2011-05-01

台湾系企業の中国内販向け共同チャネル

 5月に東莞で大麦客という会員制スーパーが開店します。従来の輸出加工型企業の内販チャネルとして東莞台商協会がつくったものです。売り場面積は30000㎡、駐車場は600台近くあり、主に台湾商品を販売していますが、それ以外の国内外の商品も扱います。

 

 

 

 このスーパーができるそもそものきっかけは東莞に所在する台湾系企業に対して内販チャネルを設けるためであり、130余りの台湾企業が出資しています。東莞所在の台湾系企業は従来輸出加工に徹していましたが、最近では内販の比重を徐々に増やしつつあります。しかしながらなかなかうまくいかないようで、この悩みを解決するために作られました。東莞所在の台湾系企業の内販比率は30%程度で、場所柄を考えると結構な数値かと思います。2005年あたりはこれが8%くらいしかなかったようで、単純に毎年3-5%程度増加してきたということになります。

 

 大麦客という会員制スーパーのモデルは台湾の好市多というスーパーを参考にしています。好市多の年会費がNT$1200(約3000円)で会員の年間平均購入金額はNT$10,000になります。多くの会員は車で買い物に来るというスタイルですが、東莞でこのスタイルが受け入れられるかどうかは注目ですね。ただ、会員制にすることによって潜在顧客を失っているのではないかという見方をするサプライヤーもいるようです。ちなみに大麦客では年会費を300-350元(約2600-3400円)で設定するようで、確かにこれは決して少ない水準とは言えず、ほぼ日本基準並みかと思います。日本だと同じようなのがたぶん3000円くらいじゃないでしょうか。しかしながらまだ開店していない今の段階ですでに5万人が会員になったそうですのでまずまずではないでしょうか。

 

 このスタイルは日本でもありますね。私は神戸なのですが、神戸で言うとダイエー系のバンドールやkousというのが以前ありましたし、いまだと西宮にあるコストコなんかと同じですね。このスタイルが受け入れられるかどうかはさっきも書いたようにこれからの注目点ですが、もっと注目すべきはとある国の企業体が協力し合って販売チャネルを作り上げるという動きです。これはなかなかできないのではないでしょうか。もちろんバッティングする業種で見えないところでゴタゴタがあったのかもしれませんが、こうして形になるわけですから大したものですね。こういう連携は他国でももっと見習えばいいと思います。今後の展開が楽しみです。

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