2021-02-22

お年玉の金額比較 日本vs中国

春節休暇もようやく終わり、仕事モードに入ってきました。春節はいわばお正月なのですが、お正月といえばお年玉ということで、日中お年玉比較をしてみました。

まずは日本から。いろんなところがデータを出していますが、その中からいくつか見ていきましょう。

まずはバンダイが発表したものです。

小学生平均で22,502円、中学生平均で32,130円もらってます。

出所:株式会社バンダイ「小中学生のお年玉に関する意識調査結果」(2017年1月発表)より

次にLINEリサーチが発表したものです。

上述のバンダイ調査とほぼ同じく中学生の平均は32,471円となっています。高校生、大学生となるにつれ平均総額は伸びています。

しかしなんと社会人が19,388円?もらうなよ!

次に引越し侍というところが発表している地域別のものがありました。お年玉をもらう側の年代がごちゃ混ぜになっているとは思いますが、都道府県間の比較を知る上でも見ていきましょう。

出所:引越し侍「お年玉に関する調査」(2014年12月発表)より

東京都が意外と少なくて19,460円、そしてなぜかトップは大分県の32,875円。3万円越えは大分、山梨、福井、鹿児島、熊本と続きます。このあたりはお年玉をもらう人の年代が高いのでしょうか。ちょっとこの辺りよくわかりません。

それでは次に中国を見ていきましょう。           

ざっとした状況で言いますと、毎年受け取るお年玉総額は5,000元を超えることはなく、1,000-3,000元の間が最も多くて29.6%。中を取って2,000元と見ると約3万円なので、日本とほぼ同じ水準といえますね。一人っ子政策が長く続き、子供が「小皇帝」と呼ばれるようになったことも、そこそこの金額がもらえている理由にはなっているでしょう。しかし10万元以上もらっているのが0.4%もいるとは。。。

一件当たりのお年玉の最高額は上海の1,009元、1,000元を超えるのは上海のみ、中国を代表する商業都市上海ならではですね。上海に続くのが北京910元、浙江902元、江蘇802元です。経済が発展しているところで高額になるのは当然だと思うのですが、中には例外もあります。例えば広東省ではお年玉一件平均0-50元のレンジが他エリアよりもかなり高く、28.5%に達しており、一件当たり平均は281元にとどまってます。広東省では金額よりも「意頭」(縁起がいい、好運気の予兆のことを指す)を重視するようです。渡すほうとしてはこりゃ春節は広東で過ごすに限るな。

日本のデータはちょっと古く、中国のは最新のものですが、日本のお年玉の相場観がここ最近で大きく変わっているとも思えないので、日中の比較材料とするのはおかしくはないでしょう。これを見て、渡す側、もらう側は正月時期にどこで過ごすべきか参考にできますね!

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