北京オリンピックの超新星、新しいCMの女王の誕生！

2月8日、アイリーン・グー（谷愛凌）は北京五輪フリースタイルスキーの女子ビッグエアで金メダルを獲得し、初代女王に輝きました。

アイリーン・グーは、アメリカサンフランシスコ生まれの現在18歳。アメリカ人の父と中国人の母の間に生まれ、北京オリンピック後はスタンフォード大学に入学する予定。アメリカに育ちながら母親から中国語教育を受けたことで中国語も堪能なこともあり、オリンピック前から中国国内で人気だったアイリーン・グーは、オリンピックで金メダルを獲得した事により、人気が爆発中とのこと。CMとして長年起用しているラッキンコーヒー（瑞幸珈琲）の売上も上がってるという話です！

現在のアイリーン・グーの広告起用社数は20社ほどなのですが、ここ1年で3000万ドル以上稼いでいます。これはアメリカのNBAのスーパートッププレイヤーの1年の収入の半分ほどに相当します。

現在アイリーン・グーを起用中の会社を見てみましょう。まずは国内ブランド。

海外ブランドも見ていきましょう。

スーパー国際ブランドばかりです。ラッキンコーヒーの広告に使われていますが、スポーツ選手だと知る前はどこかのモデルとばかり思ってました。

アスリートなのでスポーツブランドも観ていきましょう。

2021年にアイリーン・グーがXGame（いろいろな種類のエクストリームスポーツを集め、夏と冬の年2回開催されるスポーツ競技大会である）に初参加し、3個のメダルを獲得しましたが、ここからアイリーン・グーの広告価値が急騰、広告費は年間100万ドルから年間200万ドルに2倍に跳ね上がりました。そして今回のオリンピックの金メダル。稼ぎ時です！

近頃中国国内ででは芸能人のお金に関係するスキャンダルなどが増えてきており、人気芸能人を起用することへのリスクを考えるようになってきているようです。その点スポーツスターのアイリーン・グーはとても安心、若くて綺麗で健康的。そしてオリンピックの金メダリストという箔までついている、人気が出るのは理解できます。

この広告費を日本のトップアスリートと比較してみましょう。テニスの大坂なおみは2019年 全豪オープン初優勝・世界ランキング1位になりました。2020年、年収およそ3700万ドルで史上最も稼ぐ女性アスリートとなり、そのうち約3400万ドルがスポンサー収入だったようです。そして2021年にはさらに伸ばして約6000万ドルにまで増やしました。このうちスポンサー収入は約5500万ドルとのこと。これもまた凄い。

アイリーン・グーは、オリンピックの金メダル前で約3000万ドルの収入。オリンピック後はアメリカで大学生として勉強するとの事ですが、このような活動も続けるのでしょうか。続けるのであれば今後のアイリーン・グーの広告収入がどこまで上がっていくのかも気になるところですね。