2023-07-17

中国輸出入総額国別推移

先日中国に対してどの国がどれだけ投資しているかという推移をご覧いただきましたが、今回は輸出入総額について見てみましょう。

2022年のデータが出ていないところは0表示で下がっていってしまってますが、そこは気にせず全体のトレンドを見ていきましょう。

全体的に見ると2021年に大きく膨れ上がってます。

突き抜けた存在がアメリカ、第二グループが韓国、日本、台湾、香港という感じでしょうか。韓国のほうが日本よりも多いのですね。

アメリカの動きですが、2019年に一気に減少し、2020年に少し戻し、2021年に激増、2022年はほぼ2021年と変わらずですが、過去最高を更新してます。

韓国も2021年に大きく増やし、2022年はほぼ横ばい。

日本に2021年に大きく増やし、2022年は微減。

台湾が2020年に大きく増やし、2021年にさらに増やし、2022年にやや減少という動きです。

香港は2019年に減少に転じ、2021年に大きく戻し、2022年に大きく減少。

ちなみにロシアは2021年から増加に転じ、2022年には3割近く増加しており、結構目立つ動きと言えます。2022年にここまで増やしている国がほかにないので、かなり目立つ動きと言えるでしょう。

これあくまで輸出入総額なので、輸出と輸入をさらに分解したうえでないと、何がどのようになっているのかがより理解できると思います。さらに細かくどの分野の商品がどれだけ動いているかまで見れるといいのですが、そこまではやめときます。

これを書いた後の報道で見たのがこれ。

米国の輸入、中国15年ぶり首位陥落 貿易構造一変

これは輸出入ではなく輸入に限定しておりますが、15年ぶりの首位陥落ということはやはりインパクトが大きいですね。1〜5月の輸入額は前年から25%減少と減少幅もかなり大きいです。今の情勢だとこのトレンドが続きそうな感じがしますが、果たしてこのトレンドがこのまま続いていきますでしょうか。世界経済トップ2か国間の動きですので、非常に気になるところでありますね。

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