2011-06-13

《中国国内で就業する外国人の社会保険加入暫定弁法》(意見募集稿)

 《社会保険法》が7月1日よりスタートしますが、外国人に対する取扱について規定する《中国国内で就業する外国人の社会保険加入暫定弁法》(意見募集稿)が発表されました。7月1日からスタートするのに今頃意見募集するというスピード感がドキドキさせてくれますね。年金を受け取るためには社会保険料を15年以上納付しており、且つ法定退職年齢(男性60歳、女性50-55歳)に達していることが条件になりますので、一般的な外国人が年金を受け取ることはあまり考えられないでしょう。いろいろ話題になりましたが、外国人も社会保険を納付する、本国と二重払いになっている場合は、協定に基づいて処理する、この方向でほぼ決まりっぽいですね。

 

 

中国国内で就業する外国人の社会保険加入暫定弁法

(意見募集稿)

 

第一条[目的と根拠] 中国国内で就業する外国人が法に依って社会保険に加入し社会保険待遇を享受するという合法権益を守り、社会保険管理を強化するため、《中華人民共和国社会保険法》に基づいて、本弁法を制定する。

 

第二条[外国人入国就業] 中国国内で就業する外国人とは、法に依って《外国人就業証》、《外国専門家証》、《外国常駐記者証》等の就業証書の手続きを行い、中華人民共和国国内で合法就業する非中国国籍の人員を指す。

 

第三条[適用範囲] 中国国内で法に依って登録または登記した企業、事業単位、社会団体、民営非企業単位、基金会、弁護士事務所、会計士事務所等の組織(以下、使用単位という)が法に依って募集採用した外国人は、法に依って従業員基本養老保険、従業員基本医療保険、工傷保険、失業保険と生育保険に加入し、使用単位と本人により規定に従って社会保険費を納付しなければならない。

 

第四条[保険加入登記] 使用単位が外国人を募集した場合、法に依って社会保険登記を行わなければならない。

 国外雇用主より国内単位への派遣を受けて勤務する外国人は、国内勤務単位により社会保険登記の手続きを行わなければならない。

 

第五条[社会保険待遇] 社会保険に加入する外国人は、条件に符合する場合、法に依って社会保険待遇を享受する。

 中国が規定する養老金を受け取る年齢に達する前に出国する場合、その個人口座は保留することが許され、再度中国に来て就業する場合、納付年限を累積計算することができる。本人の書面申請を経て、社会保険機構はその個人口座貯蓄額を一度に本人に支給し、そしてその従業員基本養老保険関係を終止することもできる。

 

第六条[承継] 外国人が死亡した場合、その従業員基本養老保険個人口座残額は承継することができる。

 

第七条[国外生存認証] 中国国外で月毎に社会保険待遇を享受する外国人は、毎年その待遇を支払う社会保険取扱機構に一度中国駐外大使・領事館が発行する生存証明、または居住国の関連機構による公証、そして中国駐外大使・領事館の認証を経た生存証明を提供しなければならない。

 社会保険取扱機構が必要とみなす場合、適宜社会保険待遇を享受する外国人に月毎または不定期に生存証明の提供を要求することができる。

 

第八条[争議処理] 法に依って社会保険に加入する外国人と使用単位または国内勤務単位が社会保険により争議が発生する場合、法に依って調停・仲裁・訴訟の提起を行うことを申請することができる。使用単位または国内勤務単位がその社会保険権益を侵害する場合、外国人も社会保険行政部門または社会保険費用徴収機構に法に依って処理することを要求することもできる。

 

第九条[相互免除協定] 中国と社会保険の二国間または多国間の協議を締結している国家の国籍を有する人員が中国国内で就業する場合、社会保険に加入する方法は協議の規定に従って処理する。

 

第十条[外国人社会保障番号] 社会保険取扱機構は《外国人社会保障番号編成規則》に基づいて、外国人のために社会保障番号を作り上げ、そして社会保障カードを支給しなければならない。

 

第十一条[香港・マカオ・台湾人員保険加入] 香港特別行政区、マカオ特別行政区居住者のうちの中国公民と台湾地区居住者(以下、香港・マカオ・台湾人員という)が内地で就業する場合、本弁法の規定を参照して社会保険に加入する。

 

第十二条[施行日時] 本弁法は   年  月  日より施行する。

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