2011-01-14

第十二次五カ年計画における再生可能エネルギー

 

 新聞報道によると、第十二次五カ年計画で再生可能エネルギー分野の技術発展方向と支持重点が煮詰まってきている。科技部高技術中心エネルギー処の陳処長によると、再生可能エネルギー分野では太陽エネルギー、風力発電、バイオマス、海洋エネルギー、地寝るエネルギー等の5分野の8技術について重点的に支持すると表明している。これについて簡単に紹介してみよう。

 

1.太陽エネルギー

太陽エネルギー方面では、科技部は重点的に①シリコン基盤、ジスプロシウムカドミウム等の薄膜電池調合を代表とする低コスト薄膜と新型太陽エネルギー電池産業化キーテクノロジー、②発電所設計、運行、保護等を代表とする100メガワット級のグリッド接続大型太陽光発電所のキーテクノロジーと設備、③100万キロワット級の太陽エネルギー熱発電所のキーテクノロジー、を重点的に支持するとしている。

 

また、国家エネルギー局の張局長は、蒙古・甘粛・青海・新疆・チベットの適当な地域に太陽エネルギー熱発電のテストを展開することを表明している。

 

2.風力発電

風力発電については科技部高技術中心エネルギー処の陳処長が、陸上風力発電場、すなわち風力発電ユニットキーテクノロジーを重点的に支持し、その中は3メガワットの陸上風力発電機、5メガワットの海上風力発電機、風力発電ユニット現場テストプラットフォーム、無効電力補償と低電圧通り抜け技術等、及び近海風力発電のキーテクノロジーを含むとしている。

 

3.バイオマスエネルギー

科技部は重点的に非食糧多元化、転化過程における清潔高効率化のバイオマス液体燃料設備キーテクノロジーを支持するとしている。

また、中科院広州エネルギー所の馬副所長は、その他の再生可能エネルギーと比べて、バイオマスエネルギーは発電以外に、さらに設備燃料に用いることができ、そのため将来の中国のバイオマスエネルギーの発展は主としてバイオマス液体、気体、固体燃料が主となると表明している。

 

4.海洋エネルギー

万キロワット級の海洋エネルギー発電技術と地熱エネルギー低温利用と中高温発電技術も科技部の重点支持を受けることが報道されています。

 

 

このあたりの分野はちょっと難しいですが、企業によっては今後の中国戦略を練っていく上で気にしているところもあるでしょう。第十二次五カ年計画もいまのところは主として新聞報道レベルでしか出てきていませんが、3月頃からどんどん発表されていくかと思われます。それをじっくり研究した上で次の一手を考えて行きましょう。 

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