2016-01-25

日中韓小売りデータ比較

日中韓商業規模比較です。こういう比較表を見るときやはり数値に差があるところを見つけるところが面白いですね。

社会消費品小売総額におけるネット販売比率ですが、日本が6.4%に対して中国・韓国とも10%超。日本はもっと高いと思ってましたが、おそらくデータの出所が違うのでしょう。

社会消費品国利総額に占める百貨店の比率ですが、中国はわずか3.4%しかありません。感覚的には中国ではショッピングモールに持って行かれているため、百貨店は斜陽産業化しつつある印象があります。と思いきや、ショッピングモールの社会消費品小売総額に占める比率が中国がわずか6.0%に対して、日本がなんと21.1%。日本ってショッピングモールの比率ってそんなに大きかったでしたっけ?イトンとかヨーカドーもこのカテゴリーに入っているのかも。

社会消費品小売総額に占めるアウトレットの比率が日本が0.5%に対して中国が0.1%。中国のこの数値はもっと増えていくように思います。

社会消費品小売総額に占める旅行消費の比率なるものまで数値が出ています。中国人の爆買いといわれるくらいなのでどうかと思えば日本の1.8%に対して中国が3.8%と大きく上回っていますが、さりげなく韓国が5.9%とダントツです。日本人の旅行消費が小さすぎると考えるほうがいいのかな?

社会消費品小売総額に占める飲食業の比率は日本が一番高い17.7%、中国が11.8%です。中国の物価水準もかなり上がってきてますが、ひたすら安いものもまだたくさん有るため低くなっているのかもしれません。

あと面白いと思ったのはペット消費。日本の759億元に対して中国が420億元。最近とある別途ショップを見る機会があったのですが、結構ちゃんとしてました。余裕のある人も増えてきたので、ペット消費も今後チャンスありですね。

今度は一人当たり消費という視点で見ていきます。なんだかんだいって日本の数値はやはりでかいです。所がよく見ると韓国の数値も結構大きいんですよね。ネット販売、百貨店消費、アウトレット消費、海外消費、ぜいたく品消費、映画消費、これらがこの三国で一番大きいのは意外でしたね。韓国の異常はよく知らんのですが、こういうものなのでしょうか?

こういう比較表ってなかなか面白いですね。

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