、不動産投機、株式投機は制限され、国外での「特殊目的会社(SPC)」設立や、中国が輸出を禁止する技術と貨物、及びエネルギー・鉱物類の国外投資は認められません。また投資対象業種についても非金融業に制限されます。この他、投資方式は新設・買収・出資引受け等の方式を通じて国外で非金融企業を設立または既に非金融企業の所有権・支配権・経営管理権等の権益を取得することに限定されます。

 投資対象は言いとして、何に驚いたかというと国外投資の限度額です。外貨が関係してくるので外貨管理の制約を受けるでしょうし、当然金額の制限も設けられると思うのですが、この限度額がハンパないです。なんと1プロジェクトあたりの投資額が300万米ドル、総額で2億米ドル、複数投資者での1プロジェクトへの共同投資だと1000万米ドル以内というものです。要するに、一人につき2億米ドルまではOKということす。というか、2億米ドルって個人のレベルじゃないっしょ!ここまでくると機関投資家ですよね。

 今までは個人による国外投資は地下銀行を通じて行われるケースが多かったようで、今般のルールが設けられることで合法的に国外投資ができるようになるといえます。温州の個人資本はかなり厚く、1兆元あるとも言われています。温州人は投資好きということもあり、このお金の行き場は気になりますね。日本の不動産買いが一層激しくなっていくのでしょうか。バブル時代に日本も海外資産を買いあさったりしていましたが、いざやられる立場になるとやっぱり嫌な感じがしますね。

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