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中国商業施設TOP300から読み解く巨大モールと地方成長の今
【中国小売市場はまだ拡大中?最新データで見る実態】 ─ 社会消費財小売総額と成長率の推移 「全国300店超の商業施設の2024年売上高」が発表されました。商務部のデータによると、2024年の中国の社会消費財小売総額は48.8兆元に達し、前年比3.5%増加しま... -
サントリーのビール事業の中国撤退の理由とその後の中国での活躍
日本のビールといえばキリン、アサヒ、サッポロ、サントリーが思い浮かびます。この中でサントリービールが中国では見かけなくなりましたが、かつてサントリービールは中国内で大きなシェアを持ち、80年代において、サントリービールは中国ビール市場の30%... -
中国からの撤退企業が増加 ~持分譲渡でも騒ぎ立てる従業員~
【中国市場からの撤退する企業の理由】 ここ数年で中国から撤退する企業の報道が増えています。直近の日経ビジネスの表紙タイトルがなんと「さよなら中国」という超ストレートなタイトル。進出ブームの時に中国にやってきましたが、こういうムーブメントの... -
春節の上海で日本の友人が感じたこと~最新技術から街の雰囲気まで~
春節の間に大学時代の友人が上海に遊びに来ました。ついこの間まではビザが必要だったこともあって日本から行きづらい状況にありましたがそれもなくなり、知人が遊びに来てくれるというのは私としてもかなり久しぶりでした。 中国に対して特に何か印象があ... -
中国チェーンストア第3位の蘇寧が再生申請立て? 事業拡大の代償と今後の行方
2月7日、全国企業破産再生案件情報網は、蘇寧電器集団有限公司、蘇寧控股集団有限公司、蘇寧置業集団有限公司が再生を申請され、関連事件は南京市中級人民法院に受理され、4月2日に第1回債権者会議を開催すると公告を発表しました。え?あの蘇寧が?ラオッ... -
スターバックス中国市場で苦戦—ブランドの台頭と消費変化の影響
スターバックスが中国で苦戦しています。昨年11月にはこんな記事も出ています。 スターバックス 中国事業の株式譲渡を検討 CEOは「中国での競争は激しい」 【スターバックス中国市場での苦戦の背景】 この記事の中にありますが、スターバックスのCEOは、『... -
中国の不動産バブル崩壊を日本の経験と比較して分析
中国の不動産バブル崩壊と騒がれてから1-2年は経つでしょうか。 【日本と中国の不動産バブル崩壊の違い】 かつての日本の不動産バブル崩壊と中国のそれとの違いは、日本の場合、全国的に不動産相場が下落したのに対して、中国の場合は都市部も相場が下... -
トヨタ中国初の非日本人総経理誕生!中国市場における現地化とEV対応の行方
トヨタ中国公式サイトによると、レクサス中国執行副総経理の李暉氏がこのほどトヨタ中国総経理に昇格したのですが、なんでも、日本人以外で総経理に就任するのは初めてとのこと。非日本人(華人)総経理という紹介会が多く、華人なので非中国籍なのかとも... -
日本と中国の不動産マンション管理制度の違いと修繕積立金の実態
賃借していたマンションを昨年契約期間中に退居し、今は知人がその契約を引き継いで住んでいるのですが、なんでも更新に当たって大家さんのほうから家賃の減額を言ってこられたとのこと。大家さんも現在の経済状況はあまりよく思ってないことの証ですね。 ... -
不正取引に伴う巨額損失:事例から学ぶ企業ガバナンスの限界
2025年に入ったところで、2024年の注目事件を振り返ろうと思います。毎年年末の時期になると「今年の10大ニュース」などというワードが出てくるようになります。去年でいえばドンファン事件とか、兵庫県知事に騒動なんかもかなり話題になりましたが、企業...