2021-03-30

20平米の土地が400万元なり!

顧問先から車で移動中に乗っていた車の運転手と雑談。毎日200−250キロくらい運転しているそうですが、これは少ない方らしい。この人は朝7時から夕方5時半くらいまでしか運転しないと決めていて、本当に稼ぐ人は昼間寝て夜運転してるそうです。昼間は渋滞も多いが、夜だとそんなこともなく距離が稼げるからだ総意です。それでもサラリーマン人生をリタイヤして何もないよりはマシとのことで、滴滴の運転手は自動車をリースしている人も多いのですが、せっかく車も持っているしということもあり、自分の車を運転することで1万元くらい稼いでるそうです。

この運転手、上海崇明島の出身だそうで、90年代後半に上海の街中にやってきたとのこと。その時に手に入れた土地がなんと新天地側にあって、ついに立退きすることになったそうな。またえらい華やかな場所に土地を持っているなあ。面積は小さくて20平米ほど。土地という言い方だったので、雑貨屋くらいの面積の土地のことを言っているのでしょうか。そして、そこの立ち退機でもらえる金額はなんと400万元!まだ金額が決まったわけではないが、このくらいの金額になるのは間違いないそうです。400万元かあ。今後の人生悠々自適と思うのですが、400万元もらったって今の不動産が高騰した上海では家を買うことができないとぼやくのです。賃貸にすればいいのではと言っても、なんかしっくりこない様子。この人は現在57歳、あと30年生きるとして年間13万元を30年間使い続けられるのだが、不動産はやはり持ちたいようです。今の日本だと不動産を持つのと賃貸と話してどちらの方がいいか、などというのが経済雑誌のテーマになったりしていますが、中国だとどうなんでしょうね。不動産を購入することができないから仕方なく賃貸という人も現実的にはいるでしょうが、中華圏の香港や台湾なんかも不動産を持ちたがる傾向があるように思うので、できることなら購入したい、これは今後も変わらないような気がします。

関連記事