呉明憲– Author –
神戸育ち。住友銀行入行後、大阪を中心にほぼ一貫して法人業務畑を歩む。上海支店赴任後は中国ビジネスコンサルティングに特化、2005年に日綜(上海)投資諮詢有限公司設立に伴い同社の副総経理に就任し、2011年10月より独立し株式会社TNCリサーチ&コンサルティング代表に就任。
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トヨタ中国初の非日本人総経理誕生!中国市場における現地化とEV対応の行方
トヨタ中国公式サイトによると、レクサス中国執行副総経理の李暉氏がこのほどトヨタ中国総経理に昇格したのですが、なんでも、日本人以外で総経理に就任するのは初めてとのこと。非日本人(華人)総経理という紹介会が多く、華人なので非中国籍なのかとも... -
【TNC中国オンラインセミナー】~中国経済は今後どこまで不動産市場に影響されるのか~
中国のGDPの3分の1を占めるといわれる不動業界。中国不動産市場は長年にわたりバブルといわれ、不動産バブルが崩壊するといわれたことは過去に何度もあり、現在言われているのも過去の繰り返しのようでもあります。 中国不動産市場が不安定なことも相まっ... -
日本と中国の不動産マンション管理制度の違いと修繕積立金の実態
賃借していたマンションを昨年契約期間中に退居し、今は知人がその契約を引き継いで住んでいるのですが、なんでも更新に当たって大家さんのほうから家賃の減額を言ってこられたとのこと。大家さんも現在の経済状況はあまりよく思ってないことの証ですね。 ... -
不正取引に伴う巨額損失:事例から学ぶ企業ガバナンスの限界
2025年に入ったところで、2024年の注目事件を振り返ろうと思います。毎年年末の時期になると「今年の10大ニュース」などというワードが出てくるようになります。去年でいえばドンファン事件とか、兵庫県知事に騒動なんかもかなり話題になりましたが、企業... -
衝撃!北京・上海の社会消費品小売総額が2桁マイナス成長、その背景と未来とは?
中国経済は「景気減速」と叫ばれる中でもGDPは依然プラス成長を維持しています。しかし、社会消費品小売総額という重要な指標を深掘りすると、衝撃的な事実が浮かび上がってきます。この記事では、特に注目される北京と上海の小売消費状況を中心に、その原... -
上海工場生産停止の理由は?ヤクルトが目指す中国市場の未来
既に現地メディアで報道されているのでご紹介いたしますが、ヤクルト上海工場が12月6日に生産を停止し、その生産機能を天津工場や無錫工場など中国国内の他の拠点に全面的に移転するとのことです。 【ヤクルト上海工場を視察した時に思った事】 ヤクルト上... -
兵庫県知事選が浮き彫りにした守秘義務と信頼関係の重要性
最近、兵庫県知事の公職選挙法違反が話題となっています。特に注目されているのは、広報を担当した会社が選挙戦の内容を具体的にSNSで発表し、自分たちが広報戦略を担ったことをアピールした点です。公職選挙法違反の問題はさておき、クライアントの具体名... -
中国における「キャラクタービジネス」ってどうよ?
日本の優位性をアピールするものの一つとして漫画があります。以下の記事はまさにそれを紹介しているもので、「世界同時沸騰」をキーワードに日本の大手出版社が海外でのマンガ人気の掘り起こしに注力しているという内容です。外国のファンに見てもらう場... -
中国で大手スポーツジムWill’s の経営危機
最近大手スポーツジムwillsの経営危機の話を聞くようになりました。 【中国で頻発してるスポーツジムの倒産】 中国でスポーツジムの倒産は珍しい話ではありません。「2022年中国フィットネス業界データ報告書」によると、2022年の全国の商業ジムの倒産総数... -
中国での営業活動で遭遇するリアル~日本人駐在員のぼやき
営業マンをしている知人の話です。彼は最近、仕事でかなり苦労しているというぼやきです。何が難しいのかと尋ねると、こう答えられました。 ・Aさん・30代後半・日系企業の駐在員・ある部品メーカーの営業・駐在歴10年・中国語はネイティブ 【日本人営業マ...