2021-03-23

ついに上海で外国人向けコロナワクチン接種開始

そのうちこの日が来ると思っていましたがついにきました。上海で外国人がコロナワクチンを打つことができるようになります。2021年3月29日から予約受付が開始します。こちらのQRコードを通じての予約になります。

強制ではなくあくまで任意であり、社会保険料を納めていない人が大半だと思いますが、そういう人たちは費用は1回100元、大した費用ではないです。接種場所は市内の衛生服務中心ですが、予約後にSMSが届き、そこに記載された場所で接種することになります。1回目と2回目の接種の間に14日の間隔を置きます。

今のところこれを接種することで移動に伴う隔離が免除される等の措置もうたわれていません。そのため、特に感染者の少ない上海において接種することによるメリットは見えづらいと言えるでしょうが、日本で簡単にワクチンを打てるような状況でもなさそうなことから、純粋に感染防止を目的として接種しようとする人もいるかと思います。情報開示が不足していると言われる中国製ワクチンに不安を持つ人が少なくなく、接種しようと考える人でもしばらく様子見する人が多いでしょう。個人的に思うところとしては、アナフィラキシー症状など副反応に関する情報が摂取している量の割には少なすぎるような印象があります。過去の報道を見たところ、1月の報道で「不良反応の80%は一般不良反応であり、そのうちの十万分の六が異常反応」というのを見つけました。その他だととある市でこれだけ接種したが重大な不良反応報告なしというものばかりでした。不良反応が発生する確率のほうが圧倒的に低いのが普通だとは思いますが、気にはなります。しかし、ワクチンを打つことで移動時の隔離要求がなくなり、日中間の移動に伴う時間ロスがなくなるのであれば、ワクチンを打つという選択をする人が多く出てくることは考えられるでしょう。

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