呉明憲– Author –
神戸育ち。住友銀行入行後、大阪を中心にほぼ一貫して法人業務畑を歩む。上海支店赴任後は中国ビジネスコンサルティングに特化、2005年に日綜(上海)投資諮詢有限公司設立に伴い同社の副総経理に就任し、2011年10月より独立し株式会社TNCリサーチ&コンサルティング代表に就任。
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訪日客は増加も免税売上減少!インバウンド消費に変化あり
【免税売上は減少中?2025年春以降の変化とは】 日本で免税売上が大きく減少しています。日本百貨店協会が発表したデータによりますと、今年3月から前年割れしており、購買客数は前年割れとまでいかないまでも大きく減少しており、免税売上、購買客数のい... -
中国ビジネスに潜む落とし穴──俗にいう知中派って頼りになるの?
【知中派とは?──日経記事に見るその意味と偏り】 「知中派」にご用心 中国で拘束者続出、秘密主義の高い壁 日経新聞の記事です。 知中派とは? ChatGTPに聞いてみました。 「中国のことをよく知っている、または経験が豊富な人(グループ)」を指す言葉で... -
オルビス撤退に見る中国化粧品市場と国産ブランド急成長の背景
粧品のオルビス(ORBIS)が中国事業から撤退するという発表がありました。 オルビスが中国事業から撤退 オルビス(ORBIS)は、POLAグループの一員で、日本発の無油分・無香料・無着色のスキンケアブランドです。肌へのやさしさと機能性を重視した製品を展... -
外国人観光客に知られていない2番手3番手の地方観光地
この間日本に戻った時に、兵庫県たつの市に行ってきました。たつの市の存在は兵庫県民としてもちろん知ってはいたのですが、わざわざ足を運んだのは初めてです。そのきっかけとなったのは、ある企業の方との会話の中で、その方がたつの市の出身だと知った... -
中国不動産は本当に崩壊か?数値データから逆張り分析
中国の不動産市況がよくないという報道を今もなおよく見ます。確かにいいとは言えないのですが、実際のところどうなのでしょうか。今回はあえて逆張り的な見方をしていきます。 先日日本経済新聞でこんな記事を見ました。 中国不動産、不況の出口見えず ... -
宇治抹茶は誰のもの? ~中国産の宇治抹茶に日本の老舗が困惑~
先日こんなニュースを見ました。 中国産なのに宇治抹茶?商品名も同じ"模倣品"に京都の老舗企業が怒り「大事なお茶を侵されるのは本当に悔しい」 中国の販売元に問うと「消費者をだましている認識ない」(MBSニュース) 動画ニュースはこちら。 中国産な... -
信用喪失リストに組み入れられた外国人に対する出国禁止措置
中国では、借金や給与未払いを理由に、外国人でも出国を止められるケースがあります。様々な事例を紹介していきます。 【借金未返済で出国禁止になった日本人のお話】 とある日本人の話。中国人からお金を借り約定通りに返済しなかった。元利合わせて19万... -
【TNC中国オンラインセミナー】~追い上げてくる中国企業-日系企業が取りうる選択肢とは~
日本企業が長年培ってきた技術力。しかし、近年、中国企業の急速な台頭により、その優位性が揺らぎつつあります。かつて品質面で圧倒的な優位性を誇った日本製品も、今やコスト競争力を武器とする中国企業との戦いの中で新たな局面を迎えています。 「品質... -
中国商業施設TOP300から読み解く巨大モールと地方成長の今
【中国小売市場はまだ拡大中?最新データで見る実態】 ─ 社会消費財小売総額と成長率の推移 「全国300店超の商業施設の2024年売上高」が発表されました。商務部のデータによると、2024年の中国の社会消費財小売総額は48.8兆元に達し、前年比3.5%増加しま... -
サントリーのビール事業の中国撤退の理由とその後の中国での活躍
日本のビールといえばキリン、アサヒ、サッポロ、サントリーが思い浮かびます。この中でサントリービールが中国では見かけなくなりましたが、かつてサントリービールは中国内で大きなシェアを持ち、80年代において、サントリービールは中国ビール市場の30%...