中国初!「MIKIMOTO cafe」に行ってきました!

知人から真珠のMIKOMOTOがカフェを出したという知らせがあり、面白そうなので行ってきました。案内を見るとそのカフェの営業期間は7/13~7/23、わずか11日間、そして私はその最終日に行ってきました。

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上海の南京西路駅付近の張園というオシャレエリア

相当オシャレな場所にMIKIMOTOカフェはありました。比較的新しいショッピングエリアで、高級ブランドが立ち並びます。老舗ブランドだけでなく、オシャレでスタイリッシュな今どきのブランドもあります。老舗ブランドも今まで見てきたタイプの店装ではありません。斬新で新しく楽しく要するに「映える」を最大限に意識した感じ。少し前ですが、ふと訪れたこの張園という場所で、さまざまなブランドがド派手にプロモーションをしてたのに驚き撮った写真が残っていましたのでご紹介します。

Dior。クラシックカーが10台弱くらい、お店の前のスペースにとまってました。

BVLGARIの店頭の前。マダムから今どきの网红がひっきりなしに撮影をしてました。ピンクのバラは永遠に女性に愛されますね!

こちらはお店という訳ではなかったのですが、張園のティスプレーの一部としてありました。広範囲の花がダイナミックで、こちらもマダムから网红に大人気でした。

きちんと教育された素晴らしい接客

さて、今回のMIKIMOTOカフェの話に戻ります。最終日に行ったので、入れなかったら悲しいので予約をしようとしましたが、予約制がないため普通に行きました。お昼過ぎの13時半頃に到着。入口にガードマンがいて、案内してくれるウエーターはビシッと白いシャツを着て、今どきの韓国人モデルのような見た目で、スマートに案内していただきました。カフェというより、高級フレンチなどの接客に近い感じ。店内のお客様はほぼ女性。すでに満員で、カウンター席しか空いてませんでした。

MIKIMOTOカフェのアイスコーヒー

カフェですので、アフタヌーンティーセットがおすすめのようだったのですが、ランチをしてから向かったというのと、高級感たっぷりの価格で腰抜かしそうになり、コーヒーのみ注文しました。いくらは忘れたのですが、スターバックスで注文よりは高かったような。ケーキ単品だけ頼んだとしても100元(約2,000円)くらい。アイスコーヒーを注文しましたが、ホットコーヒー注文時と同じカップで、氷を大量に入れてくれてました。高級感あふれるカップ。食器のことは詳しくないのですが、MIKIMOTOは食器も展開されてるので、きっとこちらもMIKIMOTOの食器なのでしょう。

圧倒的な存在感のお店の外観

店の外観はこれ。きらびやかです。遠いところからでもかなり目立ってました。さすが真珠のMIKIMOTO。かなり真珠を意識した外観です。いろんな方が立ち止まり、中の様子を覗いておりました。

期間限定ショップとは思えない店内の様子

店内にはMIKIMOTOの商品も綺麗にディスプレイされてました。

期間限定ということなので、カフェとしては7/23に終了し、そのあとは販売店舗になると思ったのですが、お店の方に尋ねたところ、「この店舗は本日で終了、そのあとは撤収します」とのことです。つまり、このわずか11日間だけのためにこの素晴らしい外観のカフェを出店したということです。11日間だけなので、出店というよりはイベントに近いと思うのですが、このイベントを構想し、社内で説明して、稟議して、承認してもらって、プロジェクトチームを立ち上げて、内装して、店員研修もして、営業して、閉店後には撤収して、これってどれだけ短くても3か月はかかるのではないかと思います。おそらくもっと時間はかかったでしょう。そしておそらく相当なお金がかかってるのだと思います。

ここ何回か中国個人消費が厳しいという内容について書いてきましたが、MIKIMOTOくらいの高額品になるとあまり関係ないのでしょうか。普通に考えるとそんなことはないと思うのですが、そういう環境の中でこの規模のプロジェクトを実施したというのは逆張り的に感じつつ、単純にすごいなあと思いました。

初出店に関する新しい中国の補助金制度

こういった初出店やイベントに関して奨励金を支給する政策もありますので、それも活用したのでしょうか。こういった初モノ(首発経済)に対して奨励金を支給する政策は上海以外にも北京、広州、武漢、内モンゴルで出されています。上海に関しては近々申請ガイダンスが出ると聞いていますが、ホントほんとのホントに細かい部分まではカバーされるような通達にはならないのではないかと思ってます。このあたり、実際に役所とかなりやり取りしていますので、もしこの制度を活用して何か始めたいというところがあれば是非お手伝いしたいと思います。

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この記事を書いた人

神戸育ち。住友銀行入行後、大阪を中心にほぼ一貫して法人業務畑を歩む。上海支店赴任後は中国ビジネスコンサルティングに特化、2005年に日綜(上海)投資諮詢有限公司設立に伴い同社の副総経理に就任し、2011年10月より独立し株式会社TNCリサーチ&コンサルティング代表に就任。

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